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したにー したにー
エーエー これはさとーなァ
エーエー あれはさとーなァ
この掛け声にあわせて、すり足で一歩づつ行列が進む。
この騎馬行列は”凱旋騎馬”といって、戦いに勝利した殿様が自分の領地に凱旋して戻った時の行列を再現している。
辰野町平出の騎馬行列は、町の重要な無形民族文化財で、七年目毎に行われる法性神社の御柱大祭に奉納される。
氏子全員による御柱の里曳きや、神社の四隅に建てる”建て御柱”は他に例がない豪華勇壮いかにもスケールの大きい神事で、諏訪神社にふさわしく見るものの心をおどらせる。
これに配するに、武家時代をほうふつさせる騎馬行列は華麗壮重で、その頃のきらびやかな衣装に着飾った殿様から足軽までりりしく、道中や本陣へ振り込み振り出す際に行われる数々の所作は見るものの心を楽しませる。勇壮な御柱祭に華麗な花を添えるのがこの騎馬行列である。
初めて騎馬行列が奉納されたのは明治十七年で、当時は長地東堀の騎馬行列を買って奉納した。
明治四十一年、村の若衆青年たちが、自分たちの手で奉納しようという気運が高まり、東堀より師匠を迎えて練習し、見事目的を達成した。
その後、幾多の困難を克服して数十年の長きにわたって上平出と上野の若者たちによって受け継がれている。
参考文献:
- ’平出の騎馬行列’ 騎馬行列調査委員会
- 区制百周年記念 ’平出区誌’
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