週刊文春


私の週刊文春での告白記事内容を知らない人が多いので記事の書き込みます。
原文は匿名ですが、ここでは実名でいきます。2005414日号2323

NHK現役経理職員立花孝志氏懺悔実名告白「私が手を染めた裏金作りをすべ
てお話しします」五輪での飲食費から機材盗難の穴埋め処理まで、皆さまの受
信料流用の許されざる実態

私は、198641日にNHKに入局し、和歌山局の庶務部に5年、大阪局の
経理部に1年、大阪局の放送センター編成総務で、経理担当を6年、東京の本局
の報道局スポーツ報道センターで経理担当を6年やってまいりました。
そして昨年、磯野克巳の巨額横領事件が発覚した日の翌日、721日に編成局
(経理)に異動になりました。磯野克巳の巨額横領事件発覚以降、NHKの不
祥事が相次ぐなか、私は本当に悩んできました。もちろん、私以外の多くの職
員も、NHKについて悩み、考える日々だったと思います。ただ私の場合、「経理」
という、まさに直接お金を扱う立場にいました。スポーツの担当をし、オリンピ
ックなどのビッグイベントの経理担当を務めるなど、かなり大きなお金を管理
する仕事に携わってきただけに、とても他人事とは考えない衝撃をうけました。
私が携わっていた、スポーツ報道センターの年間予算は、約200億円です。そこの
決定印、つまりスポーツ報道センター長の公印を私は持たされていました。もし私が
その気になれば、簡単に磯野さんの何倍もの額の不正を働けたのです。もちろん、
私は皆さまの受信料であり、公金でもあるNHKの予算を私的に懐に入れたこと
はありません。ただし、番組作りの士気を高めるための息抜きや打ち上げ、裏の
社会に潜入取材をするような際には、領収証のないお金も必要だと考え、結果的に
不正な経理処理に手を染めたていたのは紛れもない事実です。 






テレホンカード偽造問題の取材トラブルで、約
50万円をポルトガル人の経営
する会社に振り込んでキックバックさせたこともありました。私自身が伝票を起票
したのでよく覚えている。大阪放送局の報道番組ディレクターだった
倉崎英揮さんは、1993年に、「クローズアップ現代」で、当時問題だった
イラン人犯罪グループの偽造テレカ問題を取材していました。Aさんは「自分は
テレカ偽造機を買いたいんだ」と言って偽造集団に接近していった。その成り行きで
実際に偽造機を買わざるを得なくなり、約36万円で買ってしまった。この36万円も
あくまで自己申告で、もちろん領収証などありません。正規の経理処理で落ちる
わけはありませんから、当時の彼の上司であるBさん(松井宏文さん)から「立花
君、何とかしてやってくれ」と言われました。そこで、通訳としてAさんと行動していた
ポルトガル人の会社に約50万円を振り込み、そこからAさんに約36万円
をキックバックさせるようにした。もちろん、Aさんが熱心に取材をしていた
結果、起こったことではあります。ただ、私がやった処理は、明らかに不適切
であり、こんな経理処理が簡単にできてしまう体質が、磯野事件を生むべきして
生んだのだと、今では思っています。






{
小詩取材班はAさんにこの件を聞いた。《誰から聞いたんだよ?誰かが言うと
問題になる。広報を通さないと駄目なんだ》Bさんは、キックバックの件を
切り出した途端、《記憶がないから》を連発し、逃げ出してしまった。
追いすがってさらに聞くと《僕はあんまり記憶がないから。僕も疲れてるん
だから、そういうことにしてくださいよ。悪いけどさー》と言うと、自宅に
消えて行った。『NHK広報局の回答《12年前のことで、当時の記録が
残っていない上、関係者の証言にも食い違いが多く、テレカ偽造機を購入
した事実があったかどうか確認できません。尚、テレカ偽造機を番組に
使った事実はありません。》}







異動の初日に一番驚いたのが、私の机の引き出しに部長と副部長の決定印が入って

いたことでした。まだ高卒7年目、25歳の私がこんなことを全部決めていいのだろ
うか、と思いましたが、前任者(春名繕範さん)から「これは君が全部決定すること
になるから」と言われました。以来、昨年の夏までの12年間ずっと私は決定印を与え
られてきました。自分の出張も自分で決済できるような、ズサンな経理システムの中で
仕事をしてきました。
実際に仕事を始めると、まずタクシーチケットの使い方が滅茶苦茶でした。
泥酔して書いたのか、まったく読めないものや、何で仕事でこんなにかかるん
だろう、という高額のものがたくさんあった。
放送記念品もあまりに管理がズサンでした。テレフォンカード、ビール券
ボールペン、図書カードなど色々ありますが、用途を詳しく書く習慣はまったく
なかった「ビール券を取材協力者への謝礼用に50枚ください」と要求が来たら、
「はい、どうぞ」と出していた。誰に、何の取材で渡って行ったのか、厳格に
チェックをしていないんです。とにかく、性善説に基づいたシステムで、やろうと
思えば、いつでも、誰でも、好きなだけ不正ができる状態でした。『NHK広報局は、
放送記念品について、《当然、管理体制はあります》と答えた。だが、他の複数の現役
職員は、《確かに管理体制はあるが、連絡先まで書くわけではなく不正をしようと
思えばできる》と証言している』。

 





上司(故 大久保建男さん)がいいホテルに泊まれるよう手配し、長い間

無駄な経費を処理し続けてきたのは私です。NHKの仲間同士での飲食で、

経費を使って美味しいものを食べたことも何度もある。もちろん職場での

親睦を深めることも必要ですし、全部が全部ダメではないと思います。

ですが、不適切な経理で何十万円もの裏金を即座に作れたり、子供ような

嘘で、自宅に名産品を送れたりするような組織は、やはり異常でしょうし、

市民感覚と明らかにかけ離れている。私は、病気で職場を離れたことで、

少し普通の感覚が戻ってきたように感じています。

 では、裏金はなぜ必要なのか。そして、どのように作られるか。私の

経験からお話しします。

 私は2002年ソルトレーク五輪の現地経理担当でした。大会期間中は、

現地でバング・オブ・アメリカにNHKの口座を作り、お金の管理を引き受

けていました。そこで恥ずかしながら、約300万円の裏金を作りました。







NHK裏金作りの方法は大きく分けて3つです。

ひとつは五輪の入場券を売る。NHKが持っている余った入場券を売るのです。

ソルトレーク五輪の時は開会式が1300ドル程度だったと記憶しています。

それらを現地スタッフに売る。それを彼らは親戚や友達に売る。そうすれば

裏金はすぐに作れます。私自身も現地の通訳の方に実際に売っていました。

もうひとつはホテルを売る。VIP用にはいい部屋を取ってあるのですが、

役員の皆さんは開会式だけ、というパターンも多い。その後、ずっと空いている

部屋を一泊いくらで売る。現地のコーディネーターなどに声をかければ、宿が

必要な人はすぐ見つかります。3つ目は、現地で国内線のチケットを買い、領収証

だけ取ってキャンセルする。

1998年に開かれたバンコクのアジア大会でも私は現地経理担当でしたが、

ほぼ同じ事をやっていました。 






アテネ五輪では、こんなことがありました。昨年7月に磯野事件が発覚

したため、7月末に、私とスポーツ報道センター長の(日向研二さん)

アテネの現地経理担当の女性職員(江本祥子さん)の三人で、約一時間に

及ぶ議論をしたんです。その結果Eさんが「今はこういう時期だから、

今回は正規の経理処理だけでいこう」という方針を決めました。逆に

言えば、その前までは、裏金など当たり前だったということです。

正式に経理に届ける名目と実際の用途が違うことは、他にも多々ありました。

でも私は、これは経理局に出しにくいから裏金にしているだけで、結局は

いい番組作りのために使われているお金なのだと、思い込んでいたのです。

{Eさんに裏金の存在について確認を求めると、《ノーコメントだし、広報

を通してください》とのことであった。『NHK広報の回答《裏金の存在

については事実ではありません》』} 






NHK
では非常によく盗難が起きます。局内でも、パソコンが何度も盗ま

れている。あるNHK幹部(故 大久保建男さん)は《NHKに泥棒がいるのじゃ

ない。泥棒がNHKの職員をしているんだ》と言ってたくらいです。

昨年、甲府局の職員が備品のパソコンを盗んでネットで販売していたと

して逮捕されましたが、氷山の一角です。






1998年のフランスワールドカップのときには、NHKが借りたホテルで盗難

事件があった。部屋の金庫から当時の取材班のデスクの一人、

Gさん(山本篤さん)が約30万円相当の現金を盗まれたんです。正直に東京

サイドに報告したところ、対応できない、と言われたそうです。そのときは、

私の前任でスポーツ報道センターの経理担当だったHさん(関原亨さん)が処理

しました。NHKの持っていたチケットを現地で売ったお金で処理したと

Hさんから聞きました。

{Hさんを直撃したところ、慌てた様子で、《[早口で]いや、あのちょっと

ごめんなさい、あんまり記憶がないんですよ、私も。あんまり記憶がないんです》

NHK広報局の回答《職員の個人の所持金10万円が、現地ホテルの部屋から

盗まれたため、現地の警察に被害届を出しています。私的な被害なので

チケットを売って補填した事実はありません》} 






既に受信料

の減収は実質1000億円を超えています。
NHK
には未収金計上というシステムがあり、実際に受信料が支払われていなくても(NHKにお金が入らなくても)
予算計上できるのです。法人税を納付しないNHKは粉飾予算が簡単に出来ます。
予算と資金がかなり乖離しています。分かりやすく言えば、払ってもらえる見込みのない
受信料を払ってもらえる前提で予算計上しています。銀行が不良債権を隠して
いたようなものです。






受信料をクレジットカードで支払う制度が出来たそうですが大問題です。

経理局のエリートだった樋口さん(私は仲良しでしたが傲慢な態度でみんなに嫌われていました)が左遷としか思えない会館運用部に異動になった。
左遷の原因を知りたいと思った私は、樋上さんと2人で3回くらい飲みに行き直接本人に話を聞いたり、仲のいい経理関係者から情報を集めた。
左遷の原因は、クレジットカードでの立替払いを経理局に請求した職員(特別職待遇)のクレジットカード番号を使って、「業務中にアダルトサイトを見ていた」、という事です。
樋上さんは出勤停止や減給や訓告などの懲戒処分の対象にはならず、左遷人事という事だけで終わったそうです。
もちろん懲戒ではないので降格もなし、今でも部次長級のままです。
懲戒処分しなかったのは、経理局内での不祥事を自らの出世の妨げになることを恐れた笠井さん(当時経理担当理事、前NHK副会長)がいろいろ動いたようです。
これも一種の隠蔽なのです。
NHK
にクレジットカード番号の教えるなんてとんでもない事ですよ!




樋上さんはクビを覚悟して次の仕事を探したそうです。

しかし笠井理事から再三電話があり、君は悪くないと言われ、結局事件はもみ消された。
翌年笠井理事はめでたく副会長に昇進しました。
不正をした樋上さんはもちろん悪い、しかしそれをきっちり処罰しない上層部はもっと悪質。
NHK
はここまで書いても抗議のひとつもない。
すべて事実だから仕方ないのでしょう!






内部告発したことでは処罰出来ないから、

スポーツ放送権料の漏洩で懲戒処分にされた。

処分された時はいやがらせ以外のなにものでもないと思いましたが、今思えば

スポーツ放送権料の漏洩はNHKにとって致命傷になるからなんとしても私の行動を

制止したかったのでしょう。

スポーツ放送権料はNHKの政治家対策や民放対策や暴力団対策や新聞社対策に

使われているからです。






私がソルトレークで作った裏金は約
3000万円、上司の松岡建三CPの命令です。
NHK
が認めたのは30万円だけ、三浦放送技術局長が実施した、技術の決起集会の飲み代だけです。
スポーツの不正ネタはまだまだいっぱいあるから正直に申告するように忠告してあげて下さい。
大下さんだけを悪者にしているとんでもない組織です。 
 





NHK
職員は正式な関連会社以外にも天下りしています。OBが経営している会社(編集プロダクション、カメラマン補助会社、ロケ車会社、もちろん取引先はすべてNHKです)や
NHK
としか契約していない会社(オールニッポンヘリコプター)や関連会社が契約している制作プロダクションにも天下りさせている。
前副会長の笠井さんはオールニッポンヘリコプターの役員に就任している。
責任とってNHK辞めたのに、NHKが年間40億円も支払っている随意契約業者の役員に就任するのは視聴者をバカにしすぎ、ヘリコプターの空撮がやたら出てくるのはこのためだ 





NHK天下りの具体例、57歳でNHK退職(1回目の退職金)してJNに転籍、62歳までJN社員で(2回目の退職金)

65歳までJNの参与として契約社員待遇。65歳からエキスプレスや東通や千代田ビデオなどの下請け会社の役員や顧問になります。
まさにしぬまで天下れます。 




NHKの制作系3社だけで余剰金が150億円あります。
これは私の推測ですが、一番余剰金が多いのはNHKアイテック(旧全日本テレビサービス)で地上デジタル放送に伴うアナアナ返還業務を一手に受注しており、
総務省から巨額の資金を手にしています。もともとアイテックは田舎の受信システムを向上させる「へんちきょうちょう」で長年儲けており、すごい資金があると思います。  






NHKは恐ろしいです。金銭犯罪にからんで殺人かも?と疑われるしが私の知っているだけでも
3件ある。
NHKに抗議の内容証明を送ったら翌日自宅前でベンツから降りてきた数人に襲撃をうけた人もいる。
まず過去の不正がどのように行われていたのかを知らないといけないと思います。。
 
過去を調べると背筋が凍りつくほど恐ろしくなります。私は昨年の3月から退職を表明する6月までの間自宅には帰らずホテル住まいしていました。
NHKに裏切り行為が発覚した3月14日の翌日の15日早朝に、事前のアポなしで上司の黒田敬一担当部長と中山繁久副部長が自宅にやって来ました。
私は3月14日に中山副部長に「怖いからホテルに泊まるのでしばらく自宅には戻らない」と伝えていたにもの関わらずである。
妻にしてみれば前日に夫から「生命の危険があるからしばらく家に帰らない」と言われた翌朝急に上司二人が自宅にやってきたのです。
相手の気持ちをまったく考えず自分達の事ばかり考えている証拠です。
このあと二人は私の主治医のところに行き。「○○の活動をやめるようにドクターから言って下さい」と懇願したそうです。
この二人が勝手にこんなことはできないはず、あなた方に指示した人間は誰だったのですか? 





大下さんの犯罪は氷山の一角、もっと狡猾な手法で不正をしている職員はいっぱいいた。
経理は関連会社の見積書を査定する事から始めて下さい。
今まで経理局は関連会社の見積書を査定するどころか見ることすら拒否していたのです。(見積書は現場経理で保管)
その理由は経理局は十年以上も前から関連会社への支払いはいずれ問題になるとわかっていたからです

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