間違いと偏見のチェーンカラー

チェーンカラーの使用は本当に悪いのか? トップページ

方法:A
ご褒美を強化子として使用する方法

方法:B
チェーンカラーを使用したしつけ方法
現在、多くの人がAの方法が良いのではないかと思っている、本当にそうなのだろうか?
一般に思われている感情的考え
方法:A    良い:犬にやさしい・ストレスが無いのでは・
方法:B    悪い:犬にかわいそう・ストレスを貯める・危険な目にあった聞いた・本当に危険ではないか・
チェーンカラーは危険なのか?
この頃ではチェーンカラーを使用した「しつけ」 について虐待ではないかとかショックなどとんでもないことだと言われるようになり、Aの方法を重視するようになって来ました、ですが昔からチェーンカラーを使用している人に言わせると「早く仕上がりすばらしい道具である」「長く使うとわかってくる」と言います。見た目で判断されているのでしょう!
本当に危険なのでしょうか?  介助犬を世界で初めて創案し、世界最大の介助犬協会CCIを創設、世界初の学位が取得できる介助犬訓練士学校を開校し、国際的な訓練士の輩出を行っているボニー・バーゲン博士の講演会 「介助犬トレーニング実践セミナー」 (賢い犬のトレーニングのABC)の中で  「 訓練と散歩のときに使用するリーシュは、チェーンカラーがいい。   理由として、 フラットなカラーだと犬が自分から引っ張った場合、一箇所に力がかかり首の筋や気管を痛めることがある。その点、チョークチェーンは全体に力がかかり、しかもすぐに緩めることもできる。」と言っています。 決して危険な道具ではないのです!  このことから犬の体に優しい道具であり、使う指導者の問題や使い方の間違いにより敬遠されているようです。
兵庫介助犬協会日本同伴犬協会・盲導犬など非営利団体を検索すると、ちゃんと使用しています。禁止している団体では優良家庭犬普及協会・などがある。

なぜここまで危険とか可愛そうとか言われるのでしょう。
それは間違った使い方と一部のしつけや訓練に携わる人が強くショックを与え、引っ張り癖を治すとかの方法によるもので、誤った指導を当然のように行った結果あってチェーンカラーは決して犬に負担をかけるものではないと思われます。

犬の事故があったので危険ではないか?
チェーンカラーによる犬の事故も耳にする事があります。
「デッキに引っかかりパニックになり死の寸前だった」
「フェンスを乗り越えようとして引っかかる亡くなってしまった」
「犬同士遊んでいて、チェーンカラーに他の犬の足が絡まり引きずられた」
このように、悲しい事故もおきています。なぜでしょう?チェーンカラーを本来の目的外につかっていたようです、使い方の指導を適切に教えなかったトレーナーや指導者が問題ではないでしょうか、  決してチェーンカラーが最良の道具とは思いませんが、聞いたり、調べたるするほど感情や間違った使い方で非難されているようで仕方がありません。

使い方:  しつけや訓練・散歩に使用する物で、繋留や普段使用する物ではありません、また引っ張りを治す道具でもないのです(犬に負の刺激を伝える道具)。パピーや小型犬も使用する必要もありません。 使用に当たっては専門家から「刺激の伝え方」など指導を受けることも必要でしょう。
チェーンカラーは犬に負担をかけたり、ストレスをかけるのか?
このことについても、チェーンカラーの批判がよく見られるようになりましたが本当に負担をかけるのでしょうか、実際には 方法:Bより 方法:A(褒美のみのしつけ方法)のほうが犬に負担やストレスを与えているのです(ほとんど知られていません)。 
ヒトと動物の関係学会で麻布大学大学院 獣医学研究科 動物人間関係学研究室のHNさんが「チェーンカラーをもちいた訓練の影響」についての研究発表がありました。
その内容では、チェーンカラー(負の刺激)を用いた訓練を導入したグループでは、成績が有意に上昇した。
報酬のみを用いた訓練では、尿中NA濃度が上昇(緊張や興奮などのストレス)したため、訓練という状況がある種の興奮状態をもたらし、外界からのさまざまな刺激に反応してしまったと考えられる。(集中しない)
チェーンカラーを用いた後では、尿中NA濃度が低下した。その興奮が抑制されたと考えられる。チェーンカラーによる刺激は、犬にストレス反応を起するようなものではなく、ハンドラーへの集中を促すものであった。

このことから、チェーンカラーは犬に負担をかけたりストレスを与える物でもなく、集中させることでしつけや訓練を短期間で上昇させる道具だったのです。
いままで長年の経験者が体感的に「いい道具だ」と言ってきましたが、ようやく科学的に「なぜ良いのか」が証明されたようです。
結論と これからの「しつけ」方法
褒美を使用することでオペラント条件による反応を利用・強化して、理論に基づいた方法で行うとともにチェーンカラー(首輪くらい締まったら止まる物またはハーフなどが良い)による負の刺激が入ることによる方法。
犬に対し支配的な接し方をせず、犬に考えてもらうことも重要な課題でしょう。  これがこれからのしつけ方法になのでは?