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お礼&ご挨拶 投稿者:さ〜ら  投稿日:12月31日(日)23時45分54秒

みなさん、2000年はいっぱい疑問・発見を頂戴し、ありがとうございました。
年が変わっても、HPの更新、疑問へのお答え、などなど、頑張ってやりたいと思います。
2001年もひきつづき、ご愛顧下さいませ。
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Csの何を? 投稿者:さ〜ら  投稿日:12月29日(金)00時16分45秒

Csの何についてでしょうか?
夏の最少雨月の月降水量が冬の最多雨月の月降水量の1/3未満なら降水型は「s」になりますが、1/3未満でありさえすれば、常に「s」といっていいのか、それとも、そのことプラスアルファの必要な条件があるのか?(お答えとしては「ある」ですが)という疑問でしょうか?
できますならば、お知りになりたいことを、もう少し詳しくお教え下さい。
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ケッペン 投稿者:ヒロ時41分26秒
 投稿日:12月28日(木)22
はじめての投稿です。地理の疑問ということで私の質問はここに適しているかどうかわかりませんが、どうしてもわからないことがあるので投稿させていただきました。現在、気候分類について勉強しているのですが、ケッペンの気候分類について、全体的なことが書かれた資料はたくさんあるのですが、細かい気候型についての資料が見つかりません。特にCs気候型(地中海式気候型)について詳しく知りたいのですが、教えて頂けないでしょうか。
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リヒテンシュタイン侯国 投稿者:さ〜ら侯爵夫人  投稿日:12月12日(火)20時02分13秒

リヒテンシュタインといえば、現侯爵ハンス・アーダム二世さまの父君でいらっしゃいます前侯爵フランツ・ヨーゼフ二世さまには、私、さ〜ら侯爵夫人はたいそうかわいがられましたの。夢の中だけですけど。
リヒテンシュタインのEEA正式加盟が遅れたのは、国民投票で加盟の是非を問うたためですのよ。ハンス・アーダム二世さまは、加盟に積極的だったのですが、慎重派の国会議員の意見を入れて、スイスの国民投票が終わってから国民投票を行ったんですのよ。国民投票は、スイスで加盟が否決されたことがわかった後で行われ、にもかかわらず、加盟賛成派が多いという結果になって、めでたく正式加盟となったわけです。
世界の王国、公国、侯国のお話なら、私、さ〜ら侯爵夫人にお任せ下さいな。殿方好みの難しいお話は存じ上げませんが、裏のお話なら、社交界でいろいろ情報を入手できますのよ。
それでは、失礼あそばせ。おほほほほ・・・。
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EEA(欧州経済地域) 投稿者:さ〜ら  投稿日:12月 2日(土)00時56分53秒

 EEAは、EUとEFTAの市場統合を目的とするもので、EFTA加盟国に対して、市場統合されたEU市場への、より幅広いアクセスを約束した協定です。EUにとってではなく、EFTA加盟国にとって意味があります。
 だからこそ、EUの市場統合とEEAの発足がほぼ同時なのでしょう。政治統合まで射程に入れているEUに入るのはいやだが、経済的にはEUと緊密な関係を発展させたいという国は、EUに入らないでもEEAに入れば、市場統合のうまみにあずかれるというわけでしょう。

以下、略年表

創設提案がなされた当時、EU(EC)はまだ12か国で、EFTAは7か国でした。
1992年2月 マーストリヒト条約調印
1992年5月 EEAの創設協定に、ECとEFTA加盟7か国が調印。当時はEES(欧州経済空間)。
1992年   スイス、国民投票でEEA加盟提案が否決される。
1993年1月 EUの市場統合完成。
1993年11月 マーストリヒト条約発効。
1994年1月 EEA発足。国民投票で加盟が否決されたスイスとなぜか知らないがリヒテンシュタイ
      ンを除くEFTA5か国とEU12か国。
1995年1月 オーストリア・フィンランド・スウェーデンのEU加盟。EFTA脱退。
1995年5月 なぜか知らないがリヒテンシュタインがEEA加盟。

現在、EEA加盟国は、EU15か国と、スイスを除くEFTA(アイスランド・リヒテンシュタイン・ノルウェー)の計18か国。

「なぜか知らないが」が入っているのが悲しいっす(若者言葉の口まね)。
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EUとEEA(Saland掲示板より) 投稿者:jun_eagleさん  投稿日:12月 2日(土)00時03分30秒

EUがあるのになぜEEAが設立される必要があったのですか?
しかも設立が1993年で、ECがEUになった年と同じ。
目的が統一市場がなんたらで...

結局、EUとやっている内容と重複していませんか?
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イギリスのムーアとブラジルの針葉樹 投稿者:さ〜ら  投稿日:11月30日(木)13時42分14秒

井川さんの疑問とあっくんさんの謎、そして、かれーらいすさんのご説明を、今日の疑問コーナーに納めました。
実は、ムーアランドの謎ついては、私自身、今ひとつ納得できない部分もあります。だから、最後は、駄文を加えて、お茶を濁しておきました。いつの日か、イギリスに詳しいお方が来てくれて、「何を言っとるんだ!」と一蹴する書き込みをしてくれたらいいなあと思っています。
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ムーアとヒース 投稿者:あっくん  投稿日:11月29日(水)14時06分47秒

さすがです!!
今日も学校で社会科の先生に二人ほどきいたんですが、2人ともムーアランドなんて知らないっていわれてなんなんだろーって思ってたところでした。
どーもありがとうございました。また利用させてもらうかもしれませんが、よろしくお願いします。
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ブラジルの針葉樹 投稿者:さ〜ら  投稿日:11月28日(火)09時51分49秒

井川さま、いらっしゃいませ。
ブラジルの針葉樹は、統計を見るたびに気になり納得しがたい疑問ですよね。
かれーらいすさん、的確なお答え、ありがとうございました。

なお、4月頃、Saland掲示板でもとりあげたブラジル政府の教育番組的HPに、植生分布図とパラな松の写真がありますので、そちらもご参照願います。下記URLです。
http://www.brasemb.or.jp/brasil/school/3.html
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ムーアとヒースランド 投稿者:さ〜ら  投稿日:11月28日(火)09時45分12秒

昨夜は、夜中に庵に帰ったため、疲れ果ててすぐ眠ってしまいました。そういうときに限って大事な書き込みがあるものですねえ。でも、G-SALANDには、そんなとき、助太刀してくれる強いお味方がいるから、ありがたいのだ。かれーらいすさん、本当にありがとうございました。これからもよろしゅうお願いします。
あっくんさん、いらっしゃいませ。謎をありがとうございました。

さて、あっくんさんの謎に対するお答えは、かれーらいすさんのおっしゃるとおりで、イギリスではどちらもあるでいいと思います。
荒れ地がムーアで、そこに荒れ地にしか生えないヒースと呼ばれる草のような小さい木が生えていればヒースランドだが、ムーアにはたいていヒースが生えているでしょうね。もう少し詳しい解説は、後日、今日の疑問でとりあげます。
それから、試験対策ですが、ムーアランドは出題頻度がきわめて低く、植生名称としてドイツのハイデに対応するのはヒースランドだから、こちらの方が断然多く問われます。ムーアランドを知らなくても合格できるが、ヒースランドという語を知らないようでは合格が危ぶまれる、というぐらい、両者の出題頻度には雲泥の差がございます。

受験勉強、頑張ってください。謎が出てきたり、新発見がありましたら、気軽に書き込んでください。
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ヒースランドとムーアランドについて 投稿者:かれーらいす  投稿日:11月28日(火)01時54分21秒

どちらもあるといったらご不満でしょうか。まずヒースはハイデと同じ意味のつつじ科の低潅木のことで、氷食地域のような不毛の地域でも育つ植物だそうで、言語の共通性からデンマークやイギリスの北部をヒースランド、ドイツでハイデというそうです。ムーアランドは私の記憶ではイングランド中部の湿地の多い地方で、偏西風が卓越するために年中湿潤でしかも低温のため植物の分解が進まず泥炭化した地域のことだったように思います。そこが氷食の結果そうなったのか、現在の気候条件からそのような状態になったのか、恐らく両方の要素が関連しているのでしょう。湖水地方(ランカシャー地方より北部)でそう呼ばれる地域が多いようです。ですから、まず、氷食地域はヒースランドで良いのではないでしょうか。
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ブラジルの針葉樹林比率について 投稿者:かれーらいす  投稿日:11月28日(火)01時38分49秒

井川さんの質問につられて、投稿してしまいました。ブラジルの針葉樹林率が熱帯に位置する国なのに高いのは、パラナ州あたりから南部にかけての温帯気候に変わる地域で、通称パラナ松といわれる針葉樹林があるからだそうです。かなり前の西南学院の問題に出ていたことがあって、ここまで出題するんだ!と思ったことかありました。ですから、井川さんの推理は正しいのです。東京近辺の方は、新宿御苑の中にある植物園(温室なので、熱帯の植物もあります)に、パラナ松(ブラジル)というのがありますので、確かめてみるのも良いですよ。
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ブラジルの針葉樹林率について 投稿者:井川  投稿日:11月27日(月)21時32分53秒

 はじめまして! 
林業について見ていたとき、ブラジルの針葉樹林率20%というのが気になりました。インドネシア0.3、ナイジェリアは−となっています。国土が南北に広いせい(高緯度地帯にも国土がある)かな? とは思いましたが、いまいち納得がいきません。どうかご教授をお願いします。
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氷食による荒地 投稿者:あっくん  投稿日:11月27日(月)20時04分11秒

はじめまして
ぼくは地理で大学受験を目指す高3の男です。
さっそくですが、ひとつ謎があります。
学校ではイギリスの氷食による荒地を「ヒースランド」と教えられたのですが、予備校ではデンマークの氷食による荒地が「ヒースランド」でイギリスのは「ムーアランド」と教えられました。
一体どっちが正しいんでしょうか??
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マレーシアの対日輸出品 投稿者:さ〜ら  投稿日:11月16日(木)00時38分51秒

マレーシアの決め手は木材です。

機械類は多くの国で上位になり決め手になりませんが、1位なので、工業化の進展度の高い順(=ほぼGNP/人順)に、シンガポール・マレーシア・タイあたりで、日本への一次産品輸出が多いインドネシアやブルネイ(この国は人口の少ない産油国なのででGNP/人は高いけど)、あるいは工業化の遅れたベトナムやミャンマー、ラオス、カンボジア(このうちベトナム以外はまず問われない)ではないと考えることができます。
天然ガスからは、東南アジアの主要な産油国(インドネシア、マレーシア、ブルネイ)だろうと絞り込むことができます。
木材は、マレーシア以外からの輸入量はきわめて少ないので、これが決め手になります。インドネシアはかつて木材輸出が多かったが、丸太輸出禁止措置をとって以後は、木材輸出は急減し、合板輸出に変化しました。
他の東南アジア諸国を含めたお話は、後日、「今日の疑問」コーナーでとりあげます。
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東南アジア諸国の対日輸出品 投稿者:秋人さん(Saland掲示板より)  投稿日:11月15日(水)21時53分19秒

この前予備校の社会の授業でマレーシアの対日本向けの輸出品目についてのグラフで1位は機械類、2位は天然ガス、3位は木材という具合でした。問題はそのグラフが東南アジアのどこの国のものかというものでした。しかし生徒さんは誰一人答えられず、私自身も納得行く説明が出来ませんでした。
そこで質問!!
東南アジア諸国の対日本向けの輸出品目の上位を占める品目。さらに「マレーシアのグラフ」と決め付ける決定打のようなものがあればぜひアドバイスのほどをお願いします。
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カスピ海は 投稿者:さ〜ら  投稿日:11月10日(金)08時58分45秒

ヌルスタン・ナザルバーエフ大統領著の本でわかったが、カザフスタンにとって、カスピ海は、湖ではなくて海であった。やっぱりね。「今日の疑問3月の「湖沼国境」の記事参照。
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ねの字さんは 投稿者:さ〜ら  投稿日:11月10日(金)08時37分24秒

どこぞ?
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マレーさんの羊はぴかぴか羊?  投稿者:さ〜ら  投稿日:11月 2日(木)23時50分56秒

マレーさんの羊に関する調べは、ねの字さんにおまかせしました。さ〜らは「果報は寝て待て」を決め込んで、ネットでしなやかに遊んでいたら、いいページをみつけました。下記URL。マレーさんの羊毛はぴかぴかの「羊毛トップ」または色づけした「羊毛トップ」かな?
なお、日本の羊毛の輸入先(1998年)は、オーストラリア(42%または40%、なぜか出典により数値が違う)・台湾(15%または16%)・ニュージーランド(14%)・マレーシア(7%)・フランス(7%)の順で、マレーシアからは4位のようです。日本国勢図会の注に、「油付き羊毛は重量の60%で洗上換算した」と書いてあるように、羊毛にも油つきと洗上とがありまんな。そいでもって、さらに、羊毛トップってやつもあって、日本の輸入統計では、こいつを羊毛に入れているんでねえかい、と思うがいかが? 詳しい調べはねの字さんにお願いしてあるから、さ〜らは枕を高くして寝ることにしやす。
http://www.nikke.co.jp/wool/wool03.html
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草原の国のキルギス人は理屈屋か? 投稿者:さ〜ら  投稿日:11月 2日(木)15時02分43秒

キルギスの国名は、旧ソ連時代には、キルギス=ソビエト社会主義共和国、旧ソ連から独立時にキルギスタン共和国、その後改称してキルギス共和国。改称の理由はわからないが、新憲法採用と同時。
1991年1月にキルギスタン共和国に変更し8月に独立宣言。
1993年5月に国名をキルギス共和国に変更。

キルギス共和国なら「キルギス人の共和国」という意味になるが、キルギスタン共和国とすると、「キルギス人の国の共和国」ということになって、国を意味する言葉が重複するから、避けたのではないか? カザフスタン共和国など他の国も「カザフ人の国の共和国」というようになるが、他の国の人は「まあそんなことどうでもいいや!」としたのに対して、キルギス人は、「言葉は厳密に使わないといけない!」と考えたのではないだろうか? 何と言っても、山国の人は理屈っぽいから。正式名称はキルギス共和国だが、現地では、自国を呼ぶときに、キルギスタンと言っているようです。

前回の書き込みで、キルギススタンは変だと書いたが、キルギスタン共和国の英語名は「Republic of Kyrgyzstan」だから、キルギススタンとも読める。なお、ネットで遊んでいたら、「Kyrgyz」「Kyrgyzstan」の「y」は日本語の「ウ」に近いので、「キルギス」「キルギスタン」ではなく「クルグズ」「クルグズスタン」が正しい、と力説するうるさ方がいらっしゃることがわかりました。クルグズスタンが正しいなら、キルギスタンではなくてキルギススタンと呼ぶのも変じゃないみたいですね。
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しなやかで自由闊達な毛糸をつくるために 投稿者:さ〜ら  投稿日:11月 2日(木)11時49分45秒

ねの字さんて、ねの付くあのお方かな。「これもお宮入りかな?」って、いつも手厳しいですね。今までそんなにたくさんお宮入りの疑問があったっけ?ととぼけておいて、さて、この疑問はお宮入りということは絶対なくて、調べりゃ必ずわかり、面倒っくさいから調べないだけのことです。

ひとまず、調べずにいいかげんなお答え。
台湾にしろマレーシアにしろ、羊毛生産国ではないのだから、中継か加工品かに決まってます。これらの国へは、日本の繊維会社が多く進出しているから、その両方、恐らくは、多くは加工品でしょう。加工品といっても、糸にまで加工したものではなくて、汚れや油をとってぴかぴか真っ白にしたという程度のもので、これはまだ糸ではなくて糸の原料なので、羊毛に分類されます。糸にするには、羊から刈り取ったままのきちゃない羊毛ではだめで、それを洗って、ぴかぴかにしないと、しなやかな毛糸はできません。マレーシアの日系企業の工場では、そういう洗濯工程から糸づくり工程まで一貫して行ってはいるでしょうが、洗濯工程が終わったものの一部を日本にもってきて、マレーシアでつくるものよりももっとしなやかな糸をつくることもあると思います。また、洗ってないやつでも、大量に輸入した場合、マレーシアの工場の操業能力を上回るほど多く輸入しちゃった場合、そのまま中継的に日本へもってくることもあるかもしれません。
という予想を立てた上で、さあ、調べましょう! 調べは、ねの字さんにお願いします。
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マレーさんの羊 投稿者:ねの字  投稿日:11月 2日(木)01時48分37秒

貿易統計を見ると、日本はマレーシアから羊毛を輸入してますね。1998年はオーストラリア、台湾に次いで第3位です。これにはどういう事情があるんでしょうか? さっぱりわかりません。しなやかなお答えを期待したいのですが、やっぱりこれもお宮入りかな?

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