お裁縫記録

花魁風和装セット

(袷着物・襦袢・帯)

photo by mr_harlock

歌舞伎っぽい衣装をつくりたいな,,,と,2004年7月大歌舞伎の玉三郎を見てふつふつと創作意欲(生意気)が沸いてきたのです.その時玉三郎は「風鈴お姫」という遊女の役だったのですが,それが着物を深く合わせてなんとも粋で魅惑的で,それなのにかわいらしくて,それが頭に焼き付いて離れませんでした.ところが実際に作ってみるとなると,,,,着物の柄の合わせが難しい.歌舞伎役者図鑑や筋書きの写真を総動員して作ってみたのですが,やっぱりあの「かわいらしセクシー」にはまだまだのようです.2005年5月夜の部,玉三郎が勘三郎襲名で鷺娘を踊ります.見に行く事決定,,,,.誰ぞ一緒にまいりましょう.

 カフェの女給(?)さん 

 (単着物・帯・エプロン・ヘッドドレス)

  photo by mr_harlock

 去年の夏,ブレーカーをおとしながらも作ったドレスです.ヤフオクへ代理出品してもらったものの流れてしまったといういわくつきの一品.やっぱし量産はむいていないようです.飽きっぽいのかしらん.凝ったものを一着ずつ作る方が楽しいわ〜.最近は歌舞伎衣装にどっぷりとひきずりこまれ,歌舞伎衣装(あくまで)風のモノを作りました.ちなみに現在のインデックス画像ちゃんです.現在オク出し待機中.ちなみにドルフィープラスというキットで顔も手作りです.睫毛はるのが難しかった,,,.しかしながら私,手芸はできても取れかけたボタンをくっつけるなどの裁縫は得意ではありませんヌ.(じゃあお裁縫記録じゃないじゃん.そしてお裁縫記録と銘打ちながらも何故にかドールドレス記録になりかけている!!ちゃんと別のモノも作ってますよ,,,一応..)

 巫女装束

(伊達襟・白衣・袴・千早)

 photo by mr_harlock

 2003年秋、ヤフオクに出品した時作った装束の改良版で、モノは今、代理出品してもらった人へお礼としてお納めしております。美しく記録写真を撮っていただき、制作者としてはありがたい限り☆

 素材は、綿、ポリエステルを使用。綿の方が扱いは楽なのですが何分サイズがサイズだけにかさばるのが困り所。その点ポリエステルはアイロンかければすすすいとおさまってくれるので助かります。(滑って縫いにくいという欠点はありますが)

 反省点は、今少し千早に装飾を施したかったこと。本職さんの千早はご神紋が染め抜いてあったり、瑞獣が刺繍されていたり華やかなので、、、。でも、それさえのぞけば相当本物に迫るのでは、、、とこっそり思ってみたりして。

 浴衣

 高校二年の時に作ったものです。作ったとは名ばかりで、実際は祖母が作ったようなものなのですけれど、、、。直線縫いの多いモノを手がけると、自分がいかに運針がなってないかを思い知らされます。やはり裁縫の基本は直線縫いの正確さにあるのですな。大学一年のGWに、今度は少し反物をグレードアップしてもう一度浴衣をつくりました。浴衣製作で一番ワクワクするのは”柄合わせ”という作業です。まだ鋏のはいっていないまっさらな反物を転がして簡単な着物の形にし、反物の柄のどの部分をどの位置にするかというもの。柄の場所や組合せ一つで随分と印象が変わります。それにしても反物の裁断というのはもの凄く数学的な感覚が要求される(和裁には型紙というものがなく、約45センチ幅、12メータの布を個人の体型にあわせて計算し袖、肩、襟なそどのパーツがその範囲におさまるように断ち切る)技術なので、これをこなしていた日本女性というのは、実は男性よりずっとある意味、そう言ったセンスがあったのでは、と思えます。

 先日また反物を買ってしまいました、、、。しかも二反も。紺地に藍染めで、一つは桔梗、もう一つはひまわりです。こんなに浴衣地ばっかり買って、いつ仕立てるのでしょうか、、、、ハァ。