八ヶ岳 3

2002年1月12〜13日、かねてより計画の山行の日だ。
朝起きると、素晴らしい天気である。
家から見える 八ケ岳 富士山 甲斐駒ケ岳は正月から天候がよくなくて、はっきり見える日が無かったが、
今朝は澄みきって綺麗に見える。
目的地は北横岳 三ツ岳、泊まりはもちろん北横ヒュッテ、メンバーは岡谷在住の山仲間2名、
横浜市在住の山仲間、狭山市在住の男性(今回初めて)で計4名です。
茅野駅到着の2人を待って出発する、天気が良い為ピラタスロ-プウエイからみる素晴らしい山々、
南八ケ岳 南アルプス 中央アルプス 御岳 乗鞍 北アルプスなどよく見え、眼下に眼を移せば
カモシカの親子がいた。
気温氷点下8℃、例年になく一月としては雪が多い。しかしルートはトレースがしっかり付いていて
迷う心配は無い。
途中写真を撮ったり岩や樹木に着雪した形状を観賞しながらヒュッテ到着。
それにしても実に見事な自然の造形美だ。同行メンバーも興奮気味!!
山の天気は変わりやすいので食事せずに北横岳に向かう、いつもならジグザグのルートであるが雪が多いために、
直登ルートが出来ていた。
山頂は眺望がよく素晴らしい。
峰の南側にある樹木に大量の雪が付着し隣同士の木がくっ付あって一枚の壁のようになっていて、
何回も来ているが、始めて見る光景である。
ヒュッテに戻り遅い昼食を摂り、三ツ岳に向かう。
午前は無かった踏み後がしっかりと付いていた為、非常に助かる。
夏に来ると岩などが多くあり歩きにくいが、冬の雪が多いときはそれらが雪に隠れる為非常に歩き易い。
(ルートが付いている時だけだが)
鎖場に到着すると、見上げると岩場に大量の雪が付着していて何か恐ろしさを感じる。
心配したほど怖くはなく山頂に到着することが出来た。
夏スケッチした岩も雪にだいぶ埋まっている。
ヒュッテに帰り、早速酒盛りをする。
狭山の松本さんは冬山は初めとの事、横浜の鈴木さんも大満足、ヒュッテの本日の泊まりは20数名、
9時の消灯まで食堂、ホールとも大賑わいであった。

明けて13日、気温−11℃上空は満点の星だ。
とても下界では見ることの出来ない景色、これも冬山に来た人々への自然からの贈り物。
日の出を期待して北横岳に登る。前夜の酒のせいか非常に苦労しながら山頂に着く。
風もあまりなく日の出を見る人々で大賑わいである。
太陽の出る辺りに雲が多く、残念ながらすっきりした日の出は見られなかったが、日の出直前の雲は紅色に染まり、
それは見事な光景でした。
天気に恵まれ、気温も暖かく、素晴らしい雪景色を見ることができ、最高の2日間であった。

北横岳山頂より大岳方向に下る事
約30mからの北横岳ヒュッテ。
雪の中に寒々と在るヒュッテ、小屋に
入れば知らない人もすぐ友達、山の話、
経済、写真、多くの話をしながら過ごす。
居心地が良い為、酒の量が多くなる。
夜の食事は鍋であり、最後はうどんで
決まり。
9時まで多くの人がホール、食堂などで
いろんな話をしています。
{三ツ岳最後の登りからの蓼科山}
昼前は無かった三ツ岳えの踏み後がしっかりと
着いて歩きやすかったが、無ければ大変な
苦労するところである。
ルートを付けてくれた人々に感謝!!!
ー歩間違うと腰まで埋まります運が悪いと
首までですよ。
本年正月より雪が降りつずいたので、1月にして
は積雪が多い。
最後の登り山頂に雪の固まりがあり、
躊躇するが登る。
{北横岳山頂より日の出}

山頂は風もなく暖かい(-12℃位か)
日の出は雲が多く期待したほどでなかった。

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