諏訪大社上社の 拝弊殿 の正面に立てられている 御弊や
(正式には御弊束 ゴヘイソクと呼ばれる)その他 前宮の御寶殿に納められていた
その年の神事に使われた幣束・榊などを 十二月三十一日 大晦日の 前宮除夜祭に
幣帛送りの神事が執り行われ、一年間飾られた幣束を 葛井神社に送り
御本殿の裏にある「葛井の清池]に深夜 寅の刻 (今は午前零時) 前宮の灯りと、
葛井社の灯りを合図に沈めると、翌 元旦の朝午前六時に
遠州(静岡県浜岡町)サナギの池 に浮き上がると言う古話が伝えられている。
サナギとは、鉄や銅の塊を指し、槻井泉の 鍛冶職 の神様であり
諏訪大社の サナギの鈴 は 鉄鐸 である。
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