スペイン語よもやま話

メキシコの公用語はスペイン語だ。
メキシコに行く前、日本で2ヶ月ほど勉強したが、メキシコの空港に着いて荷物検査の時、係りが何を言っているのかがさっぱりわからず、がっかりしたものだ。
メキシコにいる間、スペイン語では随分苦労した。

メキシコにも、外国人の滞在者が言葉を勉強するための語学学校がいくつかあって、時間があるときにはそこに通った。
一番近い語学学校は、住んでいた所から、地下鉄とバスを乗り継いで約1時間の距離だった。
当然初級のクラスから入ったが、1ヶ月ごとにレベルが上がり、レベル5で終了というスケジュールだったと思う。
半年ほど通ったが、レベル4で内容が急に難しくなり、結局レベル5には上がれなかったような気がする。

ほとんどのクラスには2、3人ずつ日本人がいた。
親しくなって、中にはチアパスまで遊びに来てくれたのもいて、それはそれで楽しかった。
ただ日本人とばかり遊んでいては、いつまでたっても言葉は上達しない。
その後別の学校にも通ったが、結局日常会話くらいで止まってしまった。
メキシコシティーを離れて、田舎の町に住んだのも、スペイン語をもっと勉強しようと思ったからだが、結局ものにはならなかった。
センスがなかったんだろうなー。
日常の生活では困らなかったから、そこで満足してしまったのかもしれない。

そんな語学音痴が言うのもなんだが、日本人にとってスペイン語は、英語と比べて理解しやすい言葉だと思う。
単語は母音と子音の構成で、ほとんどローマ字読みだし、発音もローマ字読みで大体理解してもらえるのだ。
ただ厄介なのは、動詞が人称や時制によって変化することで、スペイン語の辞書には最後の部分に動詞の変化が表で載っているが、そこがスペイン語学習の第一関門だ。

スペイン語が出来ることで一番のメリットは、特に中南米ではスペイン語が公用語の国が多いことだ。ブラジル以外のほとんどの国で、スペイン語が通じる。
ヨーロッパに行っても、当然のことながらスペインではスペイン語なので、一つの言語がいくつもの国で通用するということが、日本人の僕にはとても魅力的だった。
ただメキシコから南はグアテマラしか行かなかったし、スペインにもいまだに行っていないので、メリットとして実感したことがないのが悲しいところだ。

スペイン語には日本語の言葉に似ていたり、日本語の言葉がスペイン語で別の変な意味があったりするものがあって、そういうものを集めるとおもしろい。
例えば、「バカ」というのは牛、「アホ」はにんにくだ。
日本の苗字で「加賀」というのがあるが、「カガ」は「カガール」という動詞が変化したもので意味は、辞書で調べると、cagar=「糞をする」と出ている。加賀さんごめんなさい。

強烈な印象で、一度聴いただけで覚えてしまった言葉はいくつかあるが、代表選手は「ペロン」だ。
これどんな意味だと思います?
「ペロン」は「はげ」という意味なのです。
なるほど、という感じでしょ。

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