御柱祭山出し(木落とし)[2010.4.16]
御柱の曳行に参加するのは3回目となる。 この日は、雨(寒)−晴れ(暑)−雨(寒)と天候がめまぐるしく変わる中、2キロメートルくらいの道のりを、休憩をはさんで5時間かけて曳いてきた。 最も太い「秋一」(諏訪大社下社秋宮一の御柱)なので、時間がかかるのはやむを得ない。 150メートル以上もある引き綱の中間あたりで曳いていたが、人の多さで息苦しくなり、最後は綱の先頭に出た。 従って、坂を下りてからの時間が長かった。太い元綱が途中で切れるアクシデントもあり、木落としまでに2時間半待った。 待っている間は長いような短いような、いずれにしても気がつくと足がしびれている。 氏子と観客を区別するのは一本のロープだけだ。規制線の内と外。氏子になれば木落としを間近で見ることができる。 住民としての氏子もいれば、全行程に参加する氏子もいる。最近では一瞬だけの「にわか氏子」も増えてきたが、彼らを排除することはできない。祭りとは、各自の主体性(エゴ)が渦巻いているものだから。 ただ一つ言えるのは、柱と人が一体にならなければここまで来られない。 それだけは事実だ。 まもなく木落としが始まる。 柱が坂の上にせり出してきた。 |
元綱が外側に開き、御柱の経路を広く確保。 |
木遣り衆がうたい、横断幕が坂を下る。 いよいよ木落としが始まる! |
木が落ちている最中…………。 |
木落としが終わり、柱に群がる氏子たち。 3日間かけて行った8本の木落としはこれで無事(?)終了。 |