トップページに戻る過去の観戦記に戻る観戦リストに戻る07年名古屋場所8日目

大相撲観戦ダイジェスト

出番を待つ春日野親方ら  初場所から半年後、真夏に行われる名古屋場所を初観戦。台風直撃という予報に心配したが、何とか会場の愛知県体育館にたどり着く。今回も序の口最初の一番から観戦を始める。国技館とはまた違ったローカルな雰囲気が漂っている。

 名古屋場所では6場所唯一、一人用升席というのを用意している。上のほうの隅の席ではあるが、座布団に座って観戦する醍醐味は格別で、会場の一体感が伝わってくる感じである。国技館を含め他の場所でも一人用区画の升席を作ってほしいものだ。

 序二段、三段目はお相撲さんの数も多く、多少時間をもてあまし気味になる。そんなときには館内をいろいろ観察してみると面白い。勝負審判交代前には、次に控える審判の親方を間近で見られる。一度貴乃花親方と目が合って、つい挨拶しそうになった(笑)

 初場所で注目した芝田山部屋の大魔王の割りが今回も組まれた。ただこの日も残念ながら黒星。一方、一ノ矢であるが、この場所中に葬儀があって帰郷中。姿を拝見できず。十両取り組み後、今場所新横綱で登場の白鵬の不知火型土俵入りを見せてもらう。

新横綱白鵬の土俵入り
大関とりをかける琴光喜  この場所最大の見所は琴光喜の大関とりであった。大器と言われながらようやく地元での挑戦の機会が巡ってきた。大声援におくられながら快進撃を続け、この日は大関魁皇を一蹴した。琴光喜が見事大関昇進を果たしたのは言うまでもない。

 横綱はまず朝青龍が人気の高見盛と対戦。いつも以上に気合の入った高見盛だったが、横綱に吊り落としでたたきつけられ、いつも以上にがっかりした姿を見せていた。新横綱白鵬は豊ノ島の挑戦を受け、善戦を許したもののうまくさばいて安泰。