さるのこしかけの活用法

多くのさるのこしかけは多年生で、中には四、五十年も生長を続けるものもあるといいますが、ほとんどは、数年から十数年で生長は終わりやがては腐ってしまいます。

その活用法としては、

1.薬用として飲用する

さるのこしかけ(すべてではない)には制癌の働きがあり、昔から飲用されています。また、成人病予防にも効果が認められています。
特に、コフキサルノコシカケは飲用効果が高いことが実証されています。

コフキサルノコシカケの飲用の仕方

普通は煎じて飲用します。

 コフキサルノコシカケをカッターナイフか、かんななどで削り細かくします。細かくしたもの15gを水500mlに入れ、とろ火で煮ます。三分の二くらいに煮つめたものの上澄み液を飲用します。好みの味付けをしてもかまいません。これが1日分です。毎日つくるのが面倒なときは、3日分くらいを一度につくり、冷蔵庫で保管しておきます。

薬用きのこ酒にして飲用することもできます。

 スライスしたもの300gと氷砂糖100gをホワイトリカー1.8lに入れ2ヶ月そのままにしておきます。上澄み液を1日100ml飲みます。蜂蜜やジュースで味付けして飲んでもかまいません。

2.細工物

適度なかたさや質感、模様の美しさを生かして、器物、箱などを作ります。

3.床置きなどの飾り物

さるのこしかけならではの存在感、自然の作り出す模様の美しさ、扇と同じ形は「末広がり」と縁起物としても喜ばれています。

4.壁面装飾

何種類かのさるのこしかけを壁に貼り込めば、独特の雰囲気がかもし出され、自然の奥深さと豊かさが伝わり、ゆったりと落ち着けます。
レストラン、居酒屋、喫茶店などの壁面装飾に最高です。

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