作品ギャラリー
蛇体把手付深鉢
縄文時代中期
長野県茅野市 尖石遺跡出土
高 39p
茅野市尖石考古館所蔵展示

抽象造形の多い縄文土器の中にあって最もリアルな表現で把手としての機能を損なうことなくデザインされているところにこの作品を造った作家のセンスが光る。三角頭で銭形といえばマムシである。この怖い毒蛇を口縁部にわざわざ付けたのは何故だろう?蛇は畑の守り神とよく云われますが、むしろ鉢の中に入れられた物を守っていると考えた方が自然かも。縄文は謎が一杯、自分なりの想像も面白い。

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