2004の天地返し
冬の間に畑の土を深く掘り、上と下を入れ替えてやります。
害虫の卵とか病原菌を寒さで消毒したり、栄養の偏りを解消したり、あとは何だ?
下の固い層を耕してやることで、作物の根張りを良くしたりする効果も有るようです。
有機物を鋤き込んでふかふかの土にするのもいいですよね。
その名もずばり、必殺「天地返し」です。
毎年やるのは大変だから、雪とかの具合をみながら、数年ごとにやっています。
2004.12.12
本当は1mくらい掘ってやればいいみたいですが、スコップと鍬だけで掘るのは限界があります。
私はせいぜい50〜60センチくらいしか掘れません。
去年は出来なかったので気合が入りますよね!

60センチくらい掘ると、ご覧のように赤土が出てきます。
上の方と違って硬い地層なのが分かります。
松林を家庭菜園にして三度目くらいの天地返しですが、まだ赤土が出てくる所があるということは、やり方が甘いのかも知れません?
この段階で枯葉堆肥を入れてもいいのですが、それは春に耕すときにすることにして、土壌改良の有機石灰を入れることにしました。
ウチの畑は、かなり酸性に偏っていると思うので、耕すたびに有機石灰を入れるようにしてはいます。
いつも使うのはこれです。
ホームセンターで売っている20Kgの大袋で、550円。
カキの殻を砕いた物なので、土に優しく、ゆっくりと効くようです。
消石灰のように土が固くなることもないようですね?
土壌改良が目的だから、即効性は無くてもいいんですよね。
満遍なく有機石灰を撒いたら、隣の地表の土で埋めてやります。
これで上の土と下の土が入れ替わりました。
あとはこれの繰り返しですね。
溝を掘っては地表の土で埋めるべし! 埋めるべし!
重機でも有ったら楽でいい仕事が出来るのでしょうが、小さな家庭菜園ですから手作業で頑張るしかないですね〜。
で、せっせと掘っている私です。
なんせ寒いので、完全装備ですね。
動いているからまだいいけれど、じっとしてたら寒くて凍えそうです。
雪が降る前に済ませたいので、けっこう真剣にやってます。

一見何の変哲もない畑に見えるでしょうが、実は地表が凍り付いています。
まだ数センチだから、ツルハシを使うこともなく、スコップでガシガシ掘れるのでいいですけど……。
畑にして何年もたつけど、いまだに掘るたびに石ころが出てきます。
どこかから湧いてくるんじゃないか? と思うくらいに出てくるんだよね〜。
出てきた石は通路に敷き詰めましょう。
2004.12.27
最後の仕上げをやる前に、雪が降ってしまいました。
でもまあ、この程度の積雪なら問題なし!
で、残ったスペースを片付けてしまいました。
これで今回の天地返しは終了です。
春になったら畝を立て、堆肥をたっぷりと鋤き込んでやろうと思っています。


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