Wスワンスワン「瀬を迅み」の巻 硯水捌 4月25日起首
「一折」
壱面
@ 瀬を迅み岩魚の斑こそ清しけれ 硯水 三夏動物 25日
A 木々を揺らして過ぎる涼風 紀子 晩夏天文 28日
B 侘び住みの表札の文字薄れいて 安子 5月1日
C 三顧の礼で遺賢招けば 衣谷 3日
D 耿月に茶の香り聞く井戸茶碗 盛興 三秋天文 4日
E 衣重ねて鳴きし鬼の子 ふさ子 三秋動物 6日
弐面
@ おさんどん好きで句を詠む千代尼の忌 硯水 晩秋行事 10日
A 宅配便で届くやさしさ 紀子 13日
B 野っ原のあのかくれんぼ思い出し 安子 15日
C 幼馴染とかわす口づけ 衣谷 17日
D 掘りだしたタイムカプセル泥だらけ 盛興 18日
E 金環食に媼読経し ふさ子 21日
F 炉噺は例のごとくに法螺混ぜて 硯水 三冬生活 24日
G 紀子 冬月
H 安子
I 衣谷
参面
@
「文台控」
「一折」
壱面
@岩魚が斑を躍らせるように泳ぐ。瀬が迅いので、より躍動感が見てとれる。その命の清しさ。
A瀬にかぶさるような木々を揺らし、涼風が過ぎてゆく。
B表札の文字が薄れている。侘びしい暮らし向きが窺える。そこには風雅も窺える。
C目上の人が礼を厚くして、有能の人を招けば・・・
D井戸茶碗で茶の香りを聞く。月も耿耿と。
E鬼の子(蓑虫)がちちよちちよと鳴く。衣を重ね着して、鳴く。
弐面
@台所仕事も嫌いじゃなく、俳句も嫌いじゃなく。きょうは千代女の忌。
Aそんな折も折、宅配便が届く。心遣いの宅配便が・・・
B思い出した、かくれんぼ。このやさしさに繋がるあのかくれんぼ。
C口づけをそっとかわす、幼馴染と。そっと。
Dタイムカプセルは泥だらけだ。開けて見よう。
E太陽がお隠れになる。この世が終わる。読経を唱える媼。
Fあることに、ないことを一寸混ぜて。炉噺はつづく。
G
H
I
参面
。
。。
Wスワンスワンを興行いたします。
付け順になりましたら三句お寄せください。
三日ご連絡がない場合は、代打を出させていただきます。
浪速の芭蕉祭の応募候補とします。