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ヤギ乳のカッテージチーズ
【準備】
ヤギ(メス)1頭 草1年分 レモン、塩各適量

【作るまで】
@ 小屋を建て充分な準備をして、メスヤギを飼う。
A 草を刈ってきて10cm長さに刻む。青草だったら、毎日りんご箱で4箱位必要で、穀類少量も与える。もちろんきれいな水も常時置いておく。
B 1才を過ぎたメスヤギに子を産ませる。(受胎は秋のみ、妊娠期間150日)
C 子ヤギのための授乳期間2〜3ヶ月は子育てに専念する。
D 子ヤギが草を充分食べるようになったら、もう1つ、子ヤギのための小屋を建てる。(必要な草の量も増える)
E 朝と晩、搾乳をする。ペットボトルを使って片方づつ搾るとゴミが入らないのでお勧め、また、搾乳後ブラッシングをしてやると喜ぶ。ただし、どこか痒いところはありませんか?などと聞くと次から次へと指示をして来るので注意、時間があればいいのだが。(以後2ヶ月位は1日搾乳量3リットル位で、その後減ってくる)
F 搾った乳は、厚手の鍋に入れ、65℃に温めて30分ほど低温殺菌し、ビンに移して冷水で冷やし、冷蔵庫で保管し、飲用する。
G ヤギ乳を2リットル鍋に入れて火にかけ、85℃まで温めて火からおろす。
H レモン汁80mlを振り入れ、ゆっくりと木べらで混ぜると分離してくる。
I ザルにサラシ布を敷いた中にHを入れて濾し、好みの硬さまで水分を切る。
J 固まったチーズをボウルに入れて塩を少し混ぜ合わせる。好みでレモン汁を加えてもよい。
K Jを冷まして冷蔵庫で保管する。乳清の方は、野菜スープやカレーに入れて利用する。
L Kのカッテージチーズをパン、タルト型、クラッカーに載せて好みのトッピングをする。


ヤギは季節繁殖です。ヤギ乳というものは一年中でるものではありません。長年かけて、子育て以後も人間用に搾乳が続けられるように品種改良された結果なのです。そして当然、ヤギが食べるものによって乳の味が変わってきます。うちでは、自家製で安全なもの、そしてヤギが喜ぶものを与えています。スイカの皮やとうもろこし、カボチャも大好きです。せっかくの大事な乳なので、そのまま飲用したいのですが、自家消費ではとても飲みきれず、余った時は毎日のようにこのカッテージチーズを作り、パンやサラダに載せてありがたく、おいしくいただいています。
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