トップページに戻る過去の観戦記に戻る観戦リストに戻る08年夏場所千秋楽

大相撲観戦ダイジェスト

館内放送も行司さんの仕事  観戦手配もすっかり手馴れたものになり、今回は初めて千秋楽の席をゲットすることになった。もちろん期待は3場所連続の横綱決戦であったのだが、残念ながら終盤になって横綱が両方とも崩れ、抜け出したのは初優勝にひた走った大関琴欧洲であった。

 千秋楽とはいえ、下の力士の取り組みはいつもどおり土俵近くで観戦させてもらう。今回は場内アナウンスをする行司さんにも注目。左の写真は幕下格の木村吉二郎。序二段力士の大魔王の割りに今場所も遭遇したが、敗れてしまった。

 今回は席が向こう正面ということで、いつもテレビで見慣れている角度とは正反対となった。そのためか、取り組み表と土俵上の力士の名前を勘違いしたりと、やや面食らった。千秋楽恒例の協会ご挨拶も背中ごしに見るという初めての経験をした。

 私の席の後方に雅山後援会の方々がいて、雅山登場で大声援をおくっていた。相手が稀勢の里だったので天邪鬼の私は稀勢の里を応援し、見事勝利をおさめた。それを見た隣の年配のご夫婦が「よかったですね」と声をかけてくれ、以後打ち解けながら観戦する。

遺恨?を残した横綱戦
琴欧洲の優勝パレード  たとえ消化試合であっても、横綱同士の決戦には注目していたのであるが、勝負はあっけなく朝青龍が勝利。そのうえ、ダメ押しした、しないで両者が土俵上でにらみ合うというおそまつな結果となり、思わず「みっともないことはやめろ」と言いたくなった。

 最後の主役はやはり琴欧洲。14勝1敗の見事な優勝であった。千秋楽の一連のセレモニーを終え、神送りの儀式までしっかり見てから国技館を後にしようとしたら、ちょうど満面笑みの琴欧洲のパレード出発に遭遇。来場所は綱とりにチャレンジということになる。