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2007年12月31日(土)

2007年の漢字に選ばれたのは「偽」という字だった。
確かに今年は、あちこちで様々な偽装が明らかになった。

食品の賞味期限の改ざんは、日本人のもったいないという気持ちからすればわからないでもない。
まだ食べられるものを捨てるというのは、昔は悪い事だった。
それが大量生産大量消費の今のスタイルでは、悪いどころか当たり前のことになってしまった。
賞味期限を延ばすために、どこかの大国のように防腐剤を入れまくるようでは本末転倒だし、品質を保ちながら嘘偽りない物を作るというのは、特に食品の場合、大きな工場やいくつもの支店では難しいのではないか。
やはり責任者の目の届く範囲でしか、本当のものづくりは出来ないと思うのだ。

今年我が家では、一昨年山に植えたトウヒの木を、大きなバケツに植え替えてクリスマスツリーにして部屋に飾った。
この木は、2年前に森林組合から植林用に買ったもので、その時30センチくらいだったものが今は60センチくらいに育っていて、クリスマスの飾りには丁度いい大きさなのだ。
その木に子供たちと色々な飾りを付けると、立派な本物のツリーが完成した。
何しろ本物の木だしこれ以上のものは無いと思っていたが、後日買い物に行った先で嫁さんが、店頭に飾ってあった合板を緑色に塗って立体パズルのように組み立てたツリーを見て「これいいわね」と言っているのを聞いて複雑な気持ちになった。

25日を過ぎ、部屋のクリスマスツリーも片付けて今度は正月飾りだ。(日本て忙しいね)
もうすぐ3歳半になる娘は、最近いろんなことを覚えて、正月飾りもわかるようになってきた。
そうなると親としては、少し奮発して正月飾りの一つも、と思ってしまうものだ。
そこで外出ついでに近くの100円ショップに寄って見ると、あるはあるは、値段は100円から、高くても1000円程度。
でも待てよ。これって本物?
一応藁を使ってそれらしくしているが、飾りのみかんや葉っぱはプラスチック。
おまけにカラフルな鯛や独楽などの模型もつけられている。
しかも、おそらく全部中国製だろう。
この偽物の正月飾りを家の玄関に飾る事に、果たしてどんな意味があるのだろうか。

僕の年代は、かろうじて手作りの正月飾りを知っている世代だ。
子供の頃、うちの正月飾りは、いつもとなりに住む叔父が作ってくれた。
藁から縄を綯い、白い半紙で垂れやコヨリを作り、山から取ってきた松の枝や南天の実と共に玄関に飾ってくれたものだ。
その作業の一部始終を見るのがとても好きだった。
特に、数本の藁から丈夫な縄が出来たり、一枚の細い紙から紐のようにコヨリが出来るのは、手品を見ているようで感動ものだった。
それが手作りの良さであり、正月飾りの意味なのだと気づいたのは最近の事だ。

今年我が家では、そんな偽物へのささやかな抵抗として、庭の赤松の枝を採って玄関に飾った。

確かに本物よりも優れた偽物というものがある。
レストランの前によくある食品サンプルなどはまさにそうだし、本物ではない意味もあるだろう。
でも日本国中全ての物が、模造品の偽物になってしまったとしたら、実にみすぼらしくつまらないと思うのだ。

今年様々な偽装が日本を騒がせたが、そうした偽物がはびこる土壌が、今の日本にはいつの間にか出来てしまったのではないだろうか。

建築の現場でも、今使っている建材は偽物ばかりだ。
クロスや合板のフローリングなど、実は全て偽物で、そういう偽物に囲まれて暮らしていると、いつしか偽物に対する感覚が鈍くなってしまう。
今の世の中、何も考えずに暮らしているとついそう方向に流されて行ってしまう。
出来るだけ本物を使い、日々本物を見る目を養う努力を続けなければならない。

今年1年ありがとうございました。
来年も皆様にとって良い年でありますように。


2007年12月16日(日)

名称変更

ついに社名変更をすることになりました。
新しい名前は「建築工房 藁」
2008年からこの名前に変更します。

建築工房藁看板
先日看板が出来ましたが、これを飾る場所がまだありません。
この看板、デザインは型絵染の柚木沙弥郎先生にお願いし、製作は嫁さんのお父さんがあちこち手配してくれて完成しました。
嫁さんのお父さんは元カメラマンで、あの土門拳先生のお弟子さんでした。
今は、写真の世界からは身を引いていますが、こういうセンスは抜群です。
看板負けしないよう頑張らねば。。。


10月14日(日曜日)のワークショップの模様が、信濃毎日新聞(諏訪版)で紹介されました。
以下、記事を転載させて頂きます。

信濃毎日新聞記事


10月14日(日曜日)に行われた「タタミハウス土壁塗りワークショップ」の様子を紹介します。
当日の参加者は5名。
長野県の方が1名。その他、埼玉、東京、神奈川など遠方から参加頂きました。
その他に施主さんご夫妻、私を含めてスタッフが2名、参加者の子供さんなど、合計10名程で作業を行いました。

タタミハウス
西側の壁から塗っていきます。
左官工事は上から行うのが基本。

タタミハウス
今回は、中塗り用の土に、水、砂、石灰、藁、籾殻炭を混ぜて練ったものを使いました。

タタミハウス
壁塗り経験のある方もおられ、速いペースで作業が進みます。

タタミハウス
玄関廻り。
ガラスをはめた「真実の窓」から中の構造を見ることが出来ます。

タタミハウス

時計回りに西から、北側、東側と壁を塗り進めました。

タタミハウス
半日もすると初めての人もこつをつかみ、スムーズに塗れるようになってきます。
思うように鏝が使えるようにると、壁塗りが楽しくなってきます。
この日参加頂いた皆さんも、終わる頃にはずいぶん上達された様子でした。

タタミハウス

この日は西、北、東側の3面の壁塗りが終わりました。
参加して下さった皆様、ありがとうございました。


2007年10月11日(木)

ワークショップ

原村で現在建築中のタタミハウス、10月14日(日)にワークショップで外壁の土壁塗りを行うことになり、今急いで下地作りを行っている。

タタミハウス

建物の角や建具の周りには、木摺りに縄を巻いたものを打ち付けて下地の補強をする。
古い土蔵など解体されたものを見ると、そうした工夫が随所に見られとても参考になる。
タタミハウス

玄関周りも縄で補強した。
木摺りを打ってしまうと、中の畳はほとんど見えなくなってしまう。 仕上げは更にその上に土を塗るので、完成後はタタミハウスといっても、中に何が入っているのか全くわからない。
ストローベイルハウスの場合「真実の窓」というのを付けて、そこから下地の藁が見られるようにする場合が多く、今回のタタミハウスも施主さんのアイデアで、玄関脇に「真実の窓」をつける予定だ。
タタミハウス
外壁の下地とともに、中の仕上げ塗りも行った。 内壁の下塗りは前回のワークショップで皆さんに塗って頂いたが、仕上げは本職の左官屋さんにお願いした。

10月14日(日)この建物に土壁を塗るワークショップを行います。
以前ご参加頂いた方やお問い合わせ頂いた方には、メールでご案内をさせて頂きましたが、届いていない場合はご容赦下さい。
沢山の方のご参加お待ちしています。


2007年10月6日(土)

きのこの季節

早いもので今年ももう10月。
ここのところめっきり涼しくなって、本格的な秋の到来だ。

秋といえばきのこ。 短いけれど、楽しみな季節がやって来た。
今日の収穫。

きのこ
毎年、最もよくきのこ採りをするのは、現場の近くだ。
秋の今の時期にどこの現場にいるのかで、その年のきのこの収穫がほぼ決まってしまう。
今年は、、、、また昼休みにきのこ採りが出来そうだ。


2007年9月22日(土)

HP

先日見ず知らずの方からメールを頂いた。
「スペイン旅行記を楽しみにしているが新しい記事が見つからない。どこにあるのか教えてほしい。」という内容。

すみません。まだ書いていません。
というか、イタリアのボローニャまで行ったところで、この旅行記はしばらく更新していない。
その先、イタリアのフィレンッエ、ミラノ、それからスペインと行くはずだが、このページ、全くほったらかしにしていました。
ゴメンナサイ。

しかし驚いたのは、このページを楽しみにしてくれていた人がいたということ。
いい加減な事は書けませんな。
というより、早く更新しろよ!という話。反省します。

イタリア、スペイン旅行記だけでなく、我がHPの中には、早く更新しろよ!といわれそうな頁が沢山ある。
数少ない心優しい読者の皆さん、どうぞ気長に、それでも楽しみにお待ち下さい。そのうちボツボツ書いていきますので。。。

こんなHPだが、先日来場者1万件を突破した。
イチローなら「単なる通過点です」と言いそうだが、凡人には、記念すべき大きな節目のように感じた。
この機会に日頃の感謝を込めて何かしたいと思ったが、その何かが思いつかない。
あれこれ考えているうちに、1万が一万百になり、1万1千になり、、、そうこうするうちに次回は2万で、という事になりそうだ。

そんないい加減なHPですが、それでもいいという方、また見に来てください。


2007年9月10日(月)

タタミハウス

原村に建築中のタタミハウス、先日ワークショップで土壁塗りを行ったが、壁が乾いたのでいよいよ畳を貼る作業を始めた。

タタミハウス
少し前の話になるが、友人の紹介で岡谷の畳屋さんと知り合いになった。
岡谷市の杉浦畳店
彼は4代目で、今は先代の親父さんと一緒に仕事をしているそうだ。
大体我々と同年代。

タタミハウスに興味を持ってくれて、「古畳を壁に使うという発想は、畳屋には出来ない」と、しきりに感心してくれた。
その時は彼の工場で色々話をしたのだが、道具や材料など色々見せてくれて、工場見学をしているようで、とても勉強になった。

その時「畳を切るのに苦労している」と相談すると、
「今はほとんど使っていないから」と、畳を切るジグソーを貸してくれた。
それがこれ。
タタミハウス
そのジグソーが、今大活躍している。

今まで畳を切るのに丸鋸を使っていたが、糸が絡まってとても大変だった。その上曲線に切ることが出来ない。
ところがこのジグソーを使うと丸い穴でもこの通り。
タタミハウス
真っ直ぐだろうが曲線だろうが、畳を思いのまま切ることが出来る。
良い道具があるものだ。
タタミハウス
先日、その畳屋の彼が現場を見に来てくれた。

タタミハウスを作るのに、一番力を貸して欲しいと思っていたのは、実は畳屋さんだ。
お互いにメリットがあると思うし、何より畳について誰よりもよく知っているのが畳屋さんなのだ。
強力な助っ人現る、という感じ。

杉浦畳店の4代目はブログを書いておられます。
先日タタミハウスを見に来てくれた時の様子も早速載せて下さったので、興味のある方はご覧下さい。


ワークショップ

8月4日、5日と2日間にわたり、タタミハウスの土壁塗りワークショップを行った。
参加して下さった皆様、ありがとうございました。

ワークショップ
現場は原村だが、壁に塗る土は隣の富士見町から調達した。
まず土をふるい、その土をベースに、砂や藁や石灰を混ぜミキサーで練る。
ワークショップ
ミキサーの横に乗っている団子状の物は、後日状態を見るためのサンプル。
ミキサーは5年ほど前に、近くの左官建材屋から譲ってもらった物。
かなりの年代物で一度修理に出したが、まだ元気に動いてくれている。
ワークショップ
壁塗りを待つ木摺り下地の様子。
いつも思うが、良い下地はとても綺麗だ。
ワークショップ
施主さんのご家族も参加して、壁塗りが始まった。
ワークショップ
壁塗りは、女性にも出来る仕事。
女性の方が向いている、という人もいるくらい。
ワークショップ
作業中は、皆さん集中していて無言。
程よい緊張感が漂っている。
ワークショップ
昼食は、とうもろこしや野菜、肉などを焼いて頂きました。
ワークショップ
2日目の作業は、壁の裏押さえ。
1日目に塗った内装の、外側に土を付けて押さえて行く作業。
ワークショップ
2日目にご家族で参加して下さった方の奥さんは、子供をおんぶして作業されていた。
女性が子供をおんぶして作業されている光景は、神々しい。
ワークショップ
初日に比べ参加者は少なかったものの、皆さん熱心に作業して頂き、予定の壁塗りを終える事が出来た。
ワークショップ
数日後、壁が乾きひび割れが出来てきた。
もう少し乾かしてから、これに中塗りをして一応仕上げとなる。
この柄というか模様というか、自然の秩序のようなものを感じて、とても好きだ。
ワークショップ
林の中のこの建物、土壁が乾けば外側に古畳を張り、そこに更に下地をして土を塗り、仕上げをして完成となる。
今のところ、9月に畳張りと下地作り、10月には外壁の土壁塗りの予定。

今回のワークショップに参加して下さった方からも、引き続きワークショップに参加したいとのご要望を頂きました。
そこで、次回の畳張りと木摺り下地、その後の土壁塗りもワークショップを行いたいと思います。
日程が決まりましたら、HP等でご案内申し上げます。


2007年7月15日(日)

カエル

マルの散歩の時、近くの田んぼの畦道を通る事が多い。
今年、ちょっと変だなと思うのは、例年に比べてカエルの数が少ないことだ。

去年まで田んぼの畦道を歩くと、一足踏み出す度に、驚いたカエルが両脇の田んぼに飛び込んで行ったものだが、今年は極端にその数が少ないのだ。

今年に入ってから、メディアでカエルツボカビ病なるものが取り上げられているが、その影響なのだろうか。

田んぼの生き物は、年々少なくなっていて、最後の砦がカエルだと思っていた。
しかし、ついにそのカエルにも魔の手が忍び寄ってきたということか。。。

身の回りから次々と姿を消す動物たち。。。
このままでいいのか。


2007年7月13日(金)

マルのマイブーム

家の前に小川が流れている。
最近のマルのマイブーム、それは、その川に入ってジャブジャブ遊ぶ事だ。

川で遊ぶマル
川で遊ぶマル

ひとしきり遊んだ後は、軽トラの荷台のシートの上に飛び乗ってあたりを警戒する。
マル

それを2、3度繰り返し、とりあえず満足するマルなのです。

川で遊んでいるマルを見ていると、アザラシなどの海に住む哺乳類を連想してしまう。よく似ているのだ。
確かイヌとアザラシの祖先は同じという話を聞いた事があるが、なるほどと思う。
マルはまだ海を知らないが、いつか海に連れて行ってあげよう。どんな反応をするか楽しみだ。


2007年7月11日(水)

HPリニューアル

やっとの思いでHPをリニューアルした。
サーバーにアップしたのを見て思った。「まだまだだな。。。」
すっきりシンプルにわかりやすく、というのが理想だが、まだまだ改良が必要だ。まあ、少しずつやって行きます。

この夏ワークショップを行います。
8月4日、5日と、土壁塗りのワークショップを行うことが決まりました。詳しくは「ワークショップ」のページをご覧下さい。
ご参加お待ちしております。

ちゃんとしたページを作って載せようと思っていたが、いつになるかわからないのでここで紹介します。
現在建築中の建物、お施主さんがブログで紹介しておられるのでご覧下さい。
いずれ当方のHPにも様子を載せたいと思っています。


2007年6月25日(月)

会社名

以前からずっと考えていた。
「名前を変えたい。。。」
自分の名前ではない。会社の名前。

独立する時、事業所の名前をあれこれ考えたが、これといった名案も浮かばず、色々考えた末「アーバーホーム」という名前を付けた。
意味は、スペイン語で木の事をアルボル(arbol)といい、その英語読みでアーバー(arbor)という言葉がある。
英語のアーバー(arbor)には「東屋」という意味があるらしい。

以前ロサンゼルスをレンタカーで走っている時、「arbor st.」という表示を見つけて、なんとなく嬉しくなった記憶がある。

東屋のような、小さくてもゆっくりくつろげる木の家を作りたい、そんな意味でアーバーホームとした。

そしてもう1つ名前を決める上で考えた事は、「あ」から始まるということ。

電話帳で建築、あるいは建設などを引くと、ものすごい数の業者の名前が出てくるが、やはりはじめに目が行くのは「あ行」だ。
引越し業界の「アート」という会社があるが、やはりそれを意識して名前を付けた、という話を聞いた事がある。
企業の戦略としてはとても有効だと思うが、残念ながらうちは電話帳に載せていないので、「あ」から始まる意味が今のところほとんど無いのだ。

それに、英語の名前というのがどうもぴんと来ない。それならスペイン語のアルボルをそのまま使った方が良いのではないかという気がする。

そんなこんなで「やはり会社名を変えたいな」と、ここ数年ずっと思い続けている。

新しい名前、実は最近ほとんど固まりつつあり、ある人にお願いしていたロゴのデザインもついこの間出来てきた。
小さいとはいえ会社の名前を変えるとなるとそれなりに事務的な手続きもあり、結構わずらわしい。

いつになるか分かりませんが、近々発表したいと思っています。お楽しみに。


2007年5月13日(日)

近頃のこと

富士見の資材置き場に看板が出来た。

看板

塗り壁のアップ。ここにどんな文字を書こう。
土壁

帰り道、田んぼの土手にタンポポが見事に咲いていた。
タンポポ

畦道だけではない。今の季節、至る所タンポポだらけだ。
これほどタンポポがまとまってたくさん咲くと言う事は、少し前までなかった事ではないだろうか。
以前テレビか何かで、タンポポが受粉をしなくても種を作れるよう自ら仕組みを変えた、と言うような話を聞いた覚えがあるが、その影響だろうか。
もしそうだとしたら、温暖化などと同様、身近な環境の変化の一つだけど。
どなたかタンポポに詳しい人がいれば教えて欲しいものだ。
タンポポ

仕事の帰り、遠くに見える北アルプスをバックに、水の張られた田んぼがとても綺麗だった。思わず車を止め、手持ちで撮ったが結構うまく撮れた。
夕景


2007年5月4日(金)

気球

先日、村の上空を飛ぶ気球を見たが、今日は八ヶ岳自実践大学の農場で気球を飛ばしていた。

気球

遠くに飛んでいかないようロープ4本で固定されていてちょっと窮屈な感じだったが、春の八ヶ岳をバックにとても絵になる風景だった。


2007年5月3日(木)

資材置き場として使っている富士見の土地に看板を立ててみた。

看板

中は木摺り下地で土壁を塗った。
マル

今日のマルは、車に乗ってお手伝い。


2007年5月2日(水)

なぞかけ

○○とかけて、××ととく、そのこころは、△△
いわゆるなぞかけというやつ。
NHKラジオの午後の番組でなぞかけをやっているが、以前聞いたものの中にこんなのがあった。
「ランドセルとかけて、国の借金ととく、そのこころは、孫や子に背負わせます。」
思わず笑ってしまったが、決して笑い事ではない。

つい4、5年前、国の借金は国民一人当たり500万円台と言われていた。それが最近では800万円以上と大幅に増えている。
うちは子供が二人いるが、彼らはこの国に生まれただけで、すでにそれぞれ800万円も借金を背負っているのだ。しかもその借金は、秒単位で加速度をつけて増え続けている。

建築をやっていると、どこかから借金しなければ、という場面がままある。しかし、何とか借金せずにと思って必死でやり繰りしているのだが、そんな努力がとても虚しいものに思えてしまう。
普通に考えれば、日本は今危機的状況だ。にもかかわらず、相変わらず公共事業で箱物を作る事をやめようとはしない。そして景気回復と言って喜んでいる。
一流と言われる大学を出た優秀と言われる人たちが集まって、官僚や政治家となってこの国を動かしているはずなのだが、そういう人たちはこのままではいけないという簡単な事がなぜ分からないのだろうか。とても不思議だ。

夏の選挙の後、消費税の値上げが検討されると言う。個人的には、消費税は10%までは仕方ないと思っている。ヨーロッパの多くの国がそうだし、その分福祉や社会保障制度を充実させて欲しいと思う。
ただし条件がある。不必要な箱物をこれ以上作らない事。今まで作った無駄なものを全て見直し、責任の所在を明らかにし、清算する。官僚制度の見直し。天下り禁止。公益法人を撤廃。議員の数を国も地方も半分以下に減らす。議員や官僚や役人に与えられている様々な特権をなくす。等々、、、。
まあ無理だな。


2007年4月30日(月)

今日の夕食

今日の夕食のメニューはこちら。焼き餃子、野菜スティック、冷奴。「居酒屋か!」

今日の夕食

寂しいメニューと言うなかれ。今、嫁さんが子供を連れて東京に行っていて、家にいないのだ。つまりプチ独身。
以前から野菜は好きで、一人で食事をする時でもよく食べている。
ちょっと前まで、一人で飯を食う時のおかずは野菜炒めが多かった。それにご飯、味噌汁、と言う食事。作る時間が短くて済む、男の料理だ。
ところが最近は野菜を炒めるのも面倒臭く、野菜は切っただけのスティックになってしまった。でも今日は少し手間をかけて餃子を焼いてみた。
この餃子、そんじょそこらの餃子ではない。安曇野市にある「安曇野餃子店」から、わざわざ取り寄せた品なのだ。書籍や工具などで通販はよく利用するが、通販で食品を買ったのは初めてだ。どうしてもおいしい餃子が食べたくなって、先日注文した。
何年か前に金沢を旅行した時、地元に住む友人が餃子店に連れて行ってくれた。「ホワイト餃子」と言う名前の店で、後日ネットで調べたら全国にチェーン店のある人気店だった。そこの餃子がちょっと変わっていて、一見饅頭のような形。それがとてもおいしく、衝撃的な味だった。時々その「ホワイト餃子」が食べたいと思うのだが、何しろ近くに店がない。
ところが、安曇野でたまたま入った餃子店が、とてもおいしくて「ホワイト餃子」とよく似た味と形だった。そこで今回、通販で買ってみたのだ。
餃子

この餃子、焼くというより油で揚げるという感じなのだが、意外とあっさりしている。
今日の夕食は、このメニューにビールで大満足。「居酒屋か!」


2007年4月29日(日)

八ヶ岳の麓、標高千メートルのこの辺りでは、桜の開花は毎年5月の連休頃になる事が多い。
今年は冬の寒さがそれほど厳しくなかったので、桜の開花もかなり早くなるのかと思ったが、4月に入ってから不安定な天気が多く、開花の時期も例年より少し早いかなという程度だった。
茅野市の運動公園にはたくさんの桜の木が植えられていて、満開の時は見事な桜の花のトンネルが出来る。

茅野市運動公園の桜

写真を撮ったのは4月24日。更に標高が二百メートル程高い我が家の周辺では、この時はまだつぼみ状態。開花したのは2、3日後だった。


2007年4月20日(金)

土壁

昨年作ったタタミハウスのポンプ小屋。たまに様子を見に行くのだが、森の中に建っている様子は、周囲の風景に溶け込んでいて違和感がない。

森の中のタタミハウス

なぜ周りの自然と溶け込んで見えるのだろうか?それは壁の材料が、主に土という自然素材だからだと思っている。
別荘などで新建材の家をたまに見ることがあるが、周りの自然が濃いほど違和感を感じてしまう。
自然の中に建つ家は、やはり自然の素材が良いと思う。壁には出来れば現場の土を少しでも使いたい。そうする事で、その土地の風景になじむ家になると思うからだ。

この5月から着工予定の土壁の家の建築届けを、先日ある役場に出したところ壁の色についてクレームがついた。色が薄いので濃くしろというのだ。
建物が建つ予定の場所は、八ヶ岳の景観条例なるものがあって、原色の壁は原則禁止ということは聞いていた。赤や青や紫といった派手な色はだめで、そんなことは常識として当然と思っていたが、その担当者は土壁の自然な色合いにもクレームを付けたいらしい。
図面の打合せの時、設計と相談して土壁のサンプルと近い色を見本の中から選んで書き込んだのだが、その色が薄すぎるのだそうだ。
そこで浮かんだのが「お役所仕事」という言葉だ。
先日NHKのラジオ番組で、ある障害者の郵送での投票が認められない理由について、アナウンサーが「それはお役所仕事ですねー」と言っていたが、NHKのアナウンサーにそう言わせるほど、それは日本中で蔓延している。
原因は簡単な事だ。現場を見ない、自分で責任を取らない、事無かれ主義。
その建物がその場所にふさわしい色かどうか、現場を見なくてどうしてわかるのだろうと思ってしまう。
建築をやっていると、役所や行政の対応でそう感じることが多い。
一昨年世間を騒がせた建築偽装問題も、根本的な原因はそこにあると思っている。でもあの問題で、行政は誰一人責任を取っていない。果たしてそれであの問題は解決したのだろうか。
あれ以来、建築士の試験や申請手続きなど、建築士への締め付けばかりが厳しくなっているが、本当はそういったシステムを変えなければいけないのではないだろうか。
そういう批判をすると、姑息ないじめに遭いそうなのでこのくらいにしておこう。関係者がこのHPを見ていないことを祈る。まあそういう人たちはこんなしがないHPなんか見ないだろうけど。


2007年4月19日(木)

鉄橋

以前ここでも紹介したが、富士見町に、昔使われていた鉄道の古い鉄橋が残っている。下はよく通るのだが鉄橋の上はどうなっているのか、以前から気にはなっていたが、まだ行った事がなかった。
仕事の帰り道、良い天気に誘われ鉄橋の上まで行ってみた。

この鉄橋、いつ見てもとても美しいと思うのだが・・・。後ろに見えるのは八ヶ岳。

鉄橋

急な坂を登ると、上はこんな感じ。
鉄橋

線路は取り払われ、枕木だけが残っている。鉄橋の上には入れないよう、柵がしてあった。
鉄橋

後ろを振り返るとこんな感じ。懐かしさを感じさせる、のどかな風景。
鉄橋

なんとその先にはトンネルがあった。知らなかったなー。トンネルの先は富士見町だ。
鉄橋

おまけで八ヶ岳の写真。
鉄橋

この日(4月14日)は天気が良く、車で走っていてもとても気持ちが良かった。陽気に誘われ、たくさんの写真を撮った。この近辺、桜はまだだがもうすっかり春ですね。


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