ベットに横たわる自分 喋れるとしたら、こう言っただろう 「もう目は覚めてるんだ。早く動かしてくれ」 そして・・・ 「この世界を見せてくれ」 エランシア終了から早1年 こうして未練がましく筆を取っている自分が少々恥ずかしいです 約5年という長い年月を過ごして来たあの世界を忘れることはできないかなぁ この文章も、あるキッカケで書き出そうと決心したのだけれど それはまた別のお話・・・・ とにもかくにも、エランシアという世界に「勇ゆ勇う勇」というキャラクターが誕生した パソコンすらほとんど触ったことがなく、チャットもままならない そんな中であっても、キャラクターの育成は楽しかった ただ訓練人形を叩いているだけでも、目に見えて上がる格闘アビリティが 強くなっているんだなぁという実感を味あわせてくれていたからだ アビリティが8.00程度になった時に、訓練所を出る決心をした ロランシアに降り立ち、様々な人が行き交う光景に圧倒される 「こんなにも多くの人がいるのか」 と それと同時に、自分が青パン一丁という格好なのに滑稽さを覚える kazuyaに教わった通り、魚泥棒をしてお金を作るのがいいようだ 街の西に向かい、落としている魚を頂戴する すると、一人の人が話しかけてきた 服が欲しいので、お魚を頂きますと話すると 突然交換窓が開き、お金を1500Gも渡してくれた この時以来、会うことは無かったのだが レーザーという彼の名前はずっと忘れないだろう 感謝と儲けたという気持ちが入り混じった複雑な心境でその場を去り 服屋へ キャラ作成時、薄い金髪だった私は 無難に黒のシャツ、黒のパンツ、黒の靴を購入 アーマーはもっと余裕ができてから購入することにした その足で、街の南へと向かう そこで目に映った光景は、入り口を封鎖するが如く並べられた訓練人形 その横で世間話をするプレイヤー達 後に分かったことだが そのプレイヤーの多くがPKであり、人形は彼らによって置かれたものだった 余談になるが この時点で、PKになろうという意思はなく むしろ、PK=悪 PKK=正義 という簡単な図式の上でPKKを目指そうと思っていた 今思えば、なんともおかしな話である ともあれ、狩りである ププというモンスターを倒してアビリティを上げるのが定石と聞き ひたすらにププだけを殴り続ける 格闘が10程度になった時、スライム城という場所があり そこで手に入る宝石を売れば結構なお金になるという事を耳にする 早速行こうとするが、場所が分からない すると、広場にkazuyaの知り合いのさぁやというキャラがいた 早速スライム城について、つたないチャットを駆使して尋ねる 無事、街の北西に入り口があることが分かり。そこへ向かう 中に入ると、いかにも洞窟というBGMに変わり すぐにスライムが襲ってきた 痛くはない。が、数が多い 倒しても倒しても襲ってくるスライムの群れ 無我夢中で殴り、ポーションを飲み 倒しきった時、丁度ポーションが付きかけていた 宝石を回収し、外に出る 街に戻り、すぐ宝石を売却 確かにいいお金になった私は、しばらく通いつめることにした 通う度に、与えるダメージが7・8・9・10と上がっていくのが嬉しかった アビリティが15程度になった時 kazuyaに、今度はゾンビ鉱山に言ってみなと言われた 場所を聞き早速向かってみる 鉱山というだけあって切り立った山であり 鬼が出るか蛇が出るかという趣の入り口に入っていくのは なんとなく怖かった 奥へ奥へと進むと、ほどなくゾンビがいる部屋に辿り着いた スライムより痛い しかも、ここも数が多い が、だてにスライムに囲まれていたわけじゃない 壁を使って、囲まれることを避ければなんとか狩れそうだ ここでも、宝石が出ると分かり しかもボーナスの出が良いのでスライム城は卒業の時期だったのだなと ここで悟る こうやって徐々に強くなっていくのかな と思いつつ通い続けた ある日、いつものようにゾンビを狩っていると あるPTが目の前を通った 後の嫁となる、狂子のPTである ひょんな会話から、一緒に変なゾンビを見に行くことになり 一緒してみる ゾンビ部屋のさらに奥に、そこはあった 石造りのしっかりした部屋であるが ところどころに血がこびりつき、なんとも不気味な雰囲気だ と、突然黒いゾンビに殴られる あっという間に倒れる私 その場に居合わせた上級者がリメヂウムをかけてくれ。復活する いい笑い者である それと同時に、変なゾンビを相手に一歩も引かず戦う彼の姿は 羨ましく、妬ましかったが 狂子達のPTのいかにも冒険してるというチャットがその悪心を戒めてくれた それからというもの、寝る間も惜しんで狩りをするようになった ゾンビ部屋を卒業し格闘が20に。必殺ゲージというものを覚え 蹴りができるようになった 既にkazuyaはアビリティ40を達成しており 倍速というものを見せ付けてくれた オレも早くそうなりたい・・・いや、超えたい。その一心だった 余談 この頃から、徐々に対話というものの楽しさも分かりだし 顔文字も使うようになってきたと思います 辞書登録なんてものを知らなかった為、全て手打ちでしたが・・・ 顔文字について、教えてもらっていたのは狂子から というか、勝手に盗んでいただけだけど・・・w ゴレ砂漠に通うようになってから、更に狩りに熱中した 倒せば倒すだけ倍速に近づくからだ 魔法も3種類(リメ、ブリス、ダラー)を習得し エルサリオンリングもkazuyaから譲ってもらった 全て順調に育っていたかに見えたある日 突然PKに合った ゴレ砂漠へ向かう途中、熊に出会った 熊を倒すのにさほど苦労しないアビリティになっていた為殴りかかる すると、弓を持ったプレイヤーが 攻撃態勢になり打ち出す 熊を倒すの手伝ってくれてるのかな と ありがとう と言う間にダメージを食らって青い画面に 何が起こったのか理解できなかった 幸い、リングは装備していなかった為落とすことはなく 高額装備はなかったので遺品はそのまま放置されていたが PKという行為に対して、反感を持ったのはこの時だった それと同時に、PKというものを考えるようになったのも この時期だったかもしれない が、この時点でPKKを目指そうと思ったのは隠しようのない事実である ほどなく倍速を達成する 第一の目標である、倍速を達成した私は 南門でのんびりすることが多くなってきた HPもそこそこ上がり、いきなり襲われても死ぬようなことが無くなった為 ゆとりを持って、会話できるようになった為でもある それと同時に、南門は情報の宝庫だった 会話を聞いてるだけで、何がいいのか何が悪いのか どういうキャラが強いのかというのが なんとなく分かってくるのだ そんな中で、いつもいるプレイヤーと親しくなっていった また、ゴレ砂漠でも見かける人とは会話をしたりするうちに 仲良くなっていった AshAsh、怪盗裸マン、コヤック、ogi、ヴィント、こまい、姉御、サイキ 中でもヴィントというプレイヤーは強烈だった 語尾に「でしゅ」「ましゅ」等、 服もピンクのアーマー、白いチュニック、ピンクのショートパンツ、ピンクの靴と 男プレイヤーながらとにかく“可愛い”のだ これに影響された私は、髪をピンクに染め上げ 全く同じような格好をするようになった 「可愛いのに強いキャラ!」 なんとなく憧れませんか? いや、私だけかな・・・ 話がそれました。 ある時、南門で訓練人形を使った巨大な迷路が誕生した まだ作成中らしく、それを見守っていたのだが その量。かなりのお金を使っただろう物であり 完成を楽しみにしている人が待機していた そこに、一人のプレイヤーが「邪魔」という理由で人形を破壊しにやってきた 「やめてくれ」と頼む関係者をよそに黙々と破壊作業を行うプレイヤー 何かが崩れる音がした それと同時に、そのプレイヤーに殴りかかった自分 勝負は五分五分だった 倍速同士のダメージ20そこそこの争い 今思い出せば、なんとも可愛いものだが その時にそんな余裕はない ひらすらに、ただひたすらに殴り続けた そして、そのプレイヤーが去っていく時1:1会話でこのような文章が送られてきた 「あなたはPKなんですね」 と 否定しようがなかった 間違ったことはしていないハズだ だけど、間違っている 一般人は、人を殴ってはいけない これが暗黙の了解であり、唯一のPKとの区別の方法だった つまり、この時点で私は一般プレイヤーではなく PKというキャラクターになってしまったのだ やってしまったことは仕方ないと思いながらも 切なく惨めな気分に支配されていった ほどなく、怪盗裸マンに話を持ち込んだ 「キルマスターズに入れてくれ」と 裸マンはこう言った 「いいのか?」 予期せぬ答えに戸惑うも、「いい」と答え この瞬間から、PKの「勇ゆ勇う勇」は誕生した 余談 美化していると思われるかもしれませんが 実際美化してる箇所もあるかと思いますが この時、何故PKになろうと思ったかと言えば、 「守れるものを守れるように」が一番の理由です 今回のケースのように、人を殴らないまでも 人を貶めることに喜びを感じる人というのはMMOには必ず存在します そういった人から、人を殴ることができない一般プレイヤーの人を 少しでも楽にできればなと思いPKというものになりました この後、その信念は捻じ曲がり、自分よがりな物と変わり果ててしまうのですが それでも、大事なものだけは守れるように動いてきたつもりですし 所謂捨てキャラというものを使った嫌がらせ等には積極的に応戦してきたつもりです 時代と共に、一般プレイヤーが攻撃してもいい世界 PKなんだからPKKと戦ってればいい、やられたらやり返せばいいという 不毛で空っぽな世界になっていってしまうのですが これはまた別のお話 もっとも、私がPKすることで不快にさせた方も沢山いるでしょうし 私のせいで、引退してしまった方もいるかもしれません その方々には、お詫びの言葉もありませんが、この場を借りて謝罪させて頂きます PKというものは賛否両論 何が正しいというものもありませんので ここでは、私の考えだけを述べさせて頂きました ご理解くださいませ。 この後も、私の物語は続くのですが あまりにも、裏の世界といいますか、PKの泥沼社会を書かなくてはならない為 正直、書きたくないのです 身勝手ではありますが、綺麗なままで終わらせて頂きたく ここで終わりにしたいと思います。 さぁや エス ラマン 総帥 所長 仔猫 狂子 螺子 あゆ いく姫 フェリーヌ おマム AshAsh れみ やがみ コヤック こまい ヴィント airisyu ふぁむ sayapon ゼフィー ギュスターブ ロアン オロチ ロメヲ ユウスケ アルバ materiar poohsan sui ティモテ ビーバーx 慎一 らびあん 十拳剣 へっぽこ勇者 ばりにーず ogi rick 姉御 ディハルト wetboy レーザー ぴりあ ブル 神尾晴子(初代) てぃー(二代目) もぎゅ キリ ケビン 泥棒シリーズ 原住民シリーズ DVL魅羅 トッド narutan 春皇 本田林II 茅瀬 レシェル まいきー みゅんみゅん みゅんみゅん母(名前なんだけなぁ) mooneyes 白ともりん reget ロウクス シロー kasarfa バークライト えにくす みこり ガイラム 酉子 霊武 まみちぃ マゼラン ルロイ クレセント がららん 洸牙 四式 コトブキ ユート シロー 紅朱 fife マルボロ chittupu KOOLA ジフ 誠志朗 堕旋琥 寛太無 ファイトス やがみ 勇希 オチ神 卯藍 男の浪漫 ヴィヴラ 黒色騎兵 ヘム次郎 ゆう遊 木花咲夜 白い鷲 ひか 竜の一族 Cid 瑠羽 itacho マジンガー 半生 まややん フロイド べに やすべゑ わきっち ゆーん LOOK ありゅりゅ サベルト ヒルト ベリオス KZY むーちゃ 世音 聖神邪 仔猫 エクリフト algo ゴン三郎 ミュージ sincha メサさん もやしっこ やしろ チャッピィ なっつ ルキ sennji コーイチ 爆走ksk そおすけ ちびもも アトムスク 千姫 とむっぺ ドラムス子 ルロイ アマヌリユ siou wetboy オマケ:kazuyaZRC ・・・書ききれるかヽ(#`Д´)ノ PK・PKK・一般。隔たりなく、わしと関係してくれた全ての皆へ 「ありがとう。」 −追伸− エラ音楽をいくつか取っといてあるのですが ファイルサイズが大きいため、容易にUPできません。 それでも欲しいという方いましたら 下記のメルアドまでご一報ください。 気づき次第、ご連絡致します。 yuu777yuu@hotmail.com |