トップページに戻る過去の観戦記に戻る観戦リストに戻る08年九州場所千秋楽

大相撲観戦ダイジェスト

長野県茅野市出身の木村亮輔  最初から余談であるが、今回のホームページを作るきっかけとなったのが、九州場所の観戦である。東京、名古屋、大阪まではともかく、自分でもまさか福岡までわざわざ飛行機に乗って相撲を見に行くとは、とんだ道楽者だなと思ったからだ。

 九州場所最大の楽しみは、ご当所の大関魁皇にどんな声援がおくられるかだったが、途中休場という残念な結果となった。ただ、賜杯の行方が千秋楽まで来たというのは、千秋楽観戦3度目の正直。横綱白鵬と関脇安馬が同じ成績なので、勝って決定戦を見たい。

 幕下以下の取り組みは淡々と見る。相撲観戦の別な楽しみとして、行司や呼び出しに注目してみるというのがある。上の写真の行司・木村亮輔は長野県茅野市出身で、私と同郷となる。もう少しで幕下格というところまできており、十両格目指して頑張ってほしい。

 十両も優勝争いが千秋楽に持ち込まれたが、並んでいたうち翔天狼が勝ち、岩木山が負けたため、新十両の翔天狼が優勝を果たす。また、幕内2番目の取り組みには山本山が登場。9勝目を上げて、どうやら来場所の新入幕を濃厚としたようだ。

東方三役そろい踏み
大活躍で技能賞受賞した安馬  三役そろい踏み後も注目は白鵬と安馬。安馬が把瑠都を力強く破り、白鵬も琴光喜を退け、ついに念願の優勝決定戦観戦! この相撲は今年最後を締めくくるような大熱戦となり、場内は異常興奮に。結局横綱白鵬がねじ伏せるような上手投げで3連覇。

 今回は表彰式をゆっくりと見ることができた。力士以上に人気を集めたのは東国原宮崎県知事であった。安馬は堂々の成績で技能賞を獲得。場所後には大関に昇進し、四股名を日馬富士(はるまふじ)と改めた。終わりよければすべてよしの九州場所であった。