タッタッタッタッ・・・・・・・・・・・・・

闇の中を少女が歩いてくる。その少女は鮮やかな碧の髪に海のような蒼い瞳。瞳は純粋なガラス玉のようで、髪は草原を思わせる・・・・・・・・・・・

「ここまでくれば・・・・・・・・・・大丈夫かな・・・・・・・・・・?」

少女は歩きながらつぶやく・・・・・・・・・・・

 

 

―――――――――――――――真実と偽り―――――――――――――――

第1章〜龍達の出会い〜第1話〜翠龍と金龍。そして・・・・・〜

 

 

「ちくしょうっ!どこ行きやがった!」

兵士のような格好をした男が怒鳴っている

「隊長〜ボク達どうなるんでしょうか〜」

先ほど怒鳴った男より簡素な(といっては気の毒だが)格好の兵士らしき人物が言う。どうやら怒鳴った男は隊長らしい

「知らんっ!とにかくあいつを探せ!!」

「でも・・・・・・・・同じ所をグルグル回っていても・・・・・・・・見つかるものも見つかりませんよ?」

「うるさいっ!とにかくあいつを探せ!あの・・・・・・・四神の血を引くあいつを!」

「たいちょ〜」

どうやら先ほどの少女は四神の血を引いているようだ。

「しかし・・・・・・・・あれほどの力を持っているのに我々帝国の為には使わないとは・・・・・・・・・・・・・」

捜索隊隊長はつぶやく

「まったく・・・・・・・どこに消えたんでしょう・・・・・・・」

兵士が言う。

「必ず・・・・・・貴様を捕まえる!エアリ=エスメラルダ!!」

エスメラルダ・・・・・・・それは・・・・・・・・・・

翠龍(すいりゅう)・・・・・・・・・・必ず捕まえる!」

 

 

 

 

 

 

 

「どうしよう・・・・・・・・これから・・・・・・・・・・・・・・!?」

考えるエアリの背後に何者かが忍び寄る・・・・・・・・・・・

「もう追っ手が!? 天界の王ルナよ・・・・・・・・我が敵を滅ぼせ!! シャイニングスパーク!!!

天から一筋の雷が落ち、何者かに当たる!!

「う・・・・・・うわあああああああああ!!!!!!」

声からしてどうやら男のようだ。

「何者?」

「俺は・・・・・・・エドワード」

エドワードと名乗った青年は、金髪に紅い瞳という珍しい者だった。金髪はともかく、紅い瞳は少なかったからだ

「私はエメロード」

エアリは、すぐに正体がバレるのを防ぐため、ファミリーネームのエスメラルダをもじってエメロードに変えたようだ

「へえ。エメロードっていうんだ。帝国に終われてたのか?目立つ容姿だし・・・・・・・って、俺も人のこと言えないか。いっしょだし」

エドワードはそういって苦笑する

「そうかなあ?金髪って、あんまり目立たないよ?瞳だってよくみないとわからないし・・・・・・」

エアリはそういう

「そうかもな。」

「でも・・・・・・・・あなたはなんで帝国に追われているの・・・・・・・・?」

エアリはたずねる。すると、エドワードは・・・・・・・・・・・

「俺は・・・・・・・・金龍なんだ。白虎と朱雀の血を引いてる」

エドワードはそういうと、悟ったような表情を見せて・・・・・・・・

「あんたは翠龍(すいりゅう)なんだろ?」

と、エアリにいう。

「ばれちゃったか。そうよ。私は翠龍(すいりゅう)。玄武と青竜の血を引いているわ。ついでにいうと私の本名はエアリ=エスメラルダ」

エアリはそういうとペロッと舌を出して見せる

「やっぱ偽名か。俺の本名はルーベンス=セレスタイン」

エドワードと名乗った青年の本名は、ルーベンス、というようだ

「・・・・・・・・ここってどこ?」

エアリはたずねる。すると・・・・・・・

「帝国城があそこだから・・・・・・・・ここはさしずめ白虎の街、といわれている・・・・・・・・ホワイトじゃねえか?」

ルーベンスは言う

「それにしても単純なネーミングね・・・・・・・・」

エアリはあきれた表情を見せる。

「だな・・・・・・・・・白虎の村なんてタイガーだぜ?」

ルーベンスもあきれている・・・・・・・

「はぁ・・・・・・・・・・」

エアリがため息をつく

「!? 何者だ!?」

紅い髪の少女がエアリ達に言う。するとルーベンスが・・・・・・・

「ディアナ!?」

「その声って・・・・・・・兄さん!?」

紅い髪の少女が言う。名前はディアナ、というらしい。

「ディアナ・・・・・・どうしたんだ?」

ルーベンスはディアナに問う。するとディアナは・・・・・・・・・

「ホワイトの街で・・・・・・・・大地(アース)()水晶(クリスタル)が、砕かれそうなんだ・・・・・・・・っ! 今、父さんたちが必死に守ってる」

ディアナは、大地(アース)()水晶(クリスタル)の危険を告げる・・・・・・・

ちなみに、水晶(クリスタル)は、この世界にたくさんあって、この世のバランスを保つ、四つ(フォース)()水晶(クリスタル)。ちなみに四つ(フォース)()水晶(クリスタル)とは、四つの元素を司る水晶(クリスタル)で、流水(アクア)()水晶(クリスタル)連炎(フレイム)()水晶(クリスタル)疾風(ウインド)()水晶(クリスタル)、そして大地(アース)()水晶(クリスタル)がある

他に、黒水晶(ブラッククリスタル)や、(ダーク)()水晶(クリスタル)(シャイン)()水晶(クリスタル)(ホワイト)水晶(クリスタル)などがある。それらは他の機会に紹介します。

「なん・・・・・・・だって・・・・・・・・・・・!?」

ルーベンスは、驚愕した表情を見せる。エアリは、水晶(クリスタル)については、何も知らないと思われるが、青竜の街の町長の娘で、

きちんと疾風(ウインド)()水晶(クリスタル)はみたことあるので、話についていくことは出来た。

「と・・・・・・・・とりあえず・・・・・・・・それを守らないと大変なことになるから、早く行きましょう!」

エアリは、叫ぶ。

「そうだわ!早く行かないと・・・・・・・・!!」

ディアナはすでに駆け出している。

「早く行こう!」

ルーベンスも言う。

3人が駆け出してしばらくして・・・・・・・・・・

「あんなところに翠龍(すいりゅう)紅龍(こうりゅう)と金龍がいたとは・・・・・・・・・」

何者かがつぶやく。しかしエアリ達のことを龍の名で呼ぶので、帝国関連の人物だろう。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜次回予告〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

白虎の街「ホワイト」での大地(アース)()水晶(クリスタル)を賭けた攻防戦。そしてエアリの故郷青竜の街「サファー」での疾風(ウインド)()水晶(クリスタル)を賭けての攻防戦。そして謎の人物。新たな龍の出現・・・・・ 大地(アース)()水晶(クリスタル)疾風(ウインド)()水晶(クリスタル)の行方は?〜真実と偽り〜第1章第2話〜蒼龍(そうりゅう)〜蒼き龍の青年〜待っててください。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜第1話後書き〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

こんにちは、(見る時間によっては、おはようございますか、こんばんはでしょう)瑠璃です。

エスメラルダと翠龍と金龍と紅龍・・・・・勝手に作りました(爆)

私の小説〜真実と偽り〜いかがでしたか? 英訳すると、水浅葱木賊様のtruth&sincerityとかぶってしまいそうなんですが、その辺ろう・ふぁみりあ様どうなんでしょうか? では、また第2話で会いましょう