3月25日(日) 4LC環境フォーラム
                                 
外来種の問題や、諏訪湖内および流入河川における水質浄化および生態系保全における取組を考えていきたいと提案し、4LCや他団体とが連携、協働し、取り組みを進めていくことが出来る体制の構築を目指したいと今回のフォーラムを企画。  1R1Zライオンズクラブ(ホスト:諏訪湖LC)と県は3月25日(日)、諏訪市文化センターで開催した4LC環境フォーラムにおいて、生態系保全やまちづくりなどの観点から、諏訪湖の20年後の目指す姿を示した「諏訪湖創生ビジョン」に取り組む宣言をいたしました。会場に集まった小学生から大人まで約250人が「地域一体となって『人と生き物が共存し、誰もが訪れたくなる諏訪湖』の実現を目指す」と声をそろえました。
環境フォーラムでは、魚がすみやすい諏訪湖を学習してきた諏訪市高島小学校3年1組の児童が校内の池で行った実験や観測、諏訪湖漁業協同組合などからの聞き取りを踏まえてまとめた提言を発表。「諏訪湖のヘドロを取り除いて深くしてみては」「(水草の)ヒシは多すぎると良くない。取り除いて日光が底に届くようにしたらどうか」などと訴えた。高校生グループが主体となったスポーツの要素を取り入れたごみ拾いイベントの報告もありました。
諏訪湖創生ビジョンについては、諏訪湖LC名誉会員もある中島恵理副知事が講演。構成や今後5年間で取り組む事業、推進体制などを紹介しました。「きょうをビジョンの実現に向けた出発点としたい」とりました。 中島副知事、金子ゆかり諏訪市長、佐久秀幸諏訪観光協会長がパネリストを務めたパネルディスカッションでは、同副知事は「ビジョンの策定に向け、行政の縦割りを廃し、横串を通しました。行政の枠を超え、さらに民間団体や住民といかに連携して事業を進められるかが実現のポイント」と述べ、佐久会長は「諏訪湖の持つ神秘性は多くの観光客を引き付ける。その大前提としてきれいでなければならない」と指摘。金子市長は「諏訪湖再生の物語はまだまだ続く。素晴らしいエンディングを書き込みたい」と意気込みました。
最後に児童、高校生、県や市、4LCや民間団体の代表者がステージに立ち、会場と声を合わせてビジョンに取り組む決意を表明。「諏訪湖はかけがえのない宝」であると確認し、「一人ひとりが関心を持ち、できることに取り組み、連携を強化していく」などとする宣言文を読み上げました。