トップページに戻る過去の観戦記に戻る観戦リストに戻る08年秋場所10日目

大相撲観戦ダイジェスト

伊勢ノ海親方との握手会  秋場所二日連続観戦とは・・・・。大相撲観戦が私の新しい道楽になってしまったんだな、と苦笑もする。観戦2日目となる10日目は午前中に江戸城散策をしたあとで国技館に向かう。すでに三段目の取り組みが始まっているところであった。

 日本相撲協会も場所中にさまざまな企画を用意しているが、親方握手会もそのひとつ。往年の名力士たちのサイン色紙付きで、いつも多くの人たちが並んでいる。この日は元藤ノ川の伊勢の海親方。現役当時より、理事として活躍する姿がすっかりおなじみである。

 この日もまた十両で注目されたのが山本山。ベテラン海鵬との一番は、日大の先輩後輩、巨漢対小兵という対決でいきなり盛り上がった。相撲はふところにうまく入った海鵬が切り返しで山本山を倒し、十両最初の一番とは思えない大歓声を浴びた。

 昨日安馬に惨敗した朝青龍が予想通りこの日から休場ということになった。二日連続観戦でなく、10日目だけの観戦だったら「せっかく来たのに・・・」となるところだった。ちなみに昨日山本山に負けた市原も休場。彼の不戦敗を見るのも2度目となった。

人気急上昇の山本山
力相撲となった把瑠都−稀勢の里  若手同士のいい割りが組まれた日で、琴奨菊−豊ノ島というライバル対決のほか、把瑠都−稀勢の里という一番もあった。両者ががっぷりと力相撲を展開したが、体力に勝る把瑠都が勝利。このあと連勝し、見事新小結の座を守ったのである。

 一人横綱となった白鵬は昨日の殊勲者安馬の挑戦を受けた。結びが不戦勝だったため、式守伊之助が結びの触れをするという珍しい光景にも遭遇。相撲のほうは食い下がる安馬を白鵬が力強くさばいて退けた。この場所は白鵬が14勝1敗で優勝した。