■1000円札の両替機

ゲームセンター風の部屋を作ると当然「両替機」も欲しくなります。
ゲーム機にお金を入れずサービススイッチを押して遊んでしまうとゲームに対しての真剣さが無くなってしまうので、
やっぱり自宅でアーケードゲームを遊ぶにも100円を投入する行為が必要だったりします。

そこで、オークションで「1000円札の両替機」を購入することに・・・

動作は未保証でしたが、ゲームコーナーを閉鎖するまで使われていたような記載があったので、
まぁ大丈夫だろうと思って、他の筐体と一緒に軽トラでコツコツと持ち帰ってきました。


このくらいの大きさなら、軽トラで運べるので助かりますねぇ〜
一緒に購入した「ジャンケンパワッチュ!」は、ゲロ安でした。

これが、今回購入した両替機
MONEY CHANGER KG-100

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▼先ずは動作チェック▼

オークションで購入したもので今までに失敗した経験が無かったので、今回も動くだろうと思っていましたが・・・
コンセントを接続しても残念ながら電源入らず、動作せずで壊れているようです。簡単に修理が出来ることを期待したいです。


筐体内を見てもパーツは揃っているようですが・・・

テスターでスイッチング電源部をチェックすると、
入力側の100VはOKでしたが、出力側がNGでした。
在庫で所有していた12Vスイッチング電源に交換して
これで修理完了なら安い買い物です。


壊れていたスイッチング電源のヒューズは丸焦げでした。

電解コンデンサも膨れ上がっていました。

スイッチング電源を新品に交換すると、100円玉を放出するホッパー部分のモーターが永遠とグルグル回転するよーになりました。
ずっと待っても止まらないので制御基板も調子が悪いのでは?と思って基板を取外してチェックすることに・・・


暗がりのケース内だと不便なので取り外しします。

基板をチェックするとICが丸焦げです。

他のICも吹っ飛んでます。

落雷か何かですかねぇ〜 ICの型番も判断が難しい部分もあるので、修理は大変そーです。制御基板部分は自作したほうが早いですね。

1000円札を識別するユニットだけでも壊れていないことを信じて、単独でDC12Vを接続してみるものの、1000円札を吸い込んでくれません。


これが、動作しない紙幣識別ユニットです。 
iCT MODEL B77-JP40Gi(2)

分解してみると、紙幣センサー部分が溶けてます。
これでは、認識するハズがありませんねぇ〜


更に基板部分も同様で丸焦げでした。

電解コンデンサーもICも破裂していました。

1000円札を識別するユニットも修理不可能なレベルだったので代替えの用意が必要です。

最後の望み、「コイン(メダル)ホッパー」部分だけでも使えれば良いですが・・・


これが、100円を排出するコインホッパー

回転パーツの一部が欠けているので分解してチェックします。

分解し続けるとボロボロと割れてしまいました。

コインホッパー部分も回転するパーツが破損してしまっているので、再利用は困難になってしまいました。
アルミか樹脂で回転部分のパーツを自作しようかと検討しましたが、難解な形状だったので買ったほうが安上がりっぽいです。

最後に残ったのはスチール製のケースだけでした。
ただ、残念なことに透明アクリル板に挟まれた印刷されている用紙がヘロヘロしていたので、一旦剥がしてみることにしました。


ヘロヘロした用紙を剥がしてみると、
更に印刷されていました。

外国の両替機を利用した仕様でした。
白いスプレーで雑に塗装されています。

最終的にはスチールの箱だけしか利用出来ませんね。
まぁ、この箱を自作することを考えれば助かります。

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購入(落札)した金額から考えると高い買い物をしたよーに思えたりしますが、
両替機と一緒にゲームセンター用の赤いイスを無料で5脚貰っているので、それだけでも価値があったりします。

更に回収時に出品者さんから、「両替機の中に何か入っているかも知れないけど全て差し上げますので・・」とのお話があり、
 鍵を開けてみると、クレーンゲームの景品が30個程度と、ボロボロになったワニワニパニック用のハンマーが入っていました。

あと、両替機の入れ物には1000円札(数枚)と小銭も入っていたので、完全に壊れていたものの良い買い物だったと思います。


ゲームセンター定番のイスをゲットしました。

ちょっと古い景品ですが、沢山入っていました。

嬉しいことに1000円札と100円玉も入っていました。

このまま、両替機を諦めて何もしないのも勿体無いので、パーツを購入して修理をしたいと思います。

この続きは「1000円札の両替機 〜修理 その1」で紹介します。

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