♣ 乗馬とは
初めて乗馬という言葉に触れられる方々は、どうすれば良いのだろう?どんな事をするのだろう?と首をかしげるかもしれません。「乗馬というのは生き物を使う唯一のスポーツ」といわれています。馬に乗り自由自在に操る、また野外に出て散歩を楽しむこともできます。私たち人間以外の生き物、馬と一緒にスポーツをするわけですから当然戸惑いや不安を感じることだろうと思われますが、一度でも乗馬を経験された方々からは「よくいうことを聞いてくれた」「可愛かった」「優しかった」などの感想をたくさん頂いております。多分みなさんは「馬に乗るのは初めてだから」と考えられるでしょう。実は馬もみなさんを乗せるのは初めてなのです。乗馬において必要最低限のテクニックは必要ですが、ほとんどの方にはできるはずです。「人馬一体」という言葉があるように問題はそういったスポーツ的要素以上に人と馬とのコミュニケーションが大切になるというところにあるのです。
みなさんが馬に乗ってほんの一瞬でも馬とのつながりを感じたとき、乗馬の面白さ、素晴らしさを理解して頂けることと思います。
♣ 馬とは
みなさん馬の目を見たことがありますか?
とても優しい目をしています。その目からイメージできると思いますが、おとなしい平和主義者で決して攻撃的な性格の持ち主ではありません。むしろ大きな体とは対照的に非常に臆病な面も持っています。次にあげるいくつかのトピックとともに馬とはどういうものかを探ってください。
馬の記憶力は抜群!
「馬は頭が良い」とよく言われます。その理由はその記憶力の良さにあります。この記憶力の良さのおかげで人間が馬に乗り操作することが可能になります。反面、感受性が強く物事をそのまま受けとめるので人を乗せて辛い目にあったり、危険とであったりしたショックも簡単に忘れません。
鶴は千年、亀は万年、では馬は・・・・
もっとも寿命の長い動物は実は人間であり、カメは200才ぐらいまで生きたという記録もありますが,それは非常に特殊な例で、100才以上の長寿が多く見られる動物は人間だけです。馬の平均的な寿命はだいたい20才〜30才といわれており、40年も生きればとっても長寿な馬といわれます。ギネスブックに載っている最高年齢の馬は62才といわれており、動物としては比較的長い寿命といえるでしょう。
どんなふうに寝るのか
草食動物は馬をはじめとして一般的に睡眠時間が少なく馬はだいたい4時間くらいです。これは外敵に襲われたりするので,絶えず警戒していた野性の頃の習性が残っているものといわれています。また、草食動物は餌を食べる時間が長いため、睡眠時間が少ないともいわれています。馬の睡眠の姿勢は3本足で立って寝る場合と腹ばいになって寝る場合があります。疲れているときや子馬は横たわって寝ることがあります。
好物はニンジン!?
日本では馬の好物というとすぐにニンジンを思い浮かべますが、外国ではりんごや閣砂糖などの甘いものを喜ぶといわれています。主食としてたべるものは青草(干し草)などです。馬が食事するときは、まず上唇でより分けた草などを前歯で噛みちぎり、舌を使って奥歯に送り込みます。そして、臼歯で挽くようにすりあわせて、細かくして食べます。
大きな瞳
馬の目の最大の特徴はなんといってもその視界の広さでしょう。馬の視界は頭の真後ろを除いた350度を見渡すことができます。また、馬の目は単眼視といって左右の目で別々のものを見ることができます。これは馬が野生だったころ、近付く肉食動物たちをいち早く見つけて、走って逃げるために役立っていたと考えられます。また、馬の眼球は哺乳動物の中でももっとも大きく、奥行きが44ミリ、縦横48ミリそして重量が100グラムもあります。ウシの眼球が65グラム、ブタの眼球が19グラムであることを考えるととても大きな目であることが分かります。
耳は心のレーダー
馬はとっても音に敏感な動物で、耳はまるでレーダーみたいに180度回転して音のする方角を探します。これは馬のみ身の回りに10の筋肉があり,それにより動かすことが出来るのです。発達した筋肉により左右別々に耳を動かすことが出来ます.この耳の動きは,目の視界の広さと同じく,馬が野生であった頃に,敵が近付くのをいち早く察知するためのものと考えられています。また、馬の耳の動きは感情を表したりもします.敵を威嚇するときは後ろに寝かせたり,まわりに注意を払うときは音のする方や初めて見るものの方へ顔を向け,耳を立てて警戒します。
長い鼻のわりには・・・
イヌは人間の100万倍も嗅覚が優れているといわれています.これは一定の臭いに対して非常に敏感であることを示していて,何でも100万倍敏感というわけではありません。馬はイヌほどではありませんが,とても臭いに敏感な動物です.自分の子供や買主を臭いで区別します。また、馬は自分の家に帰ることが出来る帰巣本能が強いといわれていますが,これも臭いを頼りにしているといわれています.しかし,馬の鼻が大きいのは臭いに敏感なだけではなく,馬は鼻でしか呼吸できないため,速く走るときなどは,走りながら空気をたくさん吸えるように鼻を大きく開きます.
♣ 乗馬スタイル
乗馬をするスタイルとしてウェスタンとブリティッシュがあります。この二つのスタイルは馬に乗る面では同じですが、人の服装から、馬につける鞍などの道具、そして手綱さばきなどの乗り方も大きく違います。ちなみに、当ホープロッヂではウェスタンスタイルの乗馬を行っています。
ウェスタンとは
ウェスタン乗馬は、アメリカなどで牛を集めたりする為のパートナーとして、馬を使うところから発展した乗り方で、人間がより軽いアプローチで馬を動かせるように、進歩してきました。馬には積極的に、人間の指示に目を向けるように調教するのを目的としています。服装は丈夫なジーンズやブーツを履き、日よけや草木が顔に当たらないようストローハットをかぶるなど、人間の仕事を妨げないようなものが使われます。 また、現在ではレイニングやトレイル、プレジャー、カッティング、バレルレースなど様々な競技があります。
ブリティッシュとは
ブリティッシュ乗馬はスポーツとして発展してきた乗り方で、服装もブーツ、キュロット、燕尾服にシルクハットをかぶるといった比較的フォーマルな格好をして乗ります。オリンピックなどにもある馬場馬術、障害馬術、総合馬術などの競技が広く開催されています。
♣ 馬の種類
馬と言えばサラブレッドがたいへん有名ですが、イヌのようにたくさんの種類とそれぞれの長所や特徴があります。
クウォーターホース(QUARTER HOESE)とは
アメリカンクォーターホースは17世紀初頭にスペイン由来の馬から作り出された最初の純ア
メリカ原産の品種です。コンパクトな体型で筋肉たくましく、ダッシュ力があり、敏捷で、また、非常に従順で、
イギリス移民はこの馬を農作業、牛追い、木材の運搬、日常の仕事や乗用馬として用い、4分の1(クォーター)マイルの距離競馬を行ったためクォーターホー
スと呼ばれるようになったいわれています。
●体高 143〜160cm
アパルーサ(APPALOOSA)とは
アメリカのアパルーサは18世紀にネズパース族のインディアンによってスペイン人が持ち込んだスペインの馬が基礎として作り出された品種です。
●体高 142〜152cm
サラブレッド(THOROUGHBRED)とは
サラブレッドという名前は、「徹底的に(THOROUGH)品種改良されたもの(BRED)」という語源から来ています。
競走馬として有名で、より速く強い馬を生産するために、優秀な馬を交配していった血統がサラブレッドです。
またホープロッヂにはサラブレッドはいませんが、多くの乗馬クラブで使われています。
ポニーとは
ポニーとは体高147cm以下の馬のことを指す総称です。日本の在来馬である木曽馬や御崎馬などもポニーにあたります。
現在は子供用の乗馬や愛玩用に飼われることが多いようですが、小さいからといって馬鹿にしたものではありません。頭も良ければ力もあります。世界でもっとも小さい馬はファラベラという馬で体高は60cmぐらい。さすがに乗馬用としてではなく、ペットとして飼われています。
ホープロッジでは現在 アパッチという小さなポニーが1頭います。
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