14世紀、セルビア王国がセサリア地方に勢力を拡大し、それまで東ローマ帝国で修道院活動の中心を担っていたアトス山は1346年にはセルビア領の中に組み込まれた。
当時の戦乱を避けて多くの修道士がアトスを出て南下し、メテオラに住み着いた。その一人が修道士メテオラのアサナシオスで、彼はメテオラに主の変容(メタモルフォシス)修道院を創立した。
写真:部分拡大図
写真:至聖三者(アギアダ・トリアダ)修道院、1438年創建。左に見えるのは貨物輸送用のケーブル。
お隣のヴァルラアム修道院
画像:教会内部。絵葉書から
©HOLY MONASTERY OF GREAT METEORON-HOLY METEORA
どこかに「キリストの変容」壁画があるはずなのですが。
荷揚げ用ネットのロープ巻取り機。
教会部分。壁画(15-16世紀)に注目。
バルコニーに貨物荷揚げ用のネットが見える。
写真:大メテオラ修道院、1340年頃に創建
朝ホテルで目をさましたら、窓いっぱいに巨岩におおわれた山塊が見え、霧がかかってまるで恐ろしい鬼婆のようにみえた。が、日が昇ると暫くして霧は消えた。
写真:岩上にたたずむギリシャ正教の神父様(観光ポスター)
アギオス・ステファノス修道院(女子)15世紀
私の畏友、公文潔氏が2006年に訪問されたときのスケッチ。
写真:ルサノウ修道院(女子修道院)1529年建立。
写真:土産物屋
メ テ オ ラ
2011/05/18
メテオラが観光地化されてしまったので、修道士達はまた元のアトスに戻ってしまっている、とのことでした。
では皆様ご機嫌よう。