トップページに戻る過去の観戦記に戻る観戦リストに戻る09年 秋場所10日目

大相撲観戦ダイジェスト

関取の場所入りを待つ人たち  今回は一味違う観戦ということで、酒席で「一度相撲を観戦してみるか」と盛り上がった友人3人が同行。東京へ行く口実?かもしれないが、何はともあれ観戦の醍醐味を味わってもらうという当HPの趣旨どおりとなった(笑)
そんなわけで昼過ぎに国技館入りする。

 国技館入口では関取の場所入りを一目見ようという人たちが待ち構えていた。そんななか、まったくの偶然であるが関脇稀勢の里が場所入りしてきたのに遭遇した。稀勢の里は結びで朝青龍戦が待っており、ひとつ応援してみるかという気にもなってくる。

 すでに土俵上では幕下の終わりのほうの取り組みが行われており、席に着くと間もなく十両の土俵入りとなった。この日も祝日とあってか、比較的お客さんの入りは早いかなという感じ。十両注目の隠岐の海を声援したが、この日はベテラン豊桜に完敗であった。

 十両取り組みでは居眠りをしていた友人たちも、テレビでおなじみの山本山が登場すると土俵に注目。さらには幕内で高見盛が出てくると大注目。いつものパフォーマンスと場内の盛り上がりを体感してもらったが、肝心の相撲は時天空に圧倒されあっけなく土俵を割った。

さっそうと塩をまく千代大海だったが

結びの触れをする式守伊之助

 不本意な成績もあって、横綱戦の割を崩された千代大海であったが、この日玉乃島相手にもまったくいいところなく敗れ、負け越しが決まった。よもや引退かと思ったのだが、休場し九州場所に進退をかけることになる。一方の魁皇は琴欧洲を小手に振って勝利を掴み取った。

 庄之助体調不良で伊之助が結びの触れをするなか、朝青龍−稀勢の里の対戦。白鵬が鶴竜に辛勝したあとだけに番狂わせに期待したが、五分だったのはにらみ合いだけ。集中力に勝る朝青龍が圧倒した。横綱は強かった。友人たちも満足した観戦になったようである。