次に、日本での宗教経験例として、江戸時代の
禅師白隠を、テレサにたいする対称例という意味
で取り上げよう。










      ⇒ 白隠の出生
      ⇒ その時代
      ⇒ 出家の素因
      ⇒ 聖道門への志
      ⇒ 諸国行脚




    

白 隠 (1)

画題:  「達磨図」無款 桃山時代(16世紀後半) 
         紙本墨画 掛幅、(中国禅宗の諸祖、菩提達磨)
        大英博物館蔵
      平山郁夫、『秘蔵日本美術大観3大英博物館V』、
         講談社、1993


       禅宗の祖師、達磨禅師。
       達磨禅師は伝道のために中国に来たのか?
     では、なぜ少林寺で壁に向かって九年、坐る必要があったのか?
     それとも、法華経に代表される大乗仏教への反抗に必要な
     必要的架空存在だったのか?
     関口真大『達磨の研究』(岩波書店)を参照のこと。