■SHARP X68000風 Windowsパソコン製作への道のり3

▼ケース加工の続きの続き▼

ポップアップハンドル部分のスペースに電源や信号線(USB/S-ATA)を通したいので
穴を開けたのですが、外から見えないように板で隠す作業をします。


先日作ったパーツとペラペラなベーク板と接着合体

アルミ丸棒が通る穴をもう一度開けます。

こんな感じに中心部分に配線を通す穴が出来ました。

▼ツインタワー左側内部の加工〜ツインタワー左側に入れるパーツ▼

マザーボード以外のパーツを紹介していなかったので、これから作業に必要なパーツだけ紹介します。


DVDスーパーマルチドライブ Panasonic UJ-875

SONY MRW-F3 SD/MS対応カードリーダー

ICカードリーダライタ
NTT-ME SCR3310-NTTCom

▼ICカードリーダのイジェクト方法の変更▼

元々、実機では5インチの1ドライブだった部分をICカードリーダーの穴として利用します。

SCR3310のICカードイジェクト方法は、ただ単にカードを手で引っぱるだけですが、
希望はボタン1つでポンとカードがイジェクトしてくれる構造にしたいので壊れたETCユニットを利用してイジェクト構造を変更したいと思います。


これが動作不良のETCユニットです。(三菱製)

分解するとICカードスロットが出てきました。

ハンダゴテを使って欲しい部品を分離させます。


これはSCR3310から取外した基板です。

接点側にある邪魔なパーツを取外します。

ETC用のカードスロットと合体させます。


両面テープを使ってガチっと固定してしまいます。

ICカードが挿入されているかチェックするSWを取付けします。

ラッピング線を使ってメイン基板からスイッチに配線します。

ETCカードのイジェクト押しボタンが今回作っているケースの押しボタンの位置と高さが合わないので35mm程ボタンの位置を下側に移動させる部品を追加します。


簡単な設計図でスライドする構造を考え中〜

ガラエポ基板を使ってカードリーダの固定板にします。

黒ベーク板で押しボタンのスライドする構造を作ります。


更に、こんな感じの形状に加工をして・・・

横スライド出来るような仕組みを作りました。

フタをしてから先端にステンレス棒を挿します


元々のボタンから35mm程度移動出来ました。

B-CASカードを試しに入れてみます。

追加したボタンを軽く押すと、カードがポンっと出てきます。

押しボタン部分はケースとの固定方法を決定しないと、正確な位置が解らないので大雑把な形状になっていますが、後日加工をします。

▼DVDドライブとSD/MSカードリーダーの固定部品の製作▼

実機のツインタワー左側は5インチフロッピードライブが2基搭載されていましたが、
今回はスロットインDVDドライブを「0」ドライブ側に取り付けて、SD/MSメモリースロットは「1」ドライブ側の穴の上部を利用する予定です。


2枚のFRP板をドライブ固定用の部品として利用(写真は加工後)

スロットインDVDドライブをネジで仮固定してみます。

こんな感じに左右に取付けて位置を高くします。


ICカードリーダを中間に固定する構造にします。

SD/MSカードリーダーを分解します。

USB端子を取外してケースも一部カットしました。


今まで作ったパーツを合体させてみます。

微妙に高さが合ってなかったので調整します。

▼PS2/USB変換アダプタ▼

最近はUSBキーボードとUSBマウスを利用しているのでマザーボード側にPS/2端子が無くても困らなくなりましたが、
X68風パソコンの前面下のマウス端子の利用方法が無かったので、USBをPS/2に変換する基板(SANWA USB-CVPS1)を使って
PS/2のキーボードとマウスが使えるようにしてみます。ただ、X68(実機)でマウスが接続されていた端子のみを利用したいので、
変換アダプターはPS/2のキーボードとマウスの両方が利用できるタイプにしてあります。(端子が1個なので同時利用は不可ですが・・)


SANWA USB-CVPS1を分解して基板だけにします。

超音波カッターで中身を出します。

柔らかい素材だったので簡単に分解できました。


更に白い樹脂をコツコツ剥がします。

ハンダゴテでケーブル類も取外して分離完了です。

欲しかった基板だけになりました。

この作業の続きは「SHARP X68000風 Windowsパソコン製作への道のり4」で紹介します。

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

戻る