社団法人 ニ 紀 会
事務所 〒114-0014 東京都北区田端3-13-2
二紀会主張
美術の価値を流派の新旧に置かず、
皮相の類型化を排する。
具象・非具象を論じない。
流行によって時代を誤ることを極力避ける。
真に新たな価値を目指し、創造的な個性の発現を
尊重する。
情実を排しつつ新人を抜擢し
これを積極的に世に送ることに努める。
1910年 文展洋画部ニ科設置運動に端を開き、その文展から分離して同年二科会が創立された。
1944年第30回展開催後解散した。旧ニ科会会員であった熊谷守一、栗原信、黒田重太郎、田村孝之介、中川紀元、鍋井克之、正宗得三郎、宮本三郎、横井礼市、の9名により旧ニ科会を一期とし戦後新しく第二の紀元を画する意図の元に1947年第ニ紀会を創立したその後二紀会と改め時代の推移に即応できる体制に会の機構を整備近代化を進め現在に至る。初代理事長は宮本三郎氏。
現在理事長 山本貞、副理事長 吉野純、事務局長 山本文彦
毎年上野公園内東京都美術館秋の全国公募展第3陣としてニ紀展が行われている。
春季展は隔年開催されている。
2001年 第55回記念ニ紀展 (上野公園内 東京都美術館) 10月17日(水)〜 31(水)伊藤 傳 2001年度展示作品 時空「 土偶 」
長野ニ紀会(二紀会長野支部) 支部長 米津福祐
長野ニ紀会員 2001年支部展会場にて
毎年夏に作品研究会や他支部との交流会を行っている。
平成17年は、長野県飯田にあるニ紀会源流の地の「正宗得三郎記念碑」を訪れ、記念植樹とスケッチ会を予定。
平成17年度 夏季作品研究会
期日 2005年8月初旬
場所 南松本の「なんなん広場」を予定
事務局 0263−33−7080(那須)
 2002年は講師に山本文彦先生を迎えて開催されました




ニ紀会長野支部・群馬支部合同展
会期2002年5月1日(水)〜5月12日(日)まで。
会場:群馬県甘楽郡妙義町大字妙義1ー5
妙義町立ふるさと美術館
TEL0274ー73ー2585 (FAX 73-7003)
出品作品 絵画、彫刻等
入館料 大人300円 子供200円 (団体各50円引き)
 群馬県妙義町立ふるさと美術館
 長野・群馬支部合同展会場
信州美術会
敗戦直後の荒廃の中で、長野県下では全国に先駆けて各種の美術運動が起き、やがて信州美術会創立・県展開催へと繋がっていった。その大きな原動力は、都会で戦災に遭って疎開していた多くの著名な美術家たちによることも大きかった。
信州美術会は敗戦の翌年、昭和21年の秋長野県農業会の主催で全信州美術展が開催されたのがきっかけで誕生した。第2回展からは信州美術会が単独で主催し、長野県・長野県農業会・信濃毎日新聞社は後援団体となった。全信州美術展は2回3回と会を重ね益々盛り上がった。
昭和23年からは第一回長野県美術展覧会(県展)と名称が変わり、主催は長野県・信州美術会・信濃毎日新聞社となった。その後昭和34年に主催が長野県・長野県教育委員会・信州美術会と変わり現在に至っている。
初代会長は、日本画壇の重鎮町田曲江氏が就任した。
2代 石井柏亭
3代 小山敬三
4代 小林 邦
5代 藤井令太郎
6代 清水多嘉示
7代 小林 邦
8代 高橋節郎(昭和58年より現在に至る)
( 昭和34年から昭和39年までは委員長が代行 )
現在約1300名の会員を擁する団体
主な事業は県展を県と共に主催運営し、審査から展示かた付けまで全て会員の労力奉仕により運営を支えている。県展の巡回を行っているため各支部が当該地区の運営を行う。50回展まで県下7会場を回ったが51回展より3〜4会場巡回に変わった。会も新しい時代に対応すべく現在諮問機関として「県展を考える会」が作られ検討が進められている。
第58回長野県美術展開催について(平成17年)
飯田会場 飯田市美術博物館 8/28(日) 〜 9/4 (日)
北信会場 ビッグハット 9/17(土) 〜 9/24(土)
佐久会場 佐久創造館 10/2(日) 〜10/9(日)
諏訪会場 下諏訪体育館 10/23(日) 〜10/30(日)
>>>県展 <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
2002年県展 (上田会場)
2002年県展 (上田会場)
2002年県展 (上田会場)
2002年県展 (上田会場)
2001年県展 出品作「時空(游)」
飾付
祝賀会
作品講評会
片付
巡回展日程は上記の通り。尚作品搬入は8/21(日)各支部指定場所
        県展略履歴
回 |
開催年 |
出品点数 |
入選点数 |
展示総数 (招待含) |
巡回展 |
1 | 昭和23 |
679 | 262 |
342 |
長野松本諏訪 飯田上田 |
9 | 31 | 1026 | 774 |
一会場展示のみ539 全県回り235 延べ774 |
中野松本上田 野沢諏訪岡谷 飯田駒ヶ根 |
20 | 42 | 893 | 733 | 733 |
長野上田古諸 諏訪辰野松本 飯田 |
35 | 57 | 1665 | 1312 |
全県回り? 延べ1312 |
松本飯田伊那 長野佐久諏訪 上田 |
49 | 平成8 | 1861 | 1584 |
全県回り255 延べ1584 |
茅野上田飯田 伊那佐久長野 松本 |
53 | 平成12 | 1036 | 597 |
51回展より 地区入選廃止 597 |
伊那上田松本 |
54 | 平成13 | 1041 | 560 |
展示数560 選外435 |
長野・佐久 飯田・諏訪 |
55 | 平成14 | 980 | 587 |
展示数633 選外347 |
佐久・松本 上田・伊那 |
56 | 平成15 | 994 | 556 |
展示数600 選外394 |
諏訪・長野 飯田 |
57 | 平成16 | 984 | 555 |
展示数600 選外384 |
松本・伊那 上田 |
第一回県展こぼれ話
県展の審査は、信州美術会創立当事の会員により行われていました。当時の会員とはいっても中央で活躍し、近代日本美術史を語る上で欠かすことの出来ない先駆作家が大勢いたのです。審査に当たったのは日本画は伊東深水・奥村土牛・町田曲江・川船水棹・矢沢弦月以上の眩しいほどの超豪華メンバーだった。又、洋画の審査に当たったのは有島生馬・石井柏亭・小山敬三・中川紀元・中村善策・宮坂勝・正宗得三郎これも申しぶんない豪華さ。それに彫刻の石井鶴三・清水多嘉示・中村直人、工芸の大森光彦・北原三佳・杉田禾堂とそうそうたるメンバーが一同に会したのです。当時長野県には大きな美術のうねりがあり並々ならぬ意気込みであったことが伺えます。長野県は日本の美術教育を覆す影響を与えた山本鼎、西洋彫刻の新風を吹き込み、日本の近代彫刻に新風を吹き込んだ荻原録山(守衛)など輩出し、全国的に見ても美術館が非常に多い土地柄です。信州にはそうした土壌が脈々と受け継がれているのでしょう。
それゆえ当然審査も厳しかったのですが、679点中晴れて262点が入選しました。県展とはいえ当時の超一流作家の審査を受けることができたのは戦後の荒廃期にあった県内の芸術を目指すものにとっては大きな励みになったことでしょう。
諏訪美術会
諏訪美術会は風光明媚な信州諏訪湖一円から八ヶ岳周辺の市町村在住者(諏訪市・岡谷市・茅野市・富士見町・原村)により組織されている。創設は信州美術会会員が中心となり戦後の混乱の中、長野県展の前身である全信州展の地方巡回展受け入れの支部組織として昭和21年に誕生した。21年22年に支部展が諏訪市片倉館、岡谷市役所等で開催され、翌23年に全信州展が県展に改組されたのを期に第1回諏訪美術展が開催された。現在会派を超えて248名の会員を擁している。会長は洋画の平林邦雄氏
日本画部・・・・・・45名
洋画部・・・・・・134名
彫刻部・・・・・・・17名
工芸部・・・・・・・52名 以上248名
平成17年度事業計画
第58回諏訪美術展
会期 平成17年 5月23日(月)〜29日(日)9時〜
会場 茅野市文化センター
搬入 5月22日(日)
授賞式 5月28日(土)PM6時 茅野駅前「マリオローヤル会館」73-0051
搬出 5月29日(日)
第58回長野県美術展に協力参加
作品搬入受付 平成17年8月21日(日)諏訪市文化センター 9時30分〜12時
県展諏訪会場
下諏訪体育館 10月23日(日)〜30日(日)
飾付 10月22日(土)
祝賀会
作品講評会 10月30日(日)PM1時〜
片付 10月30日(日)PM3時
会員小品展
会期 9月22日(木)〜25日(日)
会場 岡谷市 ギャラリーあすなろ(笠原書店2F)
搬入 10月21日(水)
各部事業
4月30日(土) 諏訪展作品研究会 洋画 諏訪市婦人センター
5月29日(日) 諏訪展作品講評会 日本画.洋画.工芸.彫刻 茅野市文化センター
4月8日〜10日 裸婦彫塑講習会 彫刻 岡谷勤労青少年ホーム
6月〜9月予定 着衣人物デッサン研究会 洋画 諏訪市「ゆうむ25」にて
6月〜5回を予定焼き物学習会 工芸部 岡谷市勤労会館にて
7月17日(日)県展作品研究会 日本画 諏訪市婦人センター
7月30日(日)県展作品研究会 洋画 諏訪市婦人センター
10月30日(日)県展作品講評会 下諏訪体育館 PM1時〜
11月初旬 着衣デッサン会 日本画 岡谷市長地公民館にて
茅野市美術協会
茅野市美術協会は、八ヶ岳の山並みの美しい環境の中、昭和34年に郷土の彫刻家である小川由加里氏により市長の協力を得て産声を上げた。当時諏訪展、県展で活躍している作家や古くから創作活動をしている人達が30名ほど集まり展示会を開いたが、本格的な第1回茅野市美術協会展が開催されたのは昭和37年だった。この協会展には既に活躍していた矢崎虎夫、矢崎牧廣の両氏が東京より作品を持ち寄り多いに盛り上がった。創立当時は、日本画、洋画、彫刻、工芸、書道が組織され、現在は版画部がそれに加わっている。 現在は、日展洋画部で活躍しておられる篠原昭登氏が顧問となり後進を育て会の発展に努めている。会員数124名 会長は陶芸の伊藤彰敏氏
平成14年度事業計画
第44回茅野市美術展
会期 7月 8日(月)〜14日(日)
会期 茅野市文化センター
搬入 7月 7日(日)
第17回会員小品展
会期 10月 6日(日)〜10月13日(日)
会期 茅野市美術館
搬入 10月5日(土)PM2時
飾付 10月5日(土)PM3時
特別コーナーのテーマは「 未定 」
各部活動(全て茅野市文化センター)
彫塑講習会
6月13〜16日 首 石膏取り 13日
裸婦デッサン会 6月予定
書道講習会 10月中旬
茅野市芸術祭参加 10月31日〜11月4日
研修旅行 7月28日 場所 松本美術館(日展巡廻展)
美術会報の発行年2回
平成14年度定期総会 平成15年3月予定
茅 展(CHITEN)
平成1年に茅野市に在住する信州美術会、諏訪美術会役員経験者6名により結成した。10回展を期に1名加わり現在気鋭7名により毎年12月にグループ展を開催している。
日本画 矢島堯子 (日展
日本画 柿沢幸久 (県展知事賞2回、無所属
洋 画 岩波昭雄 (ニ紀会
洋 画 伊藤 傳 (ニ紀会
造 形 川田和弘 (元アジア美術受賞、現在無所属
漆 芸 島立幸男 (日展
陶 芸 飯山和俊 (日展
縄文に魅せられた作家展
第一回展 茅野市教育長・次長と共に
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