酒仙もどきの面白秘話 「非常識なテレビ業界」
まず断っておきますが、この話の舞台になった上野の立ち飲み店「カドクラ」について批判をする内容の話ではありません。カドクラは安いし、お客さんも楽しそうに飲んでいるので、いい店に違いありません。ただ、私が来店したタイミングがあまりに悪かったということ、さらには鉄板ものの注文に時間がかかり、ちょっと気分がクサクサしていたこともあった、というのが話の背景にあることをご承知おきください(苦笑)
時は、9月のシルバーウイークの中日。上野アメ横で昼酒としゃれこんだ私は、界隈にあるカドクラで一杯飲み始めました。さて、次の店に行こうか外に出ようとしたその時、タレントらしき3人とテレビカメラ、スタッフがドカドカと店内に入ってきたのです。店内のお客さんからは「あれ、○○だ」「やっぱりイケメンよね」などの声が飛び交うが、テレビを見ない私には誰だかさっぱりわからない・・・
興味もないので外に出ようとしたが、狭い入口に野次馬かファンだか分からない連中がカメラを構えて押し寄せ、ごった返している様子。たまらず「出してくださ〜い」と大声で連中を振り分け、やっとの思いで脱出しました。連中には悪意はありません。一番の問題は連休の混雑ピークにロケを行うテレビ業界にあります。店にとってもロケの時間にはお客さんの応対が満足にできなくなるし、その結果入れないお客さんも出てきます。テレビ業界には自分たちさえ都合よければ、一般大衆の迷惑を考える発想がないのでしょうか。ますますテレビを見る気がしなくなりました(苦笑) |