■SEGA メダル de ファンタジーゾーンの続き3

▼穴あけの続き▼

今回、「リアルアーケードPro.V4 隼」のメイン基板と切替えスイッチ部分を利用しつつ、
色付き押しボタンスイッチは、HORI製の「Fighting Stick PS (SLPH00002)」の部分を再利用したいと思います。
(ステックレバー部分は他のアーケード筐体用に購入していた新品パーツを使います)


PS3/PS4/PCに対応してUSB接続タイプのコントローラーを分解して利用します。

ボタンの部分は、感触と色が好きなのでこちらを採用

最近のコントローラーは、精度が良いので押しボタンスイッチに遊びがなくてグラグラ感が無いのですが、
個人的には、ガチャガチャ音がして多少スイッチ部分に隙間のある感じが好きなんですけどねぇ〜

PS3/PS4用に切替えるスイッチや各種ボタンがある長方形の部分を今回のコントローラーに取付ける穴を加工します。


ハンドニブラーを使って四角くカットします。

数mmづつ地道に移動しながらカットします。

こんな感じに長方形の穴が出来上がり。


RAP V4 隼のパーツを取外して・・・

四角い穴の部分に取付てみます。

ボタン部分もサイズが合っているか確認します。

スティクレバー部分は、そのままでは高さが合わず取付が出来ないので、ネジ固定用のスペーサーを追加します。


ユニレート材でスペーサー&ネジ穴を作ってから・・・

新品で購入したスティックレバーパーツをネジ固定

表面から見るとこんな感じの仕上がりです。

▼細かいパーツの追加▼

今回作っているコントローラー部分を取付・取外しが簡単に出来るような構造にしたいので、パチン錠の相手側を自作したいと思います。


L金具と自作した突起物を合体してネジ止め

コントローラーの底部分に取付しています。

角度調整をして固定出来るようになりました。

メダルを入れなくても家庭用ゲームは遊べますが、メダル投入口の新品パーツを所有していたので、追加で取付をしたいと思います。


何かで購入して、ずっと保管してあったパーツ

メダルが上手く入るように位置を決定します。

RAP V4 隼のパーツを固定するネジも追加しました。

▼表面のシート貼付け▼

全ての準備が出来たので、アルミ板の表面にシート貼付けをしたいと思います。


貰い物の白いカッティングシートを利用して・・・

ケース表面を全て真白くします。

A2サイズが印刷できるプリンターを所有していないので、今回制作したデザインを1枚に印刷することができません。
印刷屋さんにA2印刷をお願いするのも良いのてすが、シール状の用紙を一発で綺麗に貼れる自信がないのと、ちょっとお高いので、
何度でも印刷とチャレンジができるA4用紙を2枚使って合体させる方法にしてみたいと思います。(550mm x 200mmサイズを印刷)


今回購入したシール用紙
「つやなしマットラベル」

スーパーファイン用紙設定にして綺麗に印刷

コイン投入口の追加で、片側だけ印刷をし直しました。


シール状にする前に位置決めをします。

空気が入らないように丁寧に貼ります。

絵柄がズレないように2枚目を重なるように貼りました。

つやなしマットラベルに印刷したので、
全く光沢のない表面ですが、
思っていたより、綺麗に貼ることが出来ました。

問題なのは、この上から光沢で透明な
カッティングシートを綺麗に貼れるのかが不安です。


これが今回使用する光沢透明カッティングシート

カッティングシートを貼ったことでツヤツヤです。

表面が本物に違い出来になりました。


A4を2枚重ねた部分は、ちょこっと繋ぎ目が気になりますが許容範囲でした。
初めての作業方法が1回で成功するような運はなく、
3回目にして多少満足の出来る表面が出来上がりました。

透明カッティングシートは、貼り直しが出来ないのと、
600mmくらいの長さのシールを曲面に貼るのは
素人には、ちょっと大変な作業でした。

▼ボタンスイッチの部品交換▼

HORI製の「Fighting Stick PS」のスイッチ部分が、ファストン端子になっていないので、
凄い前に中古ショップで購入した未使用のボタンスイッチに取付してあるスイッチと交換してみます。


色付きボタンを分解

中古ショップで購入した物がやっと役に立ちます。

ファストン端子仕様のスイッチを取外します。


こんな感じに全てのボタンを交換出来ました。

RAP V4 隼から外したメイン基板を使います。

コントローラーケースの裏面に基板を固定します。


ファストン端子のお蔭で簡単に配線が出来上がり。

スティックレバー部分はコネクタが合わないので・・・

先端にJST NH コネクタをハンダ付けをして完成


RAP V4 隼のパーツを裏側からナットでガチっと取付けをします。

この部品を追加することで筐体に固定できます。


これが、裏側から見た全体写真です。本物に比べると配線と部品が多いです。
PS4を接続して方向キーや
ボタン類をチェックしてみましたが、
問題無く動作してゲームが遊べました。

コイン投入口は単なる穴ですが、
今後、利用方法を見つけたら
通過センサーでも取付けて、家庭用の
ゲーム機に連動出来るようにしたいです。

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表面がテカテカな仕上がりで満足しています。

アルミ素材の冷たさが伝わらないので助かります。

「メダルdeファンタジーゾーン」に取付してあった本物(写真上)と、
今回、コツコツ自作したコントローラー(写真下)と比較
本当は、注意書きや、遊び方など、
本物に似せようかと考えたのですが
ちょっと面倒だったので妥協しました。

ファンタジーゾーンのロゴも入れたかったのですが、
透過処理が上手く出来ず断念、
文字入れも「Inkscape」の使い方に慣れてなくて
メダル投入口とスティクレバー部分に
気に入った文字が入れられなかったので、
おいおいと、テプラを使ってシールで貼ります。

まぁ、それでも雰囲気の似たコントローラーが
完成したと思います。


本物の筐体に取付、サイズも色合いもピッタリ合っています。
コントローラーの交換は2分もあれば可能です。

左のコントローラーで、メダルdeファンタジーゾーンが遊べて
右のコントローラーで、他のゲームが遊べるようになりました。

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■完成■

筐体に何を接続して遊ぶのか未定ですが、
PS4/PS3/パソコンなどが接続出来るので
この筐体に合いそうなゲームを
探してみたいと思います。

今回は既に持っていた部品を利用したので、
数千円程度で完成しました。

カッティングシートで表面を保護する方法も
今回上手く成功したので、
今後の製作に役に立てたいと思います。

自己満足度 ★★★★☆

注意*毎回のことですが、製作依頼は、一切お断りをしております。 2個目は作っていても全然楽しくないので・・・ (メールを送る前にコチラをお読みください)

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