晩 秋
「柿の木は折れやすいで、登るのはやめろや。」
昔から柿ノ木より落ちている患者をよく知っているのか、柿もぎの季節の父の口癖である。東山田の家には、大きな柿ノ木が10本ある。毎年10月末に柿もぎ専門職人に来てもらい、近所にも欲しい分だけ取ってもらっているが、豊作の年には残した柿を鳥たちも持て余している。今年はアメリカシロヒトリに葉を喰われ、昨年に続きかなり柿の数が少なそうだが、大きな実となるそうだ。
干し柿が軒にぶら下がる季節になっても、鳥たちの分はあまり残りそうにない。
(文:山田雄三)




