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以前の「ひとこと」 : 2007年1月後半



1月16日(火) 日本の歌百選

 文化庁から、日本の歌百選というのが発表になったそうです。主に唱歌の系統の歌が多く取り上げられています。家内と、この歌を知っている・知らない、というチェックをしてみました。

 実は私はこの系統の歌は好きです。小さいころ、祖母や母がよく歌ってくれたので好きになったのだと思います。でも、私の世代でもそんなに知らないという方も多いのではないかと思いますし、さらに若い世代ならばもっと知らないのではないかと思います。



 このところようやく冬らしく寒くなってきました。まあ寒くないほうが楽なのですが、地球温暖化も困ります。

 通勤途上で、我が家から標高にして200mくらい下った、高速道路のインター付近にある道路の温度計のところで信号待ちで停車したので、温度計の写真を撮ってみました。

<おまけのひとこと>
 ここ「おまけのひとこと」の欄、楽しみに読んでいるのだけれども、文字が小さくて色が薄くて読みにくくてつらい、とご指摘をいただきました。ちょっと変えてみます。いかがでしょうか。






1月17日(水) ちいさなマジックスネーク

 またちょっと忙しくて、簡単な更新です。



 年末年始休みに小淵沢に行ったときに、イカロスに行って、木製の小さな「マジックスネーク」を買いました。

 三角柱が16個つながったものだったので、2つ買いました。色はいろいろありましたが、とりあえずこの配色のものを選んでみました。

 16個だとちょっと物足りないので、2つを組み合わせて作れるきれいな形がないかな、と思って、最初に作ってみたのが下の写真のものです。


(つづく)


<おまけのひとこと>
 18日の朝の更新です。ここ「おまけのひとこと」の文字サイズと色をちょっと変えたのですが、読みやすくなったと言って頂けました。もちろんブラウザの側で拡大する方法もありますが、そうするとほかの部分の文字が大きくなりすぎるので、まあこれでいいかなと思っています。






1月18日(木) ちいさなマジックスネーク(その2)

 もともとの「マジックスネーク」は、小菱形立方八面体(斜方立方八面体)のようなかたちに組まれていますが、これを作るには三角柱のユニット24個が必要です。この、木製の小さなマジックスネークは16個のユニットですので、1つでは作れません。2つ使うと余ります。そのあまりの部分をどうするとかっこいいかなと思って、ちょっとこんなかたちを試してみました。

 きっちりと位置が定まらないのがやや不満ですが、面白いと思います。新しい、白いノートパソコンの上において写真を撮ってみました。



 今朝はすごい霧です。

 すぐ目の前の田んぼの中にある送電線の鉄塔すらよく見えません。

<おまけのひとこと>
 昨日は午前中は実家のあるU市の大学に行って、午後は職場のあるS市に戻るというスケジュールでした。雪だったので大変でした。帰りのU市からS市への移動は、同行した同僚は高速道路で大回りする道を選び、私はM峠を越えるルートを選びました。あまり時間は変わりませんでした。






1月19日(金) Safari

 そういえばこの前のクリスマスにプレゼントとしてもらったパズルをご紹介するのを忘れていました。

 “Safari”というスライドパズルです。パーツは外れません。ご覧のとおり7×7の大きさの盤面に、7種類のピースが7枚ずつあります。初期状態はばらばらでした。たとえばこのように横にそろえたり、縦にそろえたり、斜めにそろえたり、あるいは「数独」のように縦横に同じピースがそろわないようにしたり、さらに、植物と草食動物、草食動物と肉食動物が隣接しないようにしたり、といろいろな遊び方ができます。

 こういうのはパソコンでももちろん作ることができますけれども、実際に手を動かすのは楽しいです。

 同じ図案で、カラフルな色がついているものと、写真のモノトーンのものがあって、値段は一緒だったそうです。デザインとしてきれいだなと思いました。

<おまけのひとこと>
 今度から更新日時を最後に入れるようにしようかな、と思っています。というのは、このところ更新がずっと不定期なためです。
 この更新は前日(18日)の夜にしているのですが、明日(19日)は出張です。本屋さんに寄る時間があったら、ちょっと欲しい本があります。
 すみません、今週末は更新をお休みすると思います。通勤に使っている車がそろそろ走行距離が7,000kmになるので、1,000km、4,000kmに続いて3回目のオイル交換をしたり、先日の「どんど焼き」のときに建てた「のぼりざお」を倒す行事があったり、子供の重唱大会があったり、いろいろ忙しいです。(2007/01/18 22:50)






1月20日(土) 「顔を持つまで」

 「ナルニア国物語」の作者として有名なC.S.ルイスの「顔を持つまで」という本を買いました。“王女プシケーと姉オリュアルの愛の神話”という副題がついています。先月図書館で借りたのですが、とても面白くて自分でも買うことにしました。 背景にある思想はともかくとして、純粋に小説として楽しめました。ルイス自身が自作の中で高く評価していたそうですが、うなずける気がします。

<おまけのひとこと>
 19日は東京に行っていたので、帰りに本屋さんに飛び込んで、この本を買いました。別の、パズルや数学の系統の本も買いましたが、それについてはまた後日改めてご紹介します。
 車のオイル交換をしました。4ヶ月で7,000キロ走りました。次は3月に6ヶ月点検で10,000キロのオイル交換かなと思っています。
 疲れがたまっていたせいでしょうか、子供に酷いことを言ってしまって後悔しています。






1月21日(日) 「樹上のゆりかご」

 家に、「樹上のゆりかご」という本があったので、なんとなく読んでしまいました。自分の高校時代のことを思い出させる本でした。つい先日、こちらのコラム38にも書きましたが、著者の荻原規子さんと近い世代で80年代に高校生だった私は、学校こそ田舎でしたがやっぱり進学校で、文化祭の造形競作展や合唱コンクールや、そういうクラスのイベントを熱心にやっていました。

 こういう「高校生もの」では、堀田あけみの「想い出にならない」「思い出させてあげよう」が好きでした。(堀田さんのほうが自分の歳に近いです。)この2冊の主要登場人物である鬼奴一平(おにんど いっぺい)が出てくる、「やさしさの法則」も好きでした。が、さすがに読み返したいとは思わなくなりました。

 自分の子供がそういう年代になって、こんな本を読んでいるんだ、というのはなかなか感慨深いです。

<おまけのひとこと>
 今日、21日は「どんど焼き」の幟竿(のぼりざお)を片付ける行事に出てきました。今日は車に乗る予定はなかったので、つい終わった後の席で昼間からお酒を飲んでしまったのですが、おかげで今日やろうと思っていたことがほとんどできませんでした。






1月22日(月) マンデルブロ集合

 最近はwebのコンテンツとして動画が充実してきていて楽しいです。有名なマンデルブロ集合の動画がいくつかあったのでご紹介します。

動画 1 動画 2 動画 3

 1番目のものはとても拡大率が高いように見えます。最後のフレームあたりは、動画の1フレームを計算するのに、PCを2日間稼動させないと求まらないとコメントされています。2番目は時間は短いですがきれいです。こういうものを動画として見られるのは幸せです。

<おまけのひとこと>
 今週もまた忙しいです。






1月23日(火) 統計

 現在発売されている「数学セミナー」2007年2月号の特集 ●統計科学のすすめ[その1] の最初の記事「統計科学のすすめ」(吉村功)に、面白いデータが出ていたのでご紹介します。

 とある大学(R大学とします)の合格率について、A予備校とE予備校に、以下のデータがあったとします。

理学部
受験者数合格者数合格率
A予備校 200人 50人 25%
E予備校 20人 4人 20%

 理学部に関しては、このように受験者数はA予備校のほうが高くて、合格率もA予備校のほうが高いです。

法学部
受験者数合格者数合格率
A予備校 20人 10人 50%
E予備校 200人 80人 40%

 法学部に関しては、A予備校のほうが受験者数が少ないのですが、合格率はやっぱりA予備校のほうが高いです。A予備校は、「理学部も法学部もA予備校のほうが合格率が高いですから、A予備校のほうが有利です」と宣伝します。

 さて、ということはR大学に入学する確率が高いのはA予備校のほうでしょうか? 一方、E予備校のほうは下の表のように、全受験者と全合格者の比率を計算します。

理学部+法学部
受験者数合格者数合格率
A予備校 220人 50+10=60人 27.3%
E予備校 220人 4+80=84人 38.2%

 するとなんと、このように合格率は逆転して、E予備校のほうが合格率が高くなるのです。当然、E予備校は「全受験者中の合格者の割合はE予備校のほうがはるかに高いですから、E予備校のほうが有利です」と宣伝します。

 さて、これはどういうことでしょうか? なぜこんな簡単な表から、まったく逆の結論が出てしまうのでしょうか? ・・・興味があって、解説を読みたい方、今発売されている「数学セミナー」をご覧ください。

<おまけのひとこと>
 今日は帰宅が夜11時くらいだったのですが、それから軽く食事をして、このページを更新しています。これから明日の仕事の用意があります。やれやれ大変です。






1月24日(水) “REGULAR POLYTOPES”

 今日は出張なので、本棚から電車の中で読む本をどれにしようかな… と選びました。

 英語の本は長持ちするし、眠くなったら眠ればいいので出張のときは重宝します。今日はこの、コクセターの“REGULAR POLYTOPES”にしました。最近、何日か連続して多面体に関する「小話」をする機会があるので、何かネタを仕込もうかな、という意図もあります。 (昨日は、「正十二面体と正二十面体と、どちらが球に近いでしょう?」という話をしたのですが、ちゃんと正解を選んでくれた人が何人もいて、感心しました。)

<おまけのひとこと>
 でも、最近は体がかゆくてよくねむれないので、おそらく電車では寝てしまうと思いますが、それならそれでいいのです。






1月25日(木) エッシャーのタイル(その1)

 先日終了したスーパーエッシャー展ですが、展示されていたものの中に、エッシャー自身がデザインしたタイルの図案と、それを実際に張った写真がありました。このデザインがとても面白かったので、JAVAアプレットのスライドパズルにしてみました。

←色入れ替え→
A A'

←色入れ替え→
B B'

 エッシャーのデザインは、このAとBの2パターン、配色を含めると4種類のタイルを使って、6×6マスに並べることで、青と緑の帯が、それぞれ分岐のない一本の帯になるようになっているのです。鏡像は使いません。ループになるわけではなくて、6×6マスの外周のところに青と緑それぞれ2箇所ずつ、終端ができます。

 これを自由に配置して遊ぶJAVAアプレットを作ろうと思ったのです。昔、将棋の駒を駒台から拾って配置するアプレットを作ったので、それをちょっと修正すればできるな、と思っていたのですが、時間がとれなかったので、パズルとしての魅力は下がりますがスライドパズルにすることにしました。つまり、回転する必要のあるものは、必要な枚数だけ回転したものを揃えて、位置だけをばらばらにしています。

 非常に難易度の高い完成図なしのものはこちらのページに用意しました。といっても、これでは遊びにくいので、エッシャーのデザインを楽しみながら、ゴールが見えているスライドパズルを楽しんでいただくように、こちらに完成図ありのページも用意しました。それでも、必要なピースを探して、それをスライドパズルのルールで配置していくのはそれほど楽な作業ではありません。動作確認のために私が最初にプレイしたときには400手以上かかりました。

(つづく)

<おまけのひとこと>
 本当はこの話題は、先日の"BUSY BEETLES"というエッシャー風のタイリングおもちゃの話の続きをちゃんと書いてからご紹介しようと思っていたのですが、ちょっとそちらの準備が間に合わなくて、順序を変えることにしました。
 昨日は出張でした。行きの電車の中が寒くて困りました。同じ車両の中でも、座席の位置によって揺れ方がぜんぜん違ったり、温度もかなり違ったりして大変です。






1月26日(金) エッシャーのタイル(その2)

 昨日ご紹介した、エッシャーのタイルです。同じ図をもう一度載せます。

←色入れ替え→
A A'

←色入れ替え→
B B'

 これを、向きを変えながら36枚を並べると、青と緑がそれぞれ1本ずつの道になります。それを作るスライドパズルを昨日、こちらのページに置きました。この完成図、それぞれの色が本当に一本道になっているのか、ちょっとわかりにくいのです。そこで、こちらのgifアニメーションファイルを作ってみました。いかがでしょうか。自分としてはこれで同色の帯のつながり具合がわかって満足しています。

<おまけのひとこと>
 今週も忙しかったです。ひょっとすると来週の月曜日に、またU市の大学に行くかもしれません。今度は前回のような雪の日でなければいいのですけれども。






1月27日(土) 積志リコーダーアンサンブル

 久しぶりにリコーダーアンサンブルをやりました。このところ練習はいつも2名だけだったのですが、久しぶりに3人でできるということで、楽しみに参加しました。昨年、一昨年と秋にコンサートをしているのですが、そのときにはリコーダーのアンサンブルは最大で2本だったので、今年は可能ならばカルテット(四重奏)をやりたいな、と思っているのです。ところが、4人が集まれるのはおそらく秋の本番までに3回くらいしかないだろうということで、まずは曲の選定をしようということで、3人で集まるというのに、四重奏の楽譜をそれぞれ持ち寄って曲の検討をする、ということで集まりました。

 積志リコーダーアンサンブルというサイトがあって、ここにたくさんの楽譜が公開されています。非常にありがたいページです。この中から、四重奏でやってみたいものを何曲か印刷して持って行きました。四重奏の楽譜を3人で演奏するわけですから、当然「もう一人いてくれたら」と思いましたが、それでもとても楽しかったです。ありがとうございました。

<おまけのひとこと>
 次に集まれるのは4月でしょうか。まー、気の長い話ではあります。
 エッシャーのタイル、すぐ遊べる オンラインパズルのはやしださんのweb箱詰めパズルのアプレットを使わせてもらう、というのも考えたのですが、まだやってみていません。






1月28日(日) 

 最近、市民メディア・インターネット新聞JANJANというサイトを知りました。教育基本法改正のページの記事など、読み応えがあります。また、このサイトに記事を書いている方のページ、噛みつき評論というページも読みました。たいへん興味深く読ませていただきました。

<おまけのひとこと>
 例によって3日分まとめて更新しています。






1月29日(月) 日本装飾美術学校

 日曜日の午後、知り合いの家にちょっとした届け物をしたときに、「デコビって知ってる?」と尋ねられました。知らないと答えたのですが、数年前にできた日本装飾美術学校のことでした。美大のことを“○○美”という略称で呼ぶ、そのひとつなのだそうです。ここの卒業制作展がとても面白いから行って見るとよいのでは、と勧められたので、ちらっとのぞいてきました。

 ガラスや木工、金属加工や陶芸などの作品をいろいろと見てきて、とても楽しかったです。今年はポスターからして卵がモチーフというかテーマになっていたようで、ポスターのデザインに使われた、様々な素材の「卵」が入り口に飾られていました。上の写真はそれとは別に展示物の中にさりげなく置かれていたもので、一瞬、不可能物体風のほぞ組みがされているのかなあと思ったのですが、意外と素直な構造でした。でも、この「卵」気に入りました。

 2月9日〜11日は東京展もやるそうです。すごいですね。

<おまけのひとこと>
 明日は、先日も行ったU市の大学にまた行くことになりました。






1月30日(火) これはなんでしょう?

 今日は時間がないので写真のみです。

 表と裏の写真です。どちら側も形は一緒ですが、表面に描かれた模様の有無が違います。まだパッケージをあけていません。さてこれはなんでしょう?

<おまけのひとこと>
 今週も忙しいです。








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