■レーザー加工機 改造 〜道のり9

▼レーザー管冷却ユニットの自作▼

メーカー純正品でも「冷却ユニット」は販売されているのですが、
知り合いから小型のラジエーターを貰えたので冷却ユニットを自作してみることにしました。


某ルートから極秘に入手したラジエーター(ヒーターコア)

程度の良い新古品でした。
3種類ほど貰ったのですが、
ファンが2個取付出来そうな
縦長のラジエーター(ヒーターコア)を
利用することにしました。


ホース継手を2個購入(3/8ネジタイプ)

速乾性の2液ボンドで穴埋めをします。

こんな感じに接着剤を流し込んで・・・


硬化するまで我慢します。

ヒーターコアと継手が固定できました。

冷却水の出入りの部分が完成しました。

▼冷却ユニットのケース作り▼

ラジエーター(ヒーターコア)に、空冷ファンを取付けたいので枠(ケース)を作ります。


LED照明に使われていたアルミを再利用します。

Vの字にアルミをカットします。

こんな感じに折り曲げて枠を作ります。


LED照明に使われていた金属を曲げます。

アルミの材料を短くカットしてから・・・

L型の金属と合体させます。


額縁のようなアルミ枠が完成しました。

ヒーターコア側に接着剤付きスポンジを貼付けます。

▼水冷ファンの取付▼

ラジエーター(ヒーターコア)部分に枠を作っただけでは水冷用のDCファンの取付は困難なので、
アルミサンドイッチパネルを利用して取付けアダプターを作りたいと思います。


特価100円で購入した板を利用します。

バンドソーと棒ヤスリでDCファンの形状に合わせます

ケース側に仮固定をしてサイズ確認をします。


DC12Vファンを2個取付

ケース側にDC入力端子を取付て配線します。

全てを合体させてケースを完成させました。


身近にあったDCファンを利用したので形状が違っています。

試運転してみましたが、問題無くDCファンが回転しました。

▼リザーブタンクを作る前に・・・▼

レーザー加工機を利用して冷却ユニット用の冷却水リザーブタンクをアクリル板で作ろうと思ったのですが、
100%のレーザー出力でアクリルをカットをしても、全く切断できないことに今更ながら気づきました。
(今まで、ダンボール紙に刻印程度しかしていなかったので・・・)

原因を調べていると、先日作ったレーザー加工機先端のヘッド部分の金属(ネジ)がレーザーの出力を弱めているようでした。
集光レンズを通過するとCO2レーザーは円錐状に照射されているのに対して、穴が小さかったようで
アクリル板に半分もレーザーが到達していなかったので刻印程度しか加工が出来ていませんでした。

このままでは、刻印専用機になってしまうので、先端の部分を多少改善してみたいと思います。


今までと同じ穴のサイズですが・・・

裏側は穴が段差になるように再加工しました。

前回よりネジを長くして半減しない工夫をしました。

この作業をしたことで、以前使っていた中国製のレーザー加工機と同等かそれ以上のレーザー出力が確認できました。

▼リザーブタンクと水中ポンプ▼

冷却ユニット用の冷却水リザーブタンクを自作したいと思います。


今回も利用する水中ポンプはコレです。

分解が簡単でメンテナンスが楽です。
パソコン用のポンプも検討したのですが、
リザーブタンク付きのタイプを買うと、
それなりの金額がするので断念。

今まで使っていた低価格(1000円以下)
水槽用水中ポンプをそのまま利用します。

半透明のアクリル板を使ってリザーブタンク用のケースを。今回改造し続けているレーザー加工機で加工してみます。


レーザー出力MAX(20mA)で加工中〜

CO2レーザー管も問題無く動作しているようです。

アクリル板にレーザー加工開始


長方形の加工が上手く出来ました。

カットした面も綺麗のようです。

蓋になる部分は、アクリル板(黒色)で作りました。


スパっと分離したので、レーザー出力に問題はないようです。

こんな感じにアルリル板でリザーブタンク用の部品が出来上がり。


専用の接着剤でコツコツと合体させます。

冷却水用の入れ物が出来ました。

上部の蓋も枠部分を接着合体させて完成。


試しに水中ポンプをいれてみます。

想像以上にピッタリで大満足です。
完成した気付いたのですが、
100V用のケーブルを通す穴と、
上蓋を固定するネジ穴を
加工し忘れていました。

更には、ホース継手を固定すると
水中ポンプが取り出せない位置に
ホース継手用の穴を開けてしまったので、
位置を変更することに・・・
(水中ポンプが故障した時に簡単に
交換出来る構造にしたかったので)

もう一度、アクリル加工をするにも手元に半透明のアクリル板が無かったので、
クルマ用のテールパネルに利用していたアクリル板(キズあり)を再利用することにしました。


表面にキズがありますが、特に問題はありません。

接着剤で入れ物を作ります。

試しに水を入れて水漏れを確認中〜


水量を調整するツマミ部分を取外します。

こんな感じに上側に穴が開きました。

アクリルケースに水中ポンプを入れて・・


ストレートとL型の継手を用意して・・

シリコンホースを使って合体させます。

蓋を閉めるとリザーブタンクが出来上がり

後日、続きの作業をします。この続きは「レーザー加工機 購入 〜道のり10」で紹介します。

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