子ども・少年 のページ

NEW   長野県波田町子育てセンターでの講演全文(05.1.2加筆済み)     05.1.2更新 

「丸ごと愛して! ぎゅっとと抱きしめて」−荒れる子どもと向き合って見えたもの

NEW  喜怒哀楽ノートから自立の力をー私の付添人活動  05.1.2更新

      信州大学経済学部「現代法務」での04.11講義内容全文

 

  長野県内での少年犯罪被害者支援活動

      少年犯罪被害者支援弁護士ネットワーク04.6.27大阪総会での発言 04.10.11更新

  「ひとりじゃないんだ!」 ともに遊び学び育ちあう世界を子どもたちに

─少年事件の加害・被害少年と向き合って見えてきたもの
           最近の講演レジュメ       04.8.12更新

 あるべき少年法制を探る―新たな被害者・加害者を生まないために

   信州大学での講義レジュメ          04.8.12更新

 

                                          04.5.5更新
           
母親から見た ある弁護士の被害者弁護

                                              04.1.29更新
少年犯罪被害者の権利確立のために
岡崎 哲くん傷害致死事件での最高裁判所への意見書

                 「度重なる少年犯罪ー子供をどう育てるか」2000.7                                   弁護士  毛 利 正 道

「先生の渾身の思いが、私の魂を揺さぶりました。同じ時代に、同じ日本で子育てをしているのに、多発する少年犯罪をどこか遠くの、別世界での出来事のように感じていた無責任さに恥ずかしくなりました。大人は子どもに謝るところから始めなくては… 子供たちの叫びが事件を通してはっきり聞こえてきました。たくさんの方々に先生の話を聞いていただけたら、大人も子供も明るい展望が持てると思います」 私の講演を聞かれた、諏訪市内のあるお母さんからの手紙です。これまでに7回講演して、たくさんの励ましを受けました。日本全国どこへでも、講演料なしで出前講演に出かけます。気軽に声をかけてください。私は、真剣です。

          かけがえのない自分と他者

最近担当した、六件の加害・被害少年犯罪事件を通して実感したこと、それは、子供たちの多くが、理由があれば人に暴力を加えてもよいと思っていること、そして、自分自身をかけがえのない大切な存在だという気持ちが薄く、そのため、他の人の命を大切に思う気持ちに乏しいことです。子供達の周りには、親や学校の先生による現実の暴力があふれており、加えて、テレビやゲームなどのすさまじい仮想現実(バーチャルリアリティ)の暴力が満ち満ちていて、子供らを暴力に誘います。

また、子供らは昔のように、地域で多くの子供たちやその親たちの中で、赤ちゃんの誕生や人の死を身近に感じながら、たくましい自立心と責任感を持った大人に育っていくという機会がなく、しかも、それに代わるような、自分と他者をかけがえのない存在と思えるような大人からのメッセージがほとんどないまま、育っています。よく思いやりのある子に育てようと言いますが、自分自身を「透明な存在」すなわち無価値な存在と思っている子にいくら他の人のことを思いやろうと言っても無理というものです。

           握って離さないでほしいこと

第一に、子供たちをまるごと認めてほしい。今生きていること自体をうれしいと心から思ってほしいのです。条件付きで愛する、例えば、走る馬の鼻先にニンジンをぶら下げて走らせるようなことは決してしないことです。

第二に、子供達に自分と他者の命の大切さ・かけがえのなさを、大人が真剣に子供達の眼を見ながら伝えてほしい。どうしても話ができないときは、子供に手紙を書いてください。

第三に、子供達の周りの現実の暴力とバーチャルリアリティの暴力をやめさせましょう。特に、現実の暴力は勇気を出して今すぐやめましょう。

第四に、子供達が子供たちだけで遊べる居場所を、それぞれの地域でつくりましょう。そのためにも、学年を超えた五人から10人程度の大人達の継続的な集まりが不可欠です。この集まりは、子育てに悩む親を一人ぼっちにしないでみんなで支えあう為にも必要です。

 

このような要旨(その後「発展」していますが)で、出前講演をしています。交通宿泊実費をいただければ、「講演料」は有無も含め全くご自由に決めていただいて結構です。お気軽にご連絡下さい。

mouri-m@joy.ocn.ne.jp

@「渾身の思いを込めて in 松本」 2000.7.3勤労者福祉センターでの講演

    度重なる少年犯罪 子供をどう育てるか

─6件の加害・被害少年犯罪を担当するなかでみえてきたものー

この講演がそのまま本になっています。

「弁護士が語る子育てキーワード」かもがわ出版 952円   

A「渾身の思いを込めて」を聞いて(感想文)

B被害者・加害者双方の人権確立を

C新しい世をクリエイト,こんな楽しいことはない 長野県内の高校での講演より 1999年9月

D高校教師への講演「子育てキーワード」 2000年9月22日

E自己肯定感をクリエイト 二男との関わり 2000年12月

F奉仕活動義務付け法案そして教育問題の根本について 2000917

G謝ったら子どもが泣いた(ある母親の感想)200124更新

H映画「15才 学校4」に寄せて 2001.2.4更新

I岡谷北部中学校PTA会長としての発言4題 01.4.30更新
 A かけがえのないいのち 
 B 地域で子どもを育てる
 C 絆を求める同時代に生きる者として
 D ある強盗少年の再生

J少年犯罪被害者支援弁護士ネットワーク結成される 01.4.30更新

K信濃毎日新聞「思春期相談室」5回分 02.4.28更新

L少年犯罪被害者に寄り添う   02.4.28更新

M夫婦も子どももパートナー 信毎子育てフォーラムに助言者として参加して 02.11更新

N少年犯罪被害事件・2つの判決  021230更新  
 宮田事件     百瀬事件

O長野県教委・飯田高校生徒刺殺事件検証委員会最終提言HP  03.518更新
  
田中知事「実行する」と約束
  
私の実感―法律事務所ニュースより 03.5.18更新

この検証から教育改革基本法改正を見る 03.5.18更新

P長崎4歳児誘拐殺人事件について  03824更新

出版しました 02年2月15日・かもがわ出版より  税込み1000円
「娘の誕生日に悲劇は生まれたーテロ・戦争のない21世紀を若者とともに」
@書店で販売しています A私への直接注文は、10冊(送料込み1万円)単位でお願いします B林百郎法律事務所窓口では1冊売りします

あとがきより 最近加害被害少年犯罪を担当するなかで、子どもたちの悲鳴が聞こえてきたため、子育てにさかのぼって提起しなければと決意したのが、2000年5月。以来、ほとんどの講演で感想文を書いてもらい、それをつぎの講演に活かすようにしてきまして、私自身の認識も深まりました。その意味では、この本は、前書「弁護士が語る子育てキーワード」の続編にあたるものです。

その一方で、私が事務局長を務めている「憲法9条を世界に広げる諏訪地方ネットワーク」でも、若者が主人公となる活動をめざすことにして、2000年7月の対抗沖縄サミット市民集会に沖縄から大学生を講師に招き、参加者も4割近くが若者。若者(と私)のみ30人が参加した講師を囲む二次会が大いに盛り上がりました。以来地道な活動をしてくるなかで今回の同時多発テロに遭い、若者が主体の「信州からPEACEネット」に結実してきました。

私にとっては、少年犯罪弁護・子育て講演も、信州からPEACEネットの行動も、「かけがえのない新たないのちを1個たりとも奪ってはならない」という1点で強く結ばれていますが、実はそれは非戦非暴力を定めた日本国憲法の精神そのものであることに気づきました。そして、テロも戦争もない、地球人類全てのいのちが大切にされる世の中は、若者が立ち上がることによって必ず「創造=クリエイト」されると確信しています。この本は、テロも戦争もない、日本国憲法が花開く世の中を若者とともに築きたいとの私のメッセージとお受け取りください。