酒仙もどきの面白秘話 「詰め込み過ぎも考えよう・・・」 大阪市某所
大阪には数多くの大衆酒場があり、立ち飲みでやっている店も珍しくありません。時折、お客さんでびっしりという店を見かけることがありますが、それでも何とかスペースを空けて、一人でもお客さんを裁こうとしています。ただ、それも度を過ぎると、店員が対応しきれなくなり、その結果お客さんが不満を募らせることになってしまいます。
実は運悪く、そのケースに遭遇してしまったのです。天王寺の古いアーケード内にあるその立ち飲み屋は、メディアの露出も多く、界隈では結構有名な店のようで、早速出かけてみました。ところが外から見てお客でびっしり埋まっていたので、だれかお客が出ていくまで待っていようと思っていたのです。ところが、店のおばちゃんがムリヤリお客を押し込んで席を空けてくれたのです。そこまではよかったのですが・・・
あまりのお客の多さにおばちゃんはじめ、店員がうまくさばくことができず、注文の品はちっとも来ない(酒すらも!)、あるいは注文すら忘れられるという事態が頻々。私も注文を忘れられかけられ、あんまり美味くない酒を飲むことに。メニューの多さもウリなのだが、とても追加注文する気が起きず、ひとしきり飲んで勘定をしたら、お釣りをちっともよこさない始末。ついに「二度と来んで!」と捨て台詞を履いてしまいました。
本当はいい店なのかもしれない(ほとんどのお客は楽しそうに飲んでいたので)・・・が、薄利多売もほどほどにしいや、と言いたくなったできごとであります。(店名は伏せました) |