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念願だったスペインに行って来た。目的は建築物を見ることとスペイン語の修行。チケットを探す時、たまたまミラノ経由の便があったので、せっかくだからイタリアにも滞在することにした。
イタリアに4泊、そしてスペインに4泊の一人旅。その旅の様子を、ここで紹介します。
2月19日(日)日本出発
14:00 アリタリア航空(AZ)715便にて関西空港出発。
飛行時間12時間50分。久しぶりの国際線で一睡も出来ず、機内は結構混んでいて疲れた〜。
18:50 ミラノ マルペンサ空港に到着。
19:50 空港からミラノ市内へバスで向かう。
外は雨。やはり外は寒く、ジャンバーを羽織る。
バスの乗客は僕以外全員現地の人のうようだ。夜、海外で初めての土地に着くと、何かと不安で緊張する。バスの乗客が、皆悪い人に見えたりするものだ。(そんなことないのにね)
バスの中から初めて見たミラノの町の印象は、あまり良いものではない。外は暗く雨も降っていたせいもあるが、落書きだらけのゴミの多い町だった。
20:50 ミラノセントラル駅に到着。
駅の周辺も汚い。ゴミや落書きがあちこちにあった。
日本から予約しておいたホテルに行くため、タクシー乗り場へ。タクシー乗り場には行列が出来ていた。小雨と強い風の中、その列に加わる。タクシーは次々とやって来て、10分ほど並んで乗ることが出来た。
運転手にホテルの名前を言うと、運転手は頷いて車は走り出した。
20分ほどでホテルに到着。ホテルには着いたが、ここからが一仕事だ。ホテルは日本からインターネットで予約したが、後日何故かキャンセルされましたとメールが来た。電話で確認すると、こちらに来てもし空いてなければ他のホテルを紹介するということらしい。案の定そのホテルは満室で、他のホテルを紹介してもらい移動した。フロントのお姉さんがバスでの行き方を説明してくれたが、外は雨だしもう10時近い。やはりタクシーで行くことにした。
やっと次のホテルに到着。チェックインしてから、近くでまだ開いていた中華料理屋で、まずい焼きそばを食べた。
ホテルと言っても、今回は50ユーロ以下でと思っていたので、そんなに良いところには泊まれない。☆か☆☆、良くても☆☆☆が限度だ。
今はユーロが高く、その上特にミラノは物価が高かった。この日泊まったホテルも、トイレシャワー共同の、なんてことのない部屋だったが、ツインしか空いてなくて90ユーロと言われたのを値切って、それでも70ユーロもした。まあ初日なので仕方ない。
部屋のテレビをつけると、オリンピックの中継をやっていた。そう言えば、トリノオリンピックの真っ最中だった。
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2月20日(月)ミラノ→ヴェネチア(前編)
時差ぼけか、夜中2時頃目が覚めてからはなかなか眠れなかった。
バスや路面電車の走る音が聞こえてきたので、まだ6時前だったが外に出てみた。薄暗い通りにはまだ人影はほとんどなく、今日も小雨模様で路面は濡れていた。
昨晩は夜着いたので、ホテルがどんな場所にあるのか全然わからない。
バス停や路面電車の乗り場を探して、ホテルの前の道を歩いてみたが、まだ時間が早過ぎたようだ。雨が強くなってきたので、一旦部屋に引き上げた。
1時間ほどして再び通りに出てみた。今度は、通りを歩く人の数が増えていた。バスや路面電車も、ひっきりなしに走っている。ホテルの前の道路には路面電車が通っていた。
腹が減っていたので、何か食べたかったが、何しろ勝手がわからない。ホテルの近くには「BAR」が何件もあって、沢山の人で賑わっている。イタリアのBARでは、朝、パンとコーヒーの軽い食事が出来るのだ。
何件か回って中の様子をのぞいてみて、一番入りやすそうな店に入った。他の客がやっているのをさりげなく観察しながら同じように、カウンターのお姉さんに「カフェ」と頼んで、ショーケースの中からクロワッサンを取り出してレジでお金を払った。後から知ったことだが、カウンターで立って食べるのと、席に座って食べるのとでは値段が違う。この時はカウンターで食べた。
イタリアでコーヒーと言うと、エスプレッソが出てくる。小さいカップに濃いコーヒーが入っているあれだ。クロワッサンは中にジャムが入っていて、これがエスプレッソによくあって美味かった。
イタリアのBARの様子が少しわかったので、もう1軒チャレンジしてみた。今度は客が沢山入っている、地元の人気店という雰囲気の、ちょっとお洒落な店だ。
そこはレジが先のようで、レジで注文するとカウンターに向かって注文を伝えてくれる。カフェオレが飲みたかったので「カフェラテ」とか「カフェ コン レチェ」とか言ったらどうにか通じたようだ。パンは少し離れたガラスのケースに入っていたので「クロワッサン」と言ったが、自分でとれというようなしぐさをされた。お金を払って今度はテーブル席に座って食べた。
この店は客が多いだけあって、カフェラテも美味しかった。クロワッサンには、やはり中にジャムが入っていて、これもとても美味しかった。
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今日の予定は、まだ何も決まっていない。ホテルも決まっていないので、出来ればホテルのありそうなところをうろうろしたい。とりあえず、ミラノの中心地に向かうことにした。
ホテルのフロントで、ミラノ中心地への行き方を聞いてみた。フロントの兄ちゃんは、少しスペイン語が出来るようだ。
イタリア語とスペイン語は、似ているとはいっても全く違う言語だ。少しは通じるようだが、人によっては全く解らないという顔をされた。それでも数字やちょっとした単語など似たような言葉も多く、その点は都合が良かった。
とにかくイタリア語が出来ないので、相手が分かっていてもいなくても、スペイン語で通すしかない。
フロントの兄ちゃん曰く「ドゥオモへは、ホテルの前から路面電車に乗れば行ける。ずっと真っ直ぐ行けばドゥオモだ。」
ドゥオモと言うのは日本語でドームと言う意味で、イタリアでは町の中心にドゥオモがあるようだ。このホテルは、街の中心から真っ直ぐ来た所にあったのだ。
荷物をまとめて「グラッツェ、チャオ」と言ってホテルを出た。
路面電車に乗れば良いのは分かったが、乗り方がよく分からない。ガイドブックには、チケットを買って乗ると書いてあったが、肝心のチケットがどこで売っているのかさっぱり分からない。えーい、とにかく乗ってみよう。沢山の人が待っていたので、一緒に並んだが、5分ほどで路面電車がやって来て、無事乗ることが出来た。
車内では、チケットの販売はしていない。周りの人が自由に乗り降りしているのは、きっと回数券などを持っているのだろうな。ちょうど通勤時間と重なり、車内はとても混雑していた。それでも路面電車は、とても快適だった。
停留所に止まる度に、沢山の人が降り、また乗って来る。数回それを繰り返しているうちに、古くて大きく立派な建物が見えて来た。どうもそこら辺が、ミラノの中心地らしい。日本のバスのように、アナウンスなどはない。沢山の人がいっぺんに降りた停留所で、思わず一緒に降りてしまった。結局料金は払わなかった。(ごめんなさい)
それから2時間、荷物を転がしながら、ミラノの町を歩き回った。ドゥオモにたどり着いたのが1時間後。ミラノのドゥオモは、とても立派なドーム型のアーケードだった。
その後もとにかく歩いたが、ミラノは歩いて回るのには広すぎるようだ。歩き疲れ、足が痛くなってしまった。
休憩のためBARに入った。改めてガイドブックを開く。持って行ったガイドブックは、情報が古くていけない。何しろ、ユーロになる前の時代のものなのだ。それでも今頼りになるのは、このガイドブックしかない。
ガイドブックを見ているうちに、ミラノから電車で各地に行けることを思い出した。そうだ、中央駅に行ってみよう。それから行き先を決めよう。今午前10時だから、午後4時くらいまでに目的地に着けば問題ない。そうと決まれば、ミラノに未練はない。タクシーで中央駅に向かった。
中央駅は、昨日空港からのバスが着いたところだ。もっと近いと思っていたが、結構遠かった。歩いて来なくて良かった。
タクシーの中で、行き先はほぼ決まっていた。ヴェネチアに行こう。
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ミラノ→ヴェネチア(後編)
ミラノ中央駅には、昨日夜に着いたので見覚えがあった。昨夜とは打って変わって、人が多く活気がある。駅の中には、売店などが並んでいて、とても賑わっていた。
階段を上り掲示板の時刻表を確認する。ヴェネチア行きの電車は、30分から1時間毎に出ているようだった。掲示板には到着時間も掲載されていて、ヴェネチアまで3時間くらいで着くようだ。ちょうど5分後に出る便があったが、これには間に合いそうもない。更に30分後には次の便があったのでそっちに乗ることにする。出発の時間は11:55だ。とにかくチケットを買わなければならない。
チケットを買うには、自動の券売機もあって、多くの人が使っていたのでチャレンジしたが、どうにもわかりずらく断念した。日本語の案内がない上に、設定が細かすぎてとても手に負えない。
僕のように自動券売機でチケットを買えない人は多いようで、チケットの販売窓口には行列が出来ていた。窓口は3箇所あり、それぞれ4つから5つのブースがあったが、開いているのは1つか2つで、どこにも沢山の人が並んでいた。ちょうど職員が昼飯の時間なのだろうか。日本でJRがこんなことしていたら、文句を言うおっさんやおばさんが必ずいるはずだが、イタリア人たちはおとなしく、それでもイライラしながら並んでいる。
その上、職員の態度は実に横柄だった。3人くらい前に日本人がいたが、彼は職員に「何時出発の電車か?」とイタリア語で何度も質問されて困っていた。その職員も、絶対にイタリア語しか話さないぞ、という態度だった。
10分ほど並んで、ようやく僕の番が来た。必要なことをスペイン語で言うと、彼はチケットを出して小声で値段を言った。聞き直すのも面倒だったので、20ユーロの札を出すと、15ユーロのお釣りが来た。
電車が出るまでに、もう10分ほどしか時間がない。腹が減っていたので、売店でサンドイッチとビールと水を買った。
イタリアの駅には、日本のような改札がない。チケットを持っていなくても、誰でも電車に乗ることが出来るのだ。ただガイドブックによると、チケットに刻印を押して乗らないと、罰金を取られるそうだ。ホームの柱には、あちこちに黄色い機械が付いていて、そこに乗客が自分でチケットを通して、日付を刻印してから乗るのがイタリア流電車の乗り方のようだ。
その仕組みはよくわからなかったが、とにかく刻印をしてから電車に乗り込んだ。
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プラットホームは、日本に比べて随分低くなっている。線路とホームの差が40センチくらいで、自由に乗り降りが出来る高さだ。電車の入り口は階段になっていて、2、3段上って乗り込むようになっていた。ヨーロッパの昔の戦争映画の、電車の出てくるシーンを思い出した。
乗ったのは「インターシティー」(IC)という快速電車で、車内は広く椅子も大きくて快適だ。車内は空いていて、気楽に座ることが出来た。早速、買ってきたサンドイッチとビールで昼食だ。
ミラノからヴェネチアまでの約3時間、全く飽きることはなかった。それは外の風景が素晴らしかったからだ。相変わらず落書きはあちこちにあったし、ゴミもそこらじゅうに転がっていて見苦しい。でも景色は綺麗だった。
ヨーロッパでは、日本のように川をコンクリートで固めるような愚かなことはしない。川は川として、大地を自然に流れている。地形が違うので仕方ない面もあるが、それにしても日本では、必要のない公共事業が多すぎる。川や山を、そんなにコンクリートで固めて嬉しいのだろうか?
途中一度だけ、車掌が乗車券を確認しに来た。恐る恐る差し出すと銀色のはさみのような道具(名前がわからない)でチケットに穴を開けて返してくれた。どうやら電車の乗り方には問題なかったようでほっとする。
景色とともに目を奪われたのが、イタリアの住宅の素朴さだ。ほとんどの家が瓦屋根で、統一感がある。壁も、レンガやレンガ風のブロックで作ってあり、その上に石灰や土を塗っている家が多い。とても風景になじんでいて、見ていて飽きなかった。日本でも、こんな家を作りたいなー、などと考えているうちに、電車はヴェネチアに到着。現実に引き戻された。
ヴェネチアは、運河と細い路地が町の中に張り巡らされていて、移動は徒歩か船を使うしかない、とガイドブックに書いてあった。駅を出るとすぐ目の前に大きな運河があり、その上を沢山の船が行き来している。看板などは無いが、そこがヴェネチアであることはすぐにわかるほどだった。
先ずしなければならないのはホテル探しだ。3時を過ぎたばかりだし、ホテルに荷物を置いてから街に出よう。駅を出て少し左に進むと、運河を渡る大きなアーチ状の橋がある。運河を渡った向こう側が、ヴェネチアの町のようだ。橋は階段になっていて、沢山の観光客で賑わっていた。
橋の手前から更に左に進むと、運河沿いに大きな通りが延びていて、そこは人々でとても賑わっていた。両側には土産物屋やBARなど様々な店が並び、ホテルやレストランもあちこちにあった。荷物があるので、ホテルは出来るだけ駅の近くが良い。ただその通りに
面したホテルはいかにも高そうなホテルばかりで、値段を聞く気にもならない。しばらく歩いて行くと小さな路地があった。ふと見るとホテルの看板。一つ星が着いていた。値段を聞いてみようと思いフロントへ。ワイシャツとネクタイでびしっと決めたお洒落なおじいさんが、親切に対応してくれた。値段は69ユーロ。部屋を見せてもらったが、まあまあだ。ガイドブックによると、ヴェネチアは有名な観光地で、物価が高いそうだ。50ユーロ以下が理想だが、駅にも近いしまあ良いだろう。それよりも早く街を見て回りたい。部屋に荷物を置いて、早速街に繰り出した。
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2月21日(火)ヴェネチア→ボローニャ(前編)
イタリアに来てから朝早くに目が覚めてしまい、それからなかなか眠ることが出来ない。この日も朝4時ごろ目が覚めた。眠れそうもないので、ガイドブックを見ながら今日の予定を考えた。
ミラノに戻るのは、イタリアを発つ23日の当日で良いだろう。23日の飛行機は、午後3時
過ぎの便なので、中央駅に12時頃までに着いていれば間に合うはずだ。と言うことは、仮にその日にローマにいても間に合う計算だ。折角ここまで来たのだから、ローマまで行ってみようか。
地図を見ると、ヴェネチアからローマの間でおもしろそうな町は、ボローニャ、フィレンツェ、かな。今日は先ずボローニャに行って、それから先のことを決めよう。ボローニャがおもしろそうなら1泊しても良いし、あまり見るものがなければ、そのままフィレンツェに向かえば良い。
そうと決まればじっとしていられない。まだ朝6時を回ったばかりで少し早いが、朝の街に繰り出した。
まだ店は開いていないが、露天の魚屋や果物屋が商品を並べたり開店の準備をしている。当然ヴェネチアに住んでいる人達がいるので、子供達が学校に通う姿や、通勤する人達の姿があって、なかなか活気がある。朝の忙しい風景をしばらく眺めてから、ホテルに戻り荷物の準備をした。
7時半頃ホテルを出た。途中BARでコーヒーとクロワッサンの朝食を済ませ、駅に向かった。
駅に着いて時刻表を見ると、ボローニャ行きの列車は5分ほど前に出たばかり。次の電車は、2時間後の10:10だ。もっと沢山便があるかと思ったが、失敗した。ちゃんと時間を確認しておけば良かったが、まあ仕方がない。今日はボローニャに泊まればいいだけの話だ。
折角2時間もあるのだから、もう一度ヴェネチアの街を歩くことにする。駅で荷物を預けて、船着場へ向かった。昨日行っていない方向へ、船で行ってみよう。チケットを買って船に乗り込んだ。
船の上はさすがに寒く、街全体が朝もやで霞んでいる。30分ほど行くと大きな市場が見えた。その先には、形のおもしろい橋が架かっている。次の船着場で船を降りて、その橋と市場を目指して歩いた。この辺りも観光スポットのようで、沢山の観光客がいた。
ヴェネチアといっても広い。昨日散々歩いて回ったのは、ごく一部だったのだ。大体ヴェネチアに来て、こんなに慌しく他の街に行くという人もあまりいないのかもしれない。
2、3日ゆっくり滞在すれば良いのだが、どうも観光地というのが苦手だし、とにかく時間がない。今回はヴェネチアの街の雰囲気が味わえたので、それで満足だ。船で来た道を、駅の方向へ歩いて引き返した。
それにしても、ヴェネチアでもよく歩いた。昨日から足が痛くてしょうがない。電車の中でゆっくり足を伸ばしながら、ボローニャはどんな町だろう、などと考えていた。
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ヴェネチア→ボローニャ(後編)
ヴェネチアからボローニャは、電車で2時間ほどの距離だ。車窓から見える景色は、昨日同様素朴で素晴らしい。景色に見とれているうちに、あっという間にボローニャに到着してしまった。
ボローニャに行こうと思ったのは、ガイドブックの「ボロネーゼ発祥のグルメの町」と言う記事に引かれたからだ。どんな美味しい料理が食べられるだろうか。期待に胸が膨らむ。
先ずはホテル探しだが、足が痛いのでもうあまり歩きたくはない。なるべく駅の近くで見つけたかったが、駅の周辺は交通量が多く、騒音が凄そうだったので、仕方なく中心地に向けて歩き出す。
ボローニャの町は、中心地に向かう道に沿って、アーチ状の歩道が両側にあるのが特徴だ。雨の日には、歩きやすく都合が良い。そもそも馬に乗っていても通れるように、アーチがその高さに高く設計されているらしい。
この日も空は雨模様。イタリアに着いてから、ずっと雨の日が続いている。
ホテルでテレビの天気予報を見ると、この時期ヨーロッパは、上空を雨雲が渦巻きのように左回りにぐるぐる回っているのが分かる。地中海で発生した雲が、ちょうどイタリアにぶつかって雨を降らしている様子は、気象予報士でなくても、映像を見ればよく分かる。ちょうど今、その雲の下にいるのだ。まあシーズンオフなので仕方ない。その代わりどこに行っても空いているのだ。
今回は2軒目でホテルを決めた。値段はやはり50ユーと以下とはいかない。観光地のホテルはどこも高いんだなー。
ホテル探しに手間取っているうちに、2時を回ってしまった。早くしないと昼休みで、レストランが閉まってしまう。しばらく歩き回り、めぼしい店に何軒か入ったが、ことごとく「もう終わりだ」と、断られた。仕方なく、まだやっていたファミレス風のビュッフェの店に入る。味はごく普通。グルメの町のはずが、、、。
食事の後、ホテルに戻ってベットに倒れこんだ。もう足が痛くてどうしようもない。今回は靴が失敗だったな。普段履かない革のカジュアルシューズを履いて来たのだが、これが誤算だった。良い靴なんだけど、底がフラットで歩きずらい。運動靴にしておけば良かった。
少し仮眠して、目が覚めると外は真っ暗。8時を回っていた。このまま寝てしまおうかとも思ったが、折角来たのだ。痛い足を引きずりながら夜の街に出た。
それほどお腹は空いていなかったが、グルメの町、という文字が頭から離れない。おいしいものを食べなければ、という責任感のようなものを感じつつ、店を探した。
日本でもそうだが、一人で入るレストランを探すのはちょっと難しい。高級な店にはなかなか入れないし、かと言ってファストフードでは味気ない。2、3件回って、一軒のレストランに入った。
隣の席では、10人くらいの家族と思しき集団がパーティーをしている。娘さんの誕生日か何かのようだ。奥のTVでは、サッカーの試合をやっていた。それを観ながら、一人でボーっと食事した。
ピッツアはヴェネチアで食べたのでパスタを頼む。ボローニャに来たのだからボロネーゼにすれば良かったが、頼んだのは何故かカルボナーラ。イタリアに行ったら、本場のカルボナーラを食べてみようと思っていたんだ。味は、、、うーん。火を通しすぎだな。 ワインでボーっとした頭で、あれこれ考えながら、ボローニャの夜は更けて行った。
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