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以前の「ひとこと」 : 2005年11月前半



11月1日(火) 二種類の三角形の多面体

 ゾムツールの話の続きです。こんな多面体を作ってみました。稜として使っているパーツの長さは2種類で、その比は黄金比になっています。作っている途中経過の写真を載せてみました。

図 1 図 2 図 3

 図1から図3が、組み立て途中の写真です。図1は凸の側から撮っていますが、図2と図3は内側の凹の側から撮っています。

図 4 図 5 図 6

 図4から図6が完成写真です。 さてこれはどんな多面体でしょうか? このかたちを誰かに言葉で伝えるとしたら、どんなふうに説明しますか?

<おまけのひとこと>
 11月ですね。寒くなりました。昨日から職場の暖房が入りました。朝8時には室内気温は14℃しかなかったのですが暖房は入っておらず、これはちょっとつらいなと思っていたのですが、お昼過ぎくらいから暖房が入っていました。昨夜、帰宅途中の道路の温度計は5℃を示していました。今朝は寒いです。






11月2日(水) 二種類の三角形の多面体(その2)

 昨日の多面体、CGを作ろうと思ったのですが時間がなくて準備が出来なかったので、そのかわりにJOVOブロックで似たような形ができないかなと思って作ってみました。

図 1 図 2 図 3

 もちろんJOVOには二等辺三角形のパーツはなくて正三角形だけなので、二等辺三角形の部分は正三角形2枚を折り曲げて表現することにしました。形は定まりません。そこがまたいろいろと変形できておもしろいです。

<おまけのひとこと>
 最近、食べ過ぎてしまってよくないなと思っています。






11月3日(木) コンサートのCD

 先日のコンサートを収録したDATのテープを借りたので、とりあえずアナログでリサンプリングして、音楽CDにしてみました。 せっかくなのでそれっぽいCDジャケットも作ってみました。 出演者の方々に配ろうと思って、いくつか作ってみました。ジャケットの表紙の画像はいくつか試してみています。下の写真のものはこっそり作ってみたもので、これは採用できない画像です。

 こんなことをやっていると、わずかな余暇の時間があっというまになくなってしまいます。

<おまけのひとこと>
 このところ寒いので、職場でも風邪がはやりはじめています。






11月4日(金) コンサートのCD(その2)

 せっかくなので、ちょっとだけ音も載せてみることにしました。自分が一人で演奏している鍵盤の曲の一部をご紹介します。 ウィリアム・バードという作曲家の、ヴァージナル(乱暴に言うと、古い時代のチェンバロの一種)のための作品のひとつで、その冒頭の部分です。 こんなにゆっくり弾いているのに、この後で派手に間違えました。

z051022.mp3(719kbyte)

 ちょっと音が大きいかもしれません。このデータは、演奏時間は45秒くらいで、今回は一応44.1kHz ステレオサンプリングのmp3です。 (ファイルサイズが大きいので、しばらくしたら消します。) 楽器はこれです。

 この演奏は、開演直後の出番で弾いた鍵盤独奏の2曲目の冒頭なのですが、開場までに調律を済ませておいたのに、いざ演奏をはじめてみたら楽器の音がすでに狂っていてショックでした。コンサート会場は、開場前と本番では照明や温度・湿度がどうしても変化しやすいので、調律が狂いやすくて難しいと聞いていましたが、それが身にしみてわかりました。

<おまけのひとこと>
 自分の鍵盤の演奏を載せたのは、それならば共演者に掲載許可をもらう必要がないためです。もっと出来の良い演奏はたくさんあったのですが。
 今日は仕事でまたはやく行かないといけないのです。といいつつ7時を過ぎてしまいました。






11月5日(土) 加湿機

 そろそろ冬になって乾燥するので、加湿機を買いました。 加熱式ではなくて、気化式がいいなあと思って近所の電気屋さんで探したら、3機種ほど候補があったのですが、その中で動作音が一番小さいというものにしました。

<おまけのひとこと>
 ところで、「加湿器」「加湿機」どちらが正しいのでしょうか。






11月6日(日) ヘンデルのヴァイオリンソナタ

 今日の午前中、バロックヴァイオリンを弾く方が遊びにいらしてくれて、2時間ほどチェンバロとあわせました。楽譜は何を持っていらっしゃるのだろうと楽しみにしていたのですが、(かつ、自分にどの程度弾けるだろうかと心配していたのですが、) ヘンデルのヴァイオリンソナタでした。 2冊で全部で12曲ほどあったうち、半分以上はやってみたでしょうか。改めてヘンデルはとてもいいなと思いました。

 速い楽章は半分近く片手になってしまいましたが、とても楽しかったです。最後に鍵盤を交代してもらって、マルチェロのリコーダーソナタも2曲ほどやらせてもらいました。私と違って、速い楽章でも速い速度で鍵盤を弾いてくださって、自分ももっと上手くなりたいなと思いました。

<おまけのひとこと>
 アマチュアで古楽をやる知り合いが少しずつ増えてきて、とてもうれしいです。でも、皆さんなんであんなに上手なんだろうと思います。






11月7日(月) 直角に曲がった平行線群をCGで

 10月16日のひとことで、下のような写真をご紹介しました。

再掲図

 これをCGで再現してみることにしました。

図 1 図 2

 図1のように通常の透視図法で描いてみると、写真と同じような干渉縞模様が現れます。

 図2のように、平行投影法で描いてみると、当たり前ですが、単に平行線が交わっているだけという図になるので、格子状のパターンになってしまいます。

<おまけのひとこと>
 さて今週も忙しいです。
 またメールのお返事が滞っております。申し訳ありません。






11月8日(火) いろいろ

 日曜日に、こんな手書きのチラシがポストに入っていました。(下の図から、もう少し大きな画像にリンクしています。 予約先の住所・電話番号は私の判断で掲載時に消させていただきました。興味がある方はお問い合わせ下さい。)

 フルートの福永吉宏さんは、京都・バッハ・ゾリステンを主宰されている方なのだそうです。バッハのカンタータ全曲演奏をされているのですね。 これはお得なコンサートだと思います。もうちょっと日程が近くならないと行かれるかどうかわかりませんが、ちょうどクリスマスの日曜日のコンサート、行かれたらいいなと思っています。





 以前から何度かご紹介しているカーペンターブロックですが(下の図は今年の4月に掲載したものです)、

パリのルーブル装飾美術館というところの、おもちゃギャラリーの19世紀から現在までのおもちゃコレクション12,000個の中に加えられることになったのだそうです。(詳しくはこちら。)おめでとうございます。





 キーボードの[ESC]キーの反応がおかしくなってきたので、ちょっとキートップを外してお掃除することにしました。

図 1 図 2

 だいぶ埃がたまっていました。(写真は、これでもかなり埃を取り除いた後に撮ったものなのです。) これでキーの反応がよくなって、とても快適になりました。

<おまけのひとこと>
 先日、久しぶりにリコーダーの楽譜のリクエストをいただいて、嬉しくなっています。リコーダーのページもたまにはデータの更新をしたいところですが、なかなか・・・。






11月9日(水) Posit 一手詰

 ここ「あそびをせんとや」の公開を始めたのは2001年の2月なのですが、そのときの最初の「目玉」として用意していたのが、Posit(ポジット)という二人用ゲームでした。

一手詰問題1
一手詰問題2
一手詰問題3

 先日、このPositのプログラムに関するお問い合わせをいただいて(ありがとうございます)、まだ御返事を書けていないのですが(すみません)、もう5年も前に書いたソースを久しぶりに眺めてみました。

 まずはこのゲームの「勝ち方」を知っていただくために、一手詰の問題をいくつか用意してみました。わかっている方には簡単すぎてつまらないと思います。お試し下さい。ルールや使い方はPositのページをご覧下さい。

<おまけのひとこと>
 今日は更新が遅くなってしまいました。






11月10日(木) StarWars の TIE-Interceptor のペーパーモデル(簡易バージョン)

 下の子がスターウォーズが好きで、自分でいろいろなWebを検索して眺めたり、図書館で本を借りたり、お小遣いでLEGOブロックのスターウォーズの小さなセットを買ったりしているようです。そこで、ペーパークラフトをちょっと探してみました。

 できれば本人に作れるものを、と思って、易しくて見栄えがするものを探したのですが、なかなかみつかりません。とりあえず、こちらに紹介されていた、TIE-Interceptor の簡易版という pdf を2つ、ダウンロードして作ってみました。それぞれ1ページのファイルです。

 本人用にはA4サイズの紙2枚に印刷してやりました。工程を確認するために私も作ってみようと思って、自分はA4サイズ1枚にちょうど納まるように、2ページを割り付けて印刷しました。先日、一時間ほどかけて作ってみたときの写真をご紹介します。

図 1 図 2

 このモデルは簡易版ということで、本来は球状の部分を準正多面体である小菱形立方八面体(斜方立方八面体)で表現しています(図1)。

図 3 図 4

 この大きさで印刷すると、小さなパーツはかなり細かくなります。カッティングマットの方眼のマス目と比べてみてください。

図 5 図 6

 完成したところ。まだボンドが固まっていないので、へなへなです。

 簡易版とはいっても、小学校低学年で作るのはちょっと大変かもしれないなと思いました。

<おまけのひとこと>
 ペーパーモデル作りも楽しいですね。






11月11日(金) 協調と裏切

 いつも楽しく拝見している blog “ろくはロッパの・・・”で、協調と裏切という話題が出ています。学生さんの演習の課題なのだそうですが、ソースコードが公開されていて、とても面白そうだったので、昨夜さっそくソースコードをダウンロードして30分ほど遊ばせてもらいました。ゲーム理論の話は以前に何か書いたはずだと思って探してみたのですが、じゃんけんの戦略の話とか、アンダーカットというゲームの話などは書いたことがあったのですが、この手の話の基本である今回のパターンの話はそういえば自分では書いたことがなかったなあと思いました。

 一応ルールの概略をメモしておきます。


 概要
	・二人対戦ゲームである。
	・じゃんけんのように、手を選択して出して勝負する。 
	・選択できる手は「協調」か「裏切」のどちらか。

 得点は、
	「協調」-「協調」 なら 5−5
	「協調」-「裏切」 なら 0−3
	「裏切」-「裏切」 なら 2−2

 対戦相手は、アルゴリズムが公開されている10パターンと1000回ずつ。 

	No.1,2,3,6,7 ・・・ 決まったパターンの手を出す
	No.4,5    ・・・ 決まった確率で手を出す
	No.8,9,10   ・・・ 特定のアルゴリズムで手を決める

 とりあえず対戦相手のアルゴリズムを見ないで、この手の話ではよく出てくる戦略を書いてみると、私の環境では 3388点 でした。 学生さんの課題ということなので詳細は書きませんが、その後、試合の結果の出力を眺めて作戦を考えて、2回目の挑戦では 3505点 。 ちょっと直して3回目は 3561点 で、ここで対戦相手のソースを見てしまうことにして、それに対応してしまうことにしました。その結果、汚いプログラムですが、4回目が 3761点 で、実はこれは意図したアルゴリズムになっていなかったことに気がついて、ちょっと手直しして 5回目に 3845点 が出たので、これで満足してやめることにしました。

 もっといろいろコメントしたいこともあるのですが、もしも万一、演習の邪魔になるようなことがあったらいけないので我慢します。(とはいえ、そんな心配もないかとは思いますが。) 楽しませていただきました。ありがとうございました。

<おまけのひとこと>
 もちろん、さらに「ずるい」技を使う方法もあります。 ただし、結果のテーブルを上書きしてしまうとか、そういう「ルールを破壊してしまうような方法」ではありません。(もちろんこのプログラムでは毎回対戦するごとに得点を加算してゆきますから、仮に結果を上書きしてしまったとしても、それによって過去の対戦の結果のスコアが覆ることはありませんが。)その場合でも、理論上の最高スコアは3970点くらいだと思います。
 それにしても今回の課題の利得行列は、課題ということでよく考えられていると思いました。(実は、利得行列を書き換えて、自分の1回目〜5回目のプログラムと対戦させて、得点を調べてみました。それはそれでおもしろい結果でした。)

 明日の土曜日は、午前中が子供の学校の土曜参観で、午後はPTAの親子作業があります。(こういう日が春と秋と年に2回あります。) その準備の一環として、「くるみぞうきん」を提出しないといけないことになりました。(これも例年です。) くるみの油で廊下などを磨くためのもので、だいたいくるみ5個分くらいの中身を、ちょうど「てるてるぼうず」の頭に詰めたようなものをつくります。といってもくるみが拾える人ばかりではないので、そういう場合は知り合いからくるみをわけてもらったり買ったりします。うちは今年は農協で買いました。20個くらい入っていて200円でした。「おにぐるみ」のような小さくて殻の固いものが多いので、割るのは大変でした。






11月12日(土) くるみ

 昨日の<おまけのひとこと>に書きましたが、先日くるみを買ってきました。生産者直売のコーナーにあったもので、きれいに選別されたものではないので大きさも種類もまちまちですが、値段は安くてお得です。図1は、しばらく割り進んでから思い立って撮った写真で、これが買った全部ではありません。

図 1

 くるみを1つずつ割っていったら、おもしろいかたちの実が1つありました(図2、図3)。

図 2 図 3

 どこが珍しいか、わかりますか? 

 中身の実の様子がどうなっているのか興味があるのですが、まだ割ってみていません。こんなかたちの実がどのくらいの割合で出現するのか知らないのですが、初めて見たような気がします。

<おまけのひとこと>
 珍しく土曜日の更新です。

 今日は午前中は参観日で授業を見に行って、親は一旦お昼を食べに帰ってきて、午後はもう一度学校に親子作業に行きます。(子供たちは給食があります。)地区ごとに作業の内容の分担があって、毎年変わっていくのですが、今年はうちは「ウサギ小屋の冬囲い」だそうです。軍手・はさみ・カッターナイフ・ペンチを持ってきてくださいとのことです。






11月13日(日) ブロックによる動物

 いつも楽しみに拝見しているblog あるが's てくにっきで、しばらく前に「レゴで作る動物」というシリーズが掲載されていて、感心して眺めていました。LEGOというブロックは本当にパーツの種類が多いですね。

 私が贔屓にしているカーペンターブロックというブロックは、パーツの形は7種類しかありません。私はセンスがないので、幾何学的な構造しか作れないのですが、このブロックはたった7種類でも、センスの良い方が作るととてもそれらしい、美しいものができて感心します。

 CARPENTER BLOCK 遊び空間というblog があるのですが、ここに、金城さんというデザイナーの方が、動物の作品の造り方を掲載されています。一番新しく紹介されている「ダックスフント」がとても気に入ったので、自分でも作ってみました。

図 1 図 2

 以前、この「カーペンターブロック」で微妙な角度を作っていると、まるで粘土細工をやっているように感じると書きました。 今回、金城さんがデザインされている動物たちを見ていると、そのパーツの少なさや、直線的な造形なのにその動物らしさを上手に表現されている様子が、まるで優れた折り紙作品のようだと感じました。

<おまけのひとこと>
 今日は地区の文化祭があって、上の子が学校の合唱クラブで出演しました。






11月14日(月) マジックスネーク、他

 カーペンターブロックの動物に触発されたというわけではないのですけれども、1ヶ月ほどまえに2〜3のパターンをご紹介したマジックスネークで、ちょっとした具象物を作ってみました。 小枝のついた「バラの花」のつもりです。

 いつも見せていただいてる濱中さんのページの【過去の表紙71】 snake cube:プロペラに、このマジックスネーク(旧名称ではスネークキューブ)のCG(コンピュータグラフィックス)が作れるシーンファイルが公開されているのを利用させていただいて、この「バラの花」のパターンをCGでも作ってみました。これ、とっても便利ですね。公開して下さって本当に感謝します。ありがとうございます。

図 1 図 2

 ちゃんと自立しているところや、花の部分のかたちが気に入っています。でもなんだか既に誰かが作っていそうな形ですね。しばらくはこのかたちで飾っておこうかなと思っています。



 これも先日ご紹介した、スターウォーズの関連のペーパーモデルですが、一応相談には乗りましたが、下の子ががんばってひとりで仕上げてくれました。先日私が作った小さなほうと並べて写真を撮ってみました。

図 3

 私がこの年のころには、こんなふうに作れたかどうか怪しいものだなと思いました。

<おまけのひとこと>
 最近、「あそびをせんとや」にコメントして下さることの多い blog ろくはロッパの・・・で、11月13日の違う楽器という記事(という呼び方でいいのでしょうかblogの場合)で、先日載せておいたmp3ファイルについても書いていただきました。本当にありがとうございます。
 普段弾いているピアノではなくて電子チェンバロを弾いてみたときのお話ということなのですが(イタリア協奏曲や平均律を収録されたそうで、そういう曲を演奏できる技術が羨ましいです)、私は逆に最近は普通のピアノが弾けなくなっています。(もともと下手だったのですが、さらに下手になった。)
 昨日は久しぶりに会社のピアノの同好会に顔を出させてもらったのですが、ショパンとかラヴェルとかムソルグスキーとかをばりばり弾いている中にまじって、誰も知らないようなヘンデルの組曲とか(「調子の良い鍛冶屋」とかではなくて)、そもそも作曲家名も誰も知らないようなスヴェーリンクとかを弾いて来ました。






11月15日(火) 魚のペーパーモデル

 先日のスターウォーズのペーパーモデルに続いて、もう1つ、ペーパーモデルのご紹介です。といっても今度はぜんぜんジャンルが違います。Kei Craftのごとうけいさんのデザインされた魚のモデルです。(このページではなくて、別のところからダウンロードしました。)

図 1

 ナマズの仲間のような魚です。「ねこぎぎ」というんだそうです。普通にA4の紙に印刷するのではなく、半分のA5の大きさに印刷してみました。厚い用紙を使って小さく印刷してしまったため、作業はちょっと大変になりました。(パーツの合わせ目がちょっと変です。)

図 2 図 3 図 4

 (だいたい)横、前、上から見たところです。ひげの先から尾の先までで10cmくらいありますが、細かいパーツはかなり小さくて、きれいに形を整えるのが大変でした。1時間半くらいかかったでしょうか。小ぶりなサイズが気に入っています。

<おまけのひとこと>
 今週は毎日いつもより早く家を出なければなりません。というわけで今日は、オリジナルではないものを作ってみました、という写真の紹介だけになってしまいました。これも、実際に作ったのはかなり前です。






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