待 つ
この絵はキャンバス50号の油絵で「待つ」と題名をつけた。今から40年以上前、私が開業して間もなく、茅野の糸萱からお母さんに連れられて私の医院に来た嬢ちゃんがお母さんの手編みで仕立てた衣服を着ていたが、何とも言えぬ茅野の無垢な子供らしく可愛かったので、お母さんにお願いしてスケッチと写真とを撮らせてもらった。しかし、何分にも子供がカメラが気になり、なかなか思い通りに俯いてくれないので苦労をした。もうこの子も母親になり、ひょっとしたら孫までいる歳になっている筈だ。この絵を見る度に、若かった当時の私を思い出す。




