作品ギャラリー
道程ー85B
1985年制作
油彩画
F50号
長野県美術展出品

 この作品を見るたびに当時のことを思い出す。仕事が終わったあと毎日一人作業場に残り自前の製品自動送り装置を作っていた。簡単なシーケンス回路しか分からず、機械のメカなど苦手、ただ何か作る事が好き!仕事は楽で早いほうがよい、きっかけは単純だった。家に帰るのは夜中、作品制作は真夜中にすこしづつ進めた。明るい絵など描ける訳がない、機械完成までは何とか頑張らねば・・・そんな思いがいやが上にも作品に現れる。「希望を持って頑張ればきっとできる」そんな当時の心意気が蘇えってくる。思考錯誤の上やがて完成し省力化することができた。完成日、帰ろうと車に乗ると助手席に大きなケーキが置いてあった。社長のいきなはからいだった。

 諏訪には6年に一度”おんばしら祭”がある。数百人の氏子が大木にくくり付けた綱を、”きやり衆”の掛け声で一斉に引き始める。しかし全体の心が乱れると大木は止まって動かない。そしてまたきやり衆が自慢の声できやり唄をうたう、上手くうたえると呼応するように「わっしょい、わっしょい」と動き出す。そんな身近な祭と人間の人生のあり方をダブらせながら作品にしたのかもしれない。今思えば貴重な思い出の一作である。



作品ギャラリー
通り過ぎた夏
1990年制作
油彩画
F30号
茅野市美術展出品

 裸婦デッサン会があり、手先が感触を忘れないうちに早速作品にしてみた。見た目の美しさも大切だが、やはり女性像には自然に漂うエロチズムが必要に思われる。

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