■レーザー加工機 改造 〜道のり5

smartDIYs「CO2 レーザー加工機 Smart Laser CO2」の改造の続きをします。

▼背面部分の加工▼

加工材料が貫通出来るように背面板を上下に2分割したいと思います。


スイッチング電源(12V)をケースの中心に配置

付属していた背面板をそのまま取付すると寸足らずになるので、
バンドソーを使って2分割にカットしまします。(写真は加工前)


ハンドソーで鉄板を2枚にカットしてネジ止めします。

分離した下側の鉄板もネジ止め固定します。

元々、加工されていたダクト用の穴は
電源の放熱対策に再利用しています。


換気ダクトの位置が確定したので取付ける穴を作ります。

ハンドニブラーで筋肉痛覚悟で加工開始・・・

数mmづつ、コツコツとカットします。


こんな感じに四角い大きい穴が開きました。

換気ダクトを取付ける金具を用意してから・・・

ケース側の鉄板にネジ止め固定します。


再度、加工機ケース側にバネル(鉄板)を取付ます。

試しに、モーターを回転させて換気チェックします。

▼作業台制御基板とセンサー基板の製作▼

X軸/Y軸用のリミットセンサーの製作と、上下する作業台を制御する基板を作ります。


今回も基板製作には、オリジナルマインド製の KitMill CIP100を利用します。

細いエンドミルが折れないように1時間見守ります。


問題無く、制御基板とリミットセンサー基板が完成

Pラックスを使って・・・

基板のハンダ面をコーティングします。


PICや端子台を基板にハンダ付け

ハンダ面はこんな感じです。

X軸/Y軸用のリミットセンサーは、レーザー加工機購入時に付属しているのですが・・・
付属品のマイクロスイッチタイプだとスペース的に取付が困難なので、フォトインタラプタタイプのリミットセンサーに変更します。


これが「通過型・フォトインタラプタ」です。

先ほど作った基板にセンサーをハンダ付けします。

新たに用意したケーブルにコネクタを圧着します。


こんな感じにX/Y用のリミットセンサー完成です。

アクリル板でスペーサーを作りました。

アルミフレームにスペーサーを入れてからネジ止めします。


薄いアルミ板をリミット用の突起物にします。

アルミフレームにネジ止めします。

リミットになるとアルミ板がセンサーに刺さります


Y軸移動用はスペースの関係でS字に曲げました。

Y軸用もリミットになるとアルミ板が刺さります。

フォトインタラプタ用に動作変更基板を追加

▼上下移動する作業台用リミットスイッチ▼

中国製レーザー加工機を改造した時に設計した制御回路を、そのまま流用して作ってしまったので、
フォトインタラプタを使わず、マイクロスイッチをリミットセンサーとして利用します。


薄手のFRP板を組合わせて作ります。

マイクロスイッチをネジ止めします。

ナット側はこんな感じです。


上部用のパーツも同様に作ります。

マイクロスイッチをネジ止めします。

アルミフレームにセンサーをネジ止め固定します。

▼ドア開閉用センサー▼

TOPカバー開閉用のセンサーは設置固定場所を、ちょこっと変更してガススプリングの後側に設置することに・・・


付属しているパーツを利用せず自作しました。

マイクロスイッチをパーツに固定します。

こんな感じに、ガススプリングの後側にネジ止めしました。

▼メイン基板と制御基板固定▼

リミットセンサー系の配線が終わったので、メイン基板を取付けて配線を完成させます。


FRP板を利用して基板固定用の台を作ります。

Arduino mega基板
や制御基板をネジ止めします。

加工機本体へ更にネジ止めして固定します。

付属しているケーブルだと微妙に長いのでXHハウジングを1袋購入してコネクタを自作したいと思います。


基板に利用されていたタイプの同等品を購入

コツコツと先端を圧着します。

EHコネクタ(8P)を、更に圧着します。


今まで作った配線ケーブルを接続します。

加工機内に基板を取付けて更に配線をします。
X/Y軸を手動で動かして
センサーが正確にON/OFFするか
動作チェックと微調整しました。

想像以上にケーブルが多くなったので
各ケーブルを短くして正解でした。
スッキリした配線が出来ました。

▼タイミングベルトの交換と取付け▼

加工範囲を拡張したことで、付属していた「タイミングベルト」では長さが足りないので同等品を探すことに・・・
「2GT ベルト幅6mm 長さ1660mm」タイプを1本購入して、2本にカットして利用します。


同等ピッチのタイミングベルトを入手

多少、硬さが違いましたがサイズは同じです。

後入れナットとボルトを使ってベルトを固定

▼レーザー加工機内の照明▼

中国製のレーザー加工機にLED照明を取付けていて役に立っていたので、今回も同様に取付をします。
知り合いから良さそうな新品の器具を貰ったので、ちょこっと改造をして取付たいと思います。


40W相当の細いLEDバーを入手

分解して内部を見るとこんな感じにチップLEDが並んでます。

ちょっと長いので良きところでカットします。


LEDを加工機の横幅と同じ長さに調整しました。

樹脂側もカットして短くします。

TOPカバーの先端にLED照明をネジ固定します。


カバーを取付けて左右に蓋をします。

使えそうなLED用のAC/DC電源を購入(8〜12W用)

試しに点灯させて明るさと動作をチェック中〜

LED用のAC/DC電源モジュールの動作に問題は無かったものの・・ 使用していた線材が弱くて断線しそうでした。
AC100Vを扱うには、ちょっと心配なケーブルだったので、変更したいと思います。


あと数回ケーブルを左右に動かすと断線します。

もう少し信頼性の高いケーブルに変更しました。

付属のケースに入れて完成です。

 後日、続きの作業をします。この続きは「レーザー加工機 購入 〜道のり6」で紹介します。

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