2004年1月

一番下へ




1月30日


今日も新人さんと一緒の勤務。

いつもの如く、新人さんが帰る時にいそいそと事務所へ行く俺。

しかし、何も話すことがない。
うむむ、、、

結局、どうやって話しかけようか考えてるうちにパートのおばちゃんが入ってきてしまった。
チィィッ。
そして、悔しがってる間に新人さんは出て行ってしまった。
チィィィィッ。

というわけで、今日は会話できず。


でもな、明日は、新人さんと一緒に遅番なのだ〜よ。
パートのオバチャンも一緒だけどね。
でもいいのさ。
恐らく、最初で最後だろう。一緒に遅番なんて。
新人さん、早番メインだからなぁ。

ま、どうせ俺のことだから会話なんてできねぇだろうけど。


それより、来月のシフト貰ってきたんだけどさ。
ぬぅ、休みの数は他の人と同じだが、はて。
今月休みが潰れた分の埋め合わせをしてくれるんじゃなかったのか・・・?
どうなってんだ。
金いらねぇから休み増やしてくれ。
そもそも今月は2日も休みが潰れてるんだって。
しかも、予定外の残業もたくさんあったし。
もう、完全に忘れられてるな。
おお嫌だ。
やってらんねぇ。


1月28日


唐突だが、うちの会社の本部にさ、キモイのがいるのよ。
そう、キモイの。

頭はハゲ。
元々歯並びが悪いのか抜けたのか知らないけど、口元もキモイ。
で、目がギョロギョロしてる。

恐らく、
世界で5本の指に入るほど「キモイ」という言葉の似合う奴だと思う。
しかもそいつ、性格も悪い。
ネチっこい。やたらと嫌味っぽい。
小さい頃から「キモイ」と言われ続けたために性格がひねくれてしまったのかも知れない。
だって、キモイんだもん。
で、昨日は仕事中にそいつから電話が来て、一日ブルー。
ゲロゲロ。


や、そんなことは置いといてさ。
相変わらず新人さんとは話ができないね。
相変わらず避けられてるような気もするし。
あ、もしかして本部のそいつより俺のほうがキモかったりして。
それは勘弁。

でも、昨日は少しいい雰囲気になった。
新人さんが早番。俺遅番。
新人さんが帰る時に、少しだけ、そう少しだけ、話をするのだ。
これが俺にとって、その日一番の幸せ。ウフフフフフ。

で、昨日も新人さんが帰り支度をしている所にお邪魔して、
一応翌日からのスケジュールを確認したりして(←別に必要ないけど、そうじゃないと話しできないから)。
俺が一人で勝手にギクシャクしていると、
新人さんがカッターナイフを取り出し、俺の腹をブスーーーッっと、
ではなく、「カッターの刃が出てこない」と言う。
で、そのカッターをお借りしましたところ、確かに刃が出てこない。
なんか、刃が押さえつけられてるようだ。
こりゃ一大事だ!! 応急処置を!!
などと一人で興奮しながら、とりあえず「ちょっと待ってて」と言い残し、俺は事務所へ。
工具箱からドライバーを取り出し、エイヤッと押さえつけている部分を開こうとする。
しかし、なかなかうまくいかない。
「むむうぅ、なんのこれしき!!愛のパワーを舐めるなカッター無勢が!!」
と気合を入れましたところ、見事にカッター復活!!

再び新人さんの元へ舞い戻った勇者こと俺は、
「一応直ったみたい」とカッターを手渡すのであります。
そして直ったことを確認した新人さん、
「ありがとうございました」と俺に微笑み、
それに対して俺は「ああ、いいよ」と微笑み返すのでありました。
めでたしめでたし。


というシチュエーションが発生して次第です。

いや、なに俺は微笑み返してんだ。
キモイぞ俺。
なにが「ああ、いいよ」だ。
もっと言うべきことがあるだろうが!!

いやしかし、あの時の雰囲気、あんなの初めてだ。
ヘタレな俺は、未だにその余韻に浸ってる。
だからこうして日記に書いてる。
微笑み返して見つめ合ったあの瞬間。わずか1秒にも満たない時間だが、幸せだ。。。。

新人さんにこの日記がバレているとしても、もういいや。
これで気持ちが伝わるのなら。。。


キモッ俺。


1月24日


昨日は飲み会だったんですがね。

新人さんと仲良くなるチャーーンス!! と思いきや。
一言も喋れなかった・・・
そう、たったの一言も。

邪魔ばっか入るんだもん。
チキショゥ。

正直、最初で最後のチャンスを逃した感じ。
初めに仲良くなれなければ、その後もそのままズルズルいくのは既に分かっている。
今までもそうだった。
で、昨日がそのチャンスだったのに。
あ〜あ、ダメだこりゃ。

つ〜かさ、今日その子と一緒の勤務だったんだけどさ、
なんか、気付いちゃった。

俺・・・・もしかして嫌われてる?
つか、避けられてる?


昨日の飲み会でも、全然俺と視線を合わそうとしないし、
今日も俺と話そうとしない(というか、関わろうとしていないように見える)。

え〜〜〜〜? なんか嫌われるようなことしたっけ?
何か教える時もできるだけ分かり易く教えてると思うしなぁ。。。
変な事言った覚えはないし・・・・。

あ、もしかして「見た目がキモい」とか?
ごめんごめん。そればっかりはどうにもならんわ。
我慢してね。


なんなんだ。
こりゃもう、あの子とは縁が無いということか。
諦めるしかないのか。。。

てかさ、昨日の飲み会。
大人数だったもので、テーブルが二つに分かれてたんだけどさ。
当然そうなると、二つのグループに分かれるわけよ。

パートのオバチャン組と、若い子組。

え?俺はどっちにいたかって?
そりゃ当然、オバチャン組ですよ。

できれば俺だって若い組のほうに入りたいさ。
でも、幹事だから、早めに行ったらさ、オバチャン来るの早いのよ。
で、なんか知らないけど、俺はとりあえずオバチャンと一緒に座ってさ。
後からきた若い人たちはみ〜〜〜んな別のテーブル。
あの時点で「今日はダメだな」と悟ったね。
店長が気を利かせてくれて、途中から俺を若い方に入れてくれたけど、
時既に遅し。
途中からじゃ話には参加できませんよ。
ついでに、俺ビール1杯しか飲んでねぇのに3000円くらい払ってんだけど。
なんだこりゃ。

あ〜あ、明日も仕事。明後日も明々後日も。
しかも明日は早番、と。
で、休みはいつくれるんだろ。もしかして忘れられてる?


そして一つ気になるのが、まさか新人さんにこのHPがバレてるなんてことはねぇよな。
なんか、すげぇ不安。
いや、その子のパソコン使う時の手つき見てるとそれほど慣れてる感じはしないけど、
別にタイピングなんて関係ないしな。。。
もしバレてるのなら、俺を冷たい目で見てるとしても納得。
まさかとは思うがね。。。


1月21日


新人のあの子とちょっと話した。
15秒くらい。

うしっ。昨日の3倍だ!!
頑張った!! 頑張ったぞ俺!!
どうりで疲れたわけだ。。。
ちょっと仕事サボッてタバコ吸っちゃった。てへへ。

今日のは少し「雑談」も入れてもた。
ほんのちょっと。
15秒中、0.7秒くらい。
いやね、その子、俺と同じ市内に住んでるのよ。
割と家も近いと思う。

で、「家が遠いから大変だね」という意味を込めて、
朝何時に家を出るの?とか、
俺何回か遅刻してるよ、とか。
お互いに家が遠いという「親近感」を与える作戦に出た俺。

成功したかどうかは分からない。

ともかく、この会話をするために、俺は今日一日分の精神力を使い果たしたのだ。

「朝何時に家出るの?」と言い出す時、
俺は心の中で「えいっ」と掛け声をかえた。
そうしないと、言い出せないから。
なんつーダメ男だ、俺。


で、明日はその子は休み。
ちぇっ、つまんねぇの。
しかも雪降りそうだし。
そういやこの前の休みが潰れたのはどうなったんだろ。
まぁいいや。
下手に休日増やされて、その子と一緒に仕事をする機会が潰れるのも嫌だし。
うわ、俺ってマジ惚れ!!

そうそう、その子が帰る時に、サラッと
「じゃぁ、明日はユックリ休んで」と言ってみた。
優しい男をアピールする作戦に出た俺。

成功したかどうかは分からない。

焦るな。焦るな。
少しずつ、少しずつ仲良くなろう。

で、うちの店では早くもバレンタインチョコ並べてるんだけどさ。
まだ買う人はいないだろうと思ってたら、意外といるのね。
こんなに早くから準備するって、なんか特別な事情があるのか?
もの凄い好きな人にプレゼントか?
いいなぁ。。。
俺も貰いたいよ。
最近こればっかり。


1月20日


新人のあの子とちょっと話した。
5秒くらい。

初めてあの子が俺に微笑んでくれた。
イヤン幸せ〜

つーか、何故俺はもっと女性と気軽に話ができないのだ。
自分の性格をこれほど悔やんだことはない。
ああ、俺よ。もっと話をしなさい。

うし。今度こそ。
下手に「頑張る」とか考えちゃうと構えちゃうから、
なんつーか、最初の思い切りだね。
相手が言葉の通じない外人さんならともかく、
日本人だ。ただ俺と性別が違うだけだ。
あ、歳も違うか。4つ年下。
でも、んなもん関係ない!!
話をしよう。
もっと「雑談」と言える話を。

人並みに恋をするのに、話ができない。
ああ、切ない・・・・・


て、来月はバレンタインか。。。

ここ数年、バレンタインチョコゼロ記録を作ってるからな。
せいぜい貰えるとしても、お母さんから「余った」なんつって貰うくらいだからな。

はて、いつから貰えなくなったっけ。
中学入ってからだ!!!
てことは、じゅじゅじゅじゅじゅ、10年も貰ってねぇ!!!
自分でビックリ。あらやだ10年!!!
しかも、それ以前でも全部義理チョコっつーやつだ。

はは。。。
11年連続記録を作るか、それとも。。。。
従業員の女性比率を考えれば、貰えるかもしれん。
パートのおばちゃんとか。

つか、考えてみりゃ、うちの職場に勤めてる女性は結構楽だな。
だって、男が店長と俺しかいねぇもん。
や、その他で色々と渡す人もいるだろうけど、仕事の場で考えるとね。

で、俺が欲しいのは当然、
そう、新人のあの子からの物。

く、くれるのかな。。。。。
義理でいいや。
「いいや」つーか、あの子からすれば「百歩譲って義理」ってなもんか。
期待して貰えなかったらショックで死んでしまいそうなので、
とりあえず貰えないという前提でバレンタインを迎えよう。
そう、俺ってすごいネガティブだからね。

そうだ、俺にとってのあの子の存在もこの際決めておこう。
う〜〜〜む。単なる後輩とかじゃちょっと寂しいな。

憧れの人。
お、これいい。
ずっと片思いで、でも話しかける勇気が無くて、
そしてその恋は成就されることなく終わる・・・

これ、これでいこう。
なんかセンチメンタルな感じでグッド。
後輩なのに憧れの人。

ま、あの子にとっちゃー、
俺ごときに勝手に存在を決められる筋合いはねぇよ、ってなもんか。
ぎゃはは。

で、バレンタインを迎えるにあたり、大きな問題が浮上しました。

もし仮に、この虫ケラのような俺ごときが、
あのかわいい新人さんに、
義理チョコ以下の、
「あんなやつにやるくらいなら、アリンコの餌にでもしたほうがマシだけど、
あげないとなんか気まずいから仕方なくあげる義理の義理のそのまた義理の義理」チョコを貰うとしましょう。

一体どういう面下げて貰えばいいのでしょうか。

既に結婚してるパートさんとかなら、「アハハ、ありがとうございます」で済むだろうが、
年下で、しかも憧れの人から貰う時はどういう反応をすれば。。。
いやぁ、10年チョコ貰ってないもんで、チョコの正しい貰い方というのを忘れてしまったのです。
ましてや、憧れの人からのチョコなど、一度も無いものでして。

「ありがとう」。 そんな一言では片付けられない大事件だ。
「うわ〜、くれるの? 俺に? マジで? うわ〜〜!!」
これは大げさすぎる。

うむむ。。。参ったな。。。。 こりゃ困った。
もう、その時の俺に賭けるしかないな。



って、何勝手に妄想膨らませて悩んでるんだ俺は。
これでほんとに貰えなかったら目もあてられない。
つーか、貰えないような気がしてきた。
気がしてきたっつーか、多分貰えない。
あの子からは。そこまで親しくないしな今は。
でも欲しいなぁ。。。


1月19日


昨日の夜、
「明日は休みだ。。。ゆっくり寝られる。
一日中ゲームでもして、ゴロゴロ過ごすか。いつものことだな。
あ、車のガソリン入れなきゃ。ついでに何か買い物でもしてこようか。」

こんなことを考えながら眠りに入った。午前2時過ぎ。


今日の朝、何時頃かはわからないが、恐らく7時半くらいか、
母親に「おい、雪降ってるよ。早めに出たほうがいいんじゃないの?」
と、起こされた。
どうやら俺が今日も仕事だと思っているらしい。
だから、
「今日休み!!!!」と、怒鳴ってやった。
そしたら、「お前が休みの日に限って雪が降るなぁ。。運がいいんだかなんだか。。。」
という声が、夢うつつな俺の耳に入ってきた。


再び眠りに入って、30分か、1時間か、しばらく時間が経ったとき、
いきなり家の電話が鳴り出した。
とくに気にせずそのまま寝続けようとするが、
電話に出た祖母が俺の部屋の戸を開けた。

平日の朝っぱらから俺に電話?
何かの勧誘だろう。そう思った。
しかし、祖母の口から出たのは、俺の職場の名前だった。


嫌な予感。
電話に出ると、その予感は的中した。
雪かき。来てほしい。
この二つの言葉がズーーーーンと響いた。
電話を切り、ひとまず部屋に戻り、布団の上に座ってみる。
タバコを吸う。
本当ならば、俺はまだ寝ているはず。起きていたとしても、ゲームしてるはず。
にも関わらず、今から出勤の準備をしなきゃならない。

自分で自分が可哀想になった。
昨日の夜、寝る直前の、あの妙なウキウキ感。
休みの前日はいつもそんな気分になるのだ。
そのウキウキもすっ飛んだ。
逆に、反動が大きすぎた。

朝食を取る元気も無く、うつ状態のまま家を出た。
途中でガソリンを入れ、職場に向かう。

「でもまぁ、雪かきして帰れるなら、帰ってからゴロゴロしてゲームすりゃいいや」
そう思った。

職場に着く。
綺麗に雪かきされた駐車場。
・・・・はて。
俺は雪かきをしに来たはず。でも雪は無し。雪は止んできている。
また嫌な予感がした。

ここから先は書くのが面倒だ。
とにかく、
普通に仕事して、普通にレジとか入って、普通に接客して、普通に帰ってきた。

休日出勤ではなく、「普通の出勤」として。


寝れるはずの時間に寝れず、
見れたはずのテレビ番組も見れず、
遊べたはずのゲームも遊べず、
買えたはずの物も買えず、
雨にも負けず、風にも負けず・・・・・


雪。
こればかりは、人間の力ではどうにもできない。
だが、俺は今日、雪かきなど一度もしなかった。
せいぜい、自分の車の雪を落としたくらいだ。


俺は、この会社に労働力を売るつもりで入ったが、
プライベートな時間まで売るつもりなど無い。
自分の時間は、金を貰っても犠牲にしたくない。
時間は金で買えないのに、なぜこのように売らなければならないのか。
今日俺が売ったのは、労働力ではなく、間違いなく「時間」だ。プライベートな「時間」。

人の時間を何だと思っているのか。
自分の時間を犠牲にしてまで、「お客様」にサービスなぞするつもりはない。
自分の時間を犠牲にしてまで、会社に貢献するつもりはない。
正直、会社は潰れてくれてもいいと思った。
俺にとって会社は、「働いて金を貰う場所」であって、「自分を捧げる場所」ではない。
にも関わらず、こうやって俺の時間は、自分の為の時間が、奪われている。


休日が潰れたのは今月で2度目。
まだ1度目の穴埋めは無い。


辞めたくなった。
へなちょこだと思う人もいるかもしれないが、
俺にとっては「自分の時間」は何よりも大切な物。
すべての時間を、自分の人生すべてを会社に捧げる人もいるかもしれないが、
そんな切ない生き方はしたくない。
誰かの役に立つのだから無駄な生き方ではないが、なんとなくもったいない生き方に思える。
他人の人生のために、自分の時間を犠牲にするなど、冗談じゃない。


今日の休みが潰れ、明日からはシフト通りに出勤。
また普通に仕事して、普通にレジとか入って、普通に接客して、嫌な思いもして、普通に帰ってくるだろう。


俺の休日を潰すより、誰かこの会社を潰してほしいと思った。
一気にやる気が無くなった。元々無かったものも、更に無くなった。
すべてがどうでもよくなった。

そもそも、俺が今日、本当なら休みであったことは、俺の家族と、店長しか知らない。
普通に頼まれごとしたり、レジ混んでるのに入らないパートやアルバイトの変わりに俺が入ったり。
いつも通りだった。

もういい。  どうでもいい。
寝る。


1月18日


早くも気付いてしまった。

新人のあの子、俺のことなど眼中にないな。

ふふ、そう、それでいい。それが普通なのだ。

何も無くていい。いや、何かあるはずがない。

仕事をするために来ているのだから。

俺もそうなのだから。

はぁ・・・・


つーーーーーかよーーーーーー!!
パートのオバサンよぉぉぉぉぉぉ!!
飲み会の会費集めるって言えばまたアーダコーダ言いやがって!!!!!!
後で集めたほうがいいって?

んならテメェがやれっつーーーーーんだよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
こっちはやりたくもねぇことやってんだ!!!
そもそも会費の金額も、集め方も、店長と相談して決めたんだよオラ!!!!
てめぇがコチャコチャ文句言うなっつんだよ!!!!

全部テメェで仕切るか、
人に任せるなら文句言わねぇか、
どっちかにしろクソボケがぁ!!!!!!



つまんねぇ。
何もかもつまんねぇよ。
新年会行くのももう面倒になった。
新人もどうでもよくなった。
仕事自体どうでもよくなってきた。

なんかおもしろい事ないかな。。。


1月17日


怒った。俺は怒った。

今度新年会があるんだけどさ。

なんか俺が幹事をやらされてるわけ。
そう、「やらされてる」の。

でさ、ただでさえ嫌々やってんのにさ、
この前、やっと店の予約とったわけよ。
夜の8時半からってことで。
忙しい中電話してさ。
で、安心してたらさ。
なんか、パートのおばさんが言うわけ。

「パートのほとんどは、夕方までに仕事が終わるから、
家に帰ってから時間が経つと行くのが面倒になるから、
7時半か8時からに時間を変更してほしい」 って。



・・・・あきれて物も言えない。
自分でやれば?
何様のつもりだオマエ。

店長は、店を閉めるまで残っていなきゃいけない人が
できるだけ長く参加できるように時間を考えたのに、
なんでお前の「面倒になるから」の為に時間を早めなきゃならないのか。
遅番の人はどうでもいいって?
ちなみに俺はその日は休みなわけだが、店長や、他にもパートさんが2人ほど遅番。
8時半からなら、遅番の人は2時間強出席できる。
それをもし7時半からにすれば、1時間になる。
それで同じだけ会費払わせようとしてるのよ。
全員一律で。

あのさ、面倒になるならアンタは来なくていいし、
時間変えたいなら全部自分でやってくれる?
人任せにしといて何故自分の希望を通そうとする?


最悪。元々嫌だったが、完全にやる気をなくした。

辞めた先輩社員が以前「うちのパートはレベルが低い」と言っていたが、
なるほど。
つーか、それ以前の問題だ。人間性を疑うぞ俺は。


1月16日


つつつつ疲れた。恐らく今までで一番疲れた。

今日は、俺なりに教えられることを教えてつもりだ。
その子が理解しているかどうかはともかくとして。
そもそも、一度教えたくらいじゃ覚えられない。
もし覚えられたとしたら、俺の立場がないっつの。

で、その子に色々と教えている時に限って、
やれ業者さんだ、やれ客だ、やれ電話だと、次から次へと邪魔が入る。
ムッキーーーー。


それはともかく、今日はその子とは、
仕事の話しかしなかったな。。。

つまんねぇ男だと思われただろうな。。。。


ふふ、それでいい。それで。
俺はつまらない男。
俺が教えられることを尋ねられるだけの存在でいい。
それ以外のものを求められなくていい。
つまらぬ男。それが俺。

とか言いつつ、
今度からは少しずつでも喋られるようになろうと思う。
なんだろう。何を喋ればいいんだろう。
「レジ疲れるでしょ」とか、さりげなく労わりの言葉をかける。
お、これだこれだ。よし。

でも、つまらぬ男HORI。
その言葉すらかける勇気がないのでござる。


1月15日


明日はいよいよかわいい新人さんと一緒にお店を開店します。
何から教えていいのやら。というか、どこまで既に教わっているのかもわからないし。
明日の俺のスケジュールにはしっかりとその子の教育の時間も入っている。ウホッ。

ともあれ、明日は遅刻をするわけにはいかない。
6時起き、職場に着いたら、その子が来るまで待つ。
そしてセキュリティシステムの解除の仕方などを教えつつ、中へ入って二人きり。
とりあえず服を脱いで、抱きあ

むおおおお、落ち、落ち着け俺!!!

開店準備の仕方を教えねば。
それからそれから、パートさんが出勤してくるまでの間に、
愛を育み一発や

むおおおお、落ち、落ち着け俺!!!

色々と教えてあげなければならないのだ。
早くその子に俺の彼女に・・あーいや、一人前になってもらわねば。
じゃないと俺が死んでしまう。
なんせ今は、店長含めて社員が二人だけのようなもんだし。
これじゃ店はもたない。

しばらくの間は、売場も乱れるであろう。
それは覚悟しているが、少しでも食い止めるために、その子にいち早く戦力になってもらわねば。

大丈夫、キミならできる。
俺がついていてあげるから。
ハッハッハ。
下心なんて何もないよ。安心したまえ。
ハッハッハ。


1月14日


今日の朝、雪が積もっていたので、早くから職場へ向かった。

そうだ、今日は新入社員との初対面の日だ。



事務所に入る。いた、そこにいた。


正直、期待はしていなかったが。。。


ぬぉぉぉぉ、なんじゃこれは!!




・・・・・・カワイイ。カワイイではないか。
こんな話し聞いてないぞ。
恥ずかしい話し、ちょっと胸がドキッとした。
「トキュン」ってな感じで。


この子が後輩になるんか。
フフ。いい。


そして、夜になり(その子はもう帰ってる)、店を閉める段階になって、その子がレジの処理を間違っていることに気がついた。

これが他のパートさんが犯したミスであれば、
「をいコラ!! 俺様に余計な手間かけさせんじゃねぇぞ!!」となるところだが、
その子がやったとなれば、かわいいものである。
今日一日、その子の行動をストーカーのごとく追っていたのだが、あの必死さがたまらなくカワイイ。結婚しようそうしよう。

あさっては、店長が休みのため、社員がその子と俺の二人。
その子は早番、俺は開店から閉店まで。
よし、出勤したら、正しい処理の仕方を教えてあげよう。フフフ。
まだ、店に社員がその子だけ、というのは色々と不安なため、俺が朝から晩までご出勤。
俺がついていてあげよう。傍にいてあげよう。
あの子のためなら、超過勤務などなんのその。
何も見返りはいらねぇさ。



ところで、彼氏いるのか?
いるとすればそこまでしてやらねぇぞ。

いるだろうな。。。。


1月12日


ああああ。
今日の夜、レジを閉めようとしたら、5000円足りない。
5000円。

ありえねぇ。

なんでだよ。
で、調べたら、夕方の時点で既に足りなかったらしい。
にも関わらず、レジの点検をしたパートは俺様に何も報告しなかった。

ざけんな。
5000円だぞ5000円。
5000円の利益出す為に、一体どれだけ商品売ればいいと思う。


結局、さんざん探しまくったが見つからず、明日に引き継がれることになった。
ちなみに俺は明日は休み。
でも、こんな事件が起こったんじゃ気が気じゃない。
恐らく、お金の受け渡しのミスか、盗まれたか。
探しても見つからないでしょう。

なにはともあれ、パートはなぜ俺に報告しない。
今日の店の責任者は俺ぞ!!
いや、もしかしたら、報告されたかもしれん。
俺が聞き逃したのかもしれん。
パートは報告したつもりだったかもしれん。
でも、俺聞いてねぇし。夜まで知らなかったし。
そもそも、5000円も足りなかったら、何を差し置いても報告しろっつの。
「おいっ!! 大変だ!!! てめぇちょっとレジまで来いやオラッ!!」くらいの勢いで報告してくれんと。
つーか、もしも5000円足りないなんて報告を受けていたなら、そりゃ大慌てで探すだろう。


あ〜あ、明後日出勤したら、俺が怒られるんだろうな。
パートとも、報告したしないで険悪な雰囲気になるんだろうな。
やってらんねぇよ。
そもそもだなぁ!! そのパートは元々やる気が感じられない。
他の仕事も掛け持ちしてるらしいが、そんなもん言い訳にもならん。
てめぇが希望して入ってきたんだろうが。やることちゃんとやれよ。

明日から新しい社員が入ってくるっつーのに、いきなり嫌なことが起こっちまうな。
はぁ、鬱だ鬱だ。

つーかよ、なんで休みの前日っつーと、こうもゴタゴタが起こるんだよ。
せっかくの休みが台無しなんだよ毎回毎回。休んだ気がしねぇよ。
うんざりだ。もううんざり。


1月4日


なんか、俺の担当部門がビューティーになるらしい。

ビューティーというのは、シャンプーやらヘアカラーやらヘアスタイリングやら生理用品やら。
マジで難しい。
ヤヴァイヤヴァイ。

しかも、しばらくは今まで担当してた部門も掛け持ちすることになるだろう。

そのうち頭がおかしくなって、
タンポンを両手に持って高々と上げ、
「タ〜ンポンッ♪ タ〜ンポンッ♪」
なんつって歌いながら店の中を練り歩くかもしれん。

とりあえず今は、先輩社員からビューティーのことを色々と教わっている。

夏はタンポンが売れる・・・と。フムフム。
タンポン。。。タンポン。。。
ププッ、変な名前。
タン
ポンヌ。
おお、「ン」のあとに小さく「ヌ」を入れて発音すると、ちょっとソレっぽいぞ。
あまり口を開かず、「トゥァンヌ、プォンヌ」。
てな感じで、全然関係ないほうへ考えが行ってしまうわけで。

というか、生理用品なんて、俺はまず一生使うことはないからな。
化粧品ならば、変な趣味を持てば使うかもしれんが。あ、俺はそんな趣味ないけど。

とにかくだ、タンポンなわけだ。ともあれ、タンポン。
ビデ、ビデ、ビデ。
ビデってどうやって使うんだ?
タンポンはなんとなく想像つくけど。あ、変な想像してるわけじゃないよ。
使い捨てビデ。
使い捨てるのか、ビデを。
どうやって?どこに?何を? ビデを。
人に聞くのもおかしな話だしな。

「あのぅ。。。ビデって、どうやって使うのでしょう?」

ただの変態じゃねぇか。

ビデ、ビデ、ビデ。気になる。

どなたかこっそり教えてください。


1月3日


あけましておめでとうございます。

新年早々、家族揃って薬局に買い物か。
あ〜めでてぇな、めでてぇなぁ。

休ませろバカ!!
なんだなんだ。休みが元旦だけって。

またまた発注の担当部門が変わってしまって、もう訳わからん。
もうイヤン。

そういや最近、キチガイみたいなガキが来る。
もうね、すげぇの。
店の中で大騒ぎ。
親も一緒に来てるみたいなんだけどさ。
店中に響き渡るような声で大騒ぎ。
大声というよりも、もはや「奇声」だね。
あれ絶対自閉症か何かだ。
しかも、親も知らんぷり。ふざけんな。
耳障りで仕方ない。

いやそんなことはどうでもいいが。
今月の半ばくらいに、新しく社員が入ってくるわけで。
ああ、どうなることやら。
俺が先輩かよ。
ああ。
まだ自分としては、色々と教わる立場なのに、
もう人に教えなければならない立場になっちまうのか。
ほっほっへー。
ま、相手が20歳の女の子だからぁ、
親切に教えてあげるけどぉ。

とにかくゆっくり休みてぇ。


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