愛知県知多半島にある日間賀島は、三河湾に浮かぶのんびりとしたアイランドです。四方が海に囲まれているので、当然のことながら海の幸は豊富。季節によって食べられるものは違いますが、とりわけ有名なのがフグとタコで、島のシンボルマークとして採用されているほどブランドとして売り出しているようです。

　その日間賀島で、タコの料理をいただきました。それが写真のような豪快な料理。いやこれは料理と言えるものなのだろうか？と苦笑いをしてしまうほど、そのまんまの姿なのです。店の方に聞いても「これは『ゆでたこ』ですよ」と。それなら聞かなくても分かりそうなものなのですが、とにかくこの一品にはびっくりしました。

　食べ方といえば、横に専用のはさみが付いているように、足をはさみでちょん切って食べるというこれまた豪快そのもの。味の方はほんのりと塩味がついており、ざっかけなようで実は繊細な味わいといった感じ。たこの弾力がかなり強く、はさみで切るのもなかなかにたいへんではありましたが、歯ごたえ満点のゆでたこはまさしく日間賀島の海の恵みといえますよね。