緑色の米(平成20年)


刈り取りが、早すぎて実ってないお米(未熟米)が、入っているのではないかと思われがちですが、
そういう理由で、今年は多い訳でありません。

《経営者から》
緑色の米は「活青米」です
  ひとつは、穂が実るのに例年3-5日ぐらいかかっていますが、今年は7-10日もかかっています。
  今年の夏の気候の影響だと思われます。穂が塾するころ低温状態が続き、実る期間が長くなりました。
  穂の先と最後との実りの開きが大きすぎ、最後まで実るのを待っていると、取り遅れるのになるので
葉緑素が残っていても透明度が高くて成熟している「活青米(いきあおまい)」の状態で刈り取リました
  それで今年は、緑のお米が多いです。
  よそでも、この傾向があるようです

  もうひとつは、有機質米のほうが緑色の米が多いと思います。
  それは、田んぼにもよりますが肥料が効きすぎて、成熟しているけれどいつまでも青々していました。
  決して、未熟のお米ではありません。

炊き上がりや食味には、全く問題ありません。
  この「活青米」は、精米しますと白米になります。(精米すると、緑の糠がでてきます)
  また、玄米で炊いても緑色が目立ちません。かえって、「活青米」があると柔らかくなり、おいしいです

 
ただ、見た目を考えると、正直少々見劣りするかもしれませんがね。(笑)

           
            
今年の玄米      玄米ごはん


〜資料〜

緑色の米の種類   ・古代米の一種で緑色の品種「緑米」。
             ・緑色が濃く、成熟が劣る未熟な「青未熟米」。
             ・
完熟直前のツヤのある「活青米」。
             この内「活青米」は遅刈りでない(新米)証拠になりますから、ご飯も美味しいのです

「稲の登熟は すべて一度に熟する訳ではないので、稲刈りは 平均的な時期を選んで進められます。
 早い刈り取りの籾は 成熟していても 色が青いお米も多くなります。
 しかし、
青くても 収穫後の選別で未熟米と成熟米(活青米)は しっかり分けられますので問題はありません
 (青くても成熟したお米は 透明感があります)
 活青米はフレッシュな若人のお米と 考えてもらっていいと思います。

 完熟直後のツヤのある活青米(いきあおまい)の少量のまざりは
 刈り遅れでない証拠、新米の証拠であります。」