背景


65歳以上の高齢者が人口に占める割合が25%を超えた現在、日本はトップレベルの高齢化社会になっています。
65歳以上の一人当たりの医療費は65歳未満の人の4倍以上と云われており、今後の医療費増大を防止するため、介護予防運動が社会におけるとても重要な役割を担っています。一人でも多くの高齢者が自立して元気で暮らすことが問題解決のカギになります。

生活習慣病、運動器障害(ロコモティブシンドローム)や転倒の予防、認知症やとじこもりの予防を含め、要介護・予防認定を受けなくても済むように、その事前で食い止めを図っていくことが私たち健康指導者の役割であり、重要な社会貢献につながるのではないかと考えています。

 

介護予防運動


健康づくりのための運動基準に合わせて、身体活動・運動・体力を切り口に向上を図ってゆきます。従来のメタボリックシンドロームを改善する生活習慣病予防運動、ロコモティブシンドローム改善のための貯筋運動を意識した指導に加えて、介護予防の観点も必要となってまいりました。

出来る限り介護保険のお世話にならず、自立した生活を送るために必要な運動を提供してゆきます。介護一次二次予防、介護支援、そして介護レベルの維持や軽減に役立つ、それぞれの事情に合わせた指導が必要になります。主に以下の6点が重要とされていますが、私たちが担当していくべき期待されている分野は@CDEと云えます。

@ 運動器機能の向上
筋力や骨が衰えることで転倒・骨折し介護の生活に入る方がとても多いといいます。柔軟性向上のためのストレッチ、筋力アップのトレーニング、転倒の予防などのバランスの調整が必要とされています。この分野は私たちが自信を持って提供できるもの。特にフィットネスインストラクターの明るく思いやりのある指導は、定評のあるところです。運動が苦手な方にも積極的にご参加頂けるように働きかけ、教室の参加率が上がったと喜んでいただけることは大変ありがたいもの。常の勉強を怠らず、更に前向きに取り組んでまいりたいと思っています。
A 栄養改善
B 口腔内機能向上
C 閉じこもりの予防
外出や社会参加が少なくなると、めっきり身体を動かさなくなり、筋力の低下・意欲の低下・脳の機能低下が進行します。そこで運動教室や生きがいサービスの脳活性体操などに出かけることで、知らず知らずのうちに予防され、気持ちを若々しく保つことに繋がってきます。人と人とのコミュニケーションに役立つ、あたたかなきめ細かい配慮のある指導を心がけています。
D 認知症予防
簡単な計算、物語を読む、工作をするなどで脳を活性化することが必要とされています。ここでは最新のシナプソロジーがしっかりとしたエビデンスのもとに確立されており、認知予防に新しい旋風を巻き起こしています。いち早く県内に取り入れ実施している当社ではスタッフの多くが資格取得をしており、シナプソロジー指導で多くの施設様への提供が可能な状態で、スタンバイさせて頂いております。
E うつ予防
歳と共に社会と離れ家庭でも役目が見当たらず、寂しい想いを抱く方も多いといわれます。また退職、身近方の死、病気の発症などで鬱状態になりやすいと危惧されています。個別の医療的な指導や医療機関の診断も早期に必要とされています。前出のシナプソロジーはこの鬱に対する効果も確立していて、抗うつの低下が期待できます。

【介護予防の指針】ラヴィが取り組む介護予防の指針となるもの

シナプソロジーとは


真の健康とは、心と体のバランスが取れた状態、 かつ社会的にも良好な状態をいいます。 高齢者の健康には、転倒防止やロコモ予防などの【身体的健康】・ 認知症予防などの【精神的健康】・閉じこもり予防などの【 社会的健康】、どれも欠けることなく維持、または向上させることが必要です。

これら全ての要素に貢献できるのが脳活性化プログラム「シナプソロジー」です。 このプログラムは、知らず知らずのうちに体を動かすことで、身体的な機能改善ができ、脳活性化による認知機能の改善、心理的な意欲向上にもつながります。継続により他者とのコミュニケーションもスムーズになり、前向きな社会的変化も大いに期待できます。

ご存知のとおり、高齢者特有の衰えやすい部位への筋コンディショニングや柔軟性を高めるストレッチ、安全のためのバランストレーニングなどが生活の質の維持には必須です。 しかし、運動をやめてしまった方々の中には「 うまくできないからいやだ」「間違えてばかりで恥ずかしい」 などと上手にいかないことを理由に挙げる方が、 多かったように思います。 このプログラムの特徴は脳を混乱状態をあえて作るため、 上手くいかなくていい、いやいや上手くいかない方がいい、、、 のです。

このことを理解していただければ楽な気持ちで気楽にチャレンジできるので はないでしょうか。 結果として、シナプソロジーを運動の一部として提供するだけで、 自然に笑顔と笑い声にあふれ、健康のためでけでなく『 楽しく動けた』といった実感をお持ちいただけます。 その効果として、転倒予防、 寝たきり防止などにつながる機能改善になり、 要介護予防に効果を発揮します。

また、シナプソロジーを定期的に行うことで手先が器用になり、 集中力・判断力が増し、すっきりとした爽快感が、 心を軽く幸せな気分にします。精神的な効果としては、緊張・興奮・疲労感・抑うつ感・ 倦怠感が低下するというエピデンスがあり、効果は実証済みです。 また、 このような効果からメンタルへの好影響を意識した現場にも大いに 役立つはず、是非ご注目ください。

お問い合わせ

◆介護予防運動指導 ( 1回・複数回・月単位コースなど )

◆シナプソロジー指導 ( 脳の活性化運動 )

◆シナプソロジー普及委員認定コースの開催

◆シナプソロジーインストラクター養成コースの開催

ラヴィフィットネスコミュニティでは上記指導の派遣、認定・ 養成コースの開催ご希望を承っております。

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