平成19年度黒部ルート見学会の紹介
     

・平成19年度、第1回目(5月23日)の黒部川第四発電所の、黒部ルート見学会の様子をまとめました。

今回の見学ツアーは公募方式であり、昨年の倍率は2.7倍だったそうです。
年1回しか参加できませんが、ぜひともおすすめです。

感想としては、気さくな案内人さんのユーモアを取り入れた解説及び質問はなんでもOKと毎年行きたいと思えるほど気軽に楽しめました。

黒部ルートの詳しい説明は関西電力HPまで
http://www.kepco.co.jp/info/hokuriku/koubo/index.htm















頂上の展望広場からの黒部ダム全景です。
快晴の中、黒部ダムがくっきりと見えました。

黒部ダムには新たに出来た新展望広場などの絶景ポイント及び資料館など楽しめますよ!

黒部ダムからは立山連邦が綺麗に見えました。
日頃の行いが良いみたいで^^;)、快晴の中ヘルメットを装着し、いよいよ出発です。
うれし〜い^^)
























途中の樽沢横抗で一旦、下車して案内人さんが黒部トンネル本抗及び横抗の説明及び黒部渓谷の事などユーモアを取り取り入れながら説明してくれました。

横抗を正面から撮りました。
以前に熊が入ってきて大騒ぎになった事から、普段は柵に鍵がかかっていて、外からは入れません。

横抗からは平地では見る事が出来ないほどの山奥にある剣岳がくっきり見えました。
感動です!!


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写真では分りづらいですが、かなりの急坂を下りました。
815mを20分で進むのでかなりゆっくりです。

インクライン内ではDVDでの説明及び、2002年に紅白で生中継された中島みゆきの映像などを見ました。
















発電所入口です。
ここ、黒部川第四発電所は、発電所はもちろん、変電所及び開閉所まで全て地下にある世界でも珍しい発電所設備です。

入口には当時、関西電力の社長であった太田垣社長が残した碑があります。

「経営者が10割の自信をもって取りかかる事業、そんなものは仕事のうちには入らない。7割成功の見通しがあったら勇断をもって実行する。それでなければ本当の事業はやれるものじゃない」

感動です!
 

核心部の発電機です。
4台有りまして、この日は2台稼動していました。
発電所内は普段は無人運転されていて、黒部ルート時及びメンテナンス時のみ人がいるとの事です。

発電機の中心の軸部です。写真では解りにくいですが、かなりの高速回転です。
こんなのが見られるなんて・・・!

2002年に紅白で生中継された時の中島みゆきのサイン及び写真などが展示されていました。





















仙人ダムに来てやっと、外にでました。
写真は仙人ダム上から、あの有名な「高熱隋道」方面を撮っています。
高熱隋道からは熱風が吹き出していて、人を寄せ付けない様に感じ取れます。

一旦、トロッコを降りて、ここからは縦抗になります。




















写真の縦抗は、なんとトロッコの車両を運ぶ為のものであり、もちろん世界でも有数の大きさです。
昭和初期に完成されたにもかかわらず、現役なのは驚きですね。

縦抗のエレベータを降りた後からはトロッコ電車にて欅平まで行き、黒部ルートは欅平で終了です。

欅平からは普通の観光客と伴にトロッコ電車電車にて宇奈月まで帰ってきました。

今回の黒部ルートにはなんと沖縄から来られた方もいました。(よく知っていたもんだ)





















前日に今年最大級の蜃気楼が出現したとの事で今日も平日にもかかわらず、たくさんの写真家がカメラを向けていました。

蜃気楼が出現した時には花火が上がり知らせてくれるとの事です。
今日は、出現確率30%と出ていました。私は、待つ時間が無く諦めて帰途に向いましたが・・・。

近くには蜃気楼の発生の解説もある、「魚津埋没林博物館」があり、特別天然記念物の埋没林の水中展示など、楽しめますよ。


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