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 燃費向上挑戦者への50の質問(改)

 消失点よりというサイトがあります。いろいろと面白いテキストが揃っているお気に入りのサイトなのですが、こちらのVPエッセイ雑記考48に、「燃費向上挑戦者への50の質問(改)」というのが発表されていました。これはもう私のためにあるような質問だ!と思って、さっそく答えてみることにしました。

 ちなみに私の車は 5MTの4WD の軽自動車で、車体重量は 680kg、エンジンは 660cc で 40PS という車です。10万5千キロほど走っています。4ナンバーの貨物です。

 それでは「50の質問」への答、はじめさせていただきます。



1.常に流れを読む運転を心がけている

 Yes. 当然です。

2.出来れば自分の流れに周囲を巻き込みたい

 うーむ、そこまでずうずうしくはなれませんが、思いがけない割り込みや、前の車が急ブレーキをかけて道の左右の駐車場などに入ろうとするときなど、計算外のブレーキを踏まなければならなくなると、「(熱エネルギーにかわってしまった)私の運動エネルギーを返せー、あーもったいない」と思います。

3.車間距離は多めにとる方である

 Yes. ただし割り込みによる急ブレーキのリスクがある場合は車間を詰めます。

4.大型車の後ろは、前方状況が分かりにくいので嫌いだ

 おおむねYesですが、大型車は発進が遅いので、アイドリングストップ状態から自分の発進が遅れても置いていかれないので、まあいいかなと思っています。

5.しかし高速道路では大型車の後ろにつき、風よけに使う

 Yes. 適切な速度で走行している大型車は、高速道路のペースメーカとして理想です。

6.高速道路で、後続車が追い抜いてくれないと、自分が不必要に速度を出しすぎているのではないかと不安になる

 Yes. いつ何時スピード違反の取締りをしていても、まったく怖くありません。

7.赤信号が見えたら、ニュートラルが基本だ

 ここのところが私は技術的によくわかっていなくて、ニュートラルだとアイドリングの燃料を消費するはずですが、エンジンブレーキがかかっていると燃料カットしてくれるのでしょうか。(高いギアだけ?)そう信じていつもエンジンブレーキで減速して、ニュートラル走行をしないように心がけています。もちろんアクセルは踏みません。

8.赤信号に向かって惰性で転がしていて、30km/h以上の状態からブレーキを踏まなければならなくなると、その日一日ブルーだ

 Yes. 無茶な割り込みでもない限り、 30km/h でブレーキを踏むなんてそんなもったいないことできません。

9.赤信号に向かって惰性で転がしていて、見切りそこないでギアを入れなければならなくなると、生きていてすみません、という気分になる

 Yes. アクセルを踏まなければならなくなると、「あー・・・失敗した・・・へたくそ、未熟者!」と思います。

10.通勤ルートの信号機のパターンなら俺に聞いてくれ

 Yes. 基本です。

11.「相対速度」という文字に反応する

 Yes. 気になりますね。

12.「空気抵抗」という文字に反応する

 Yes. とっても気になりますね。

13.「残量」という文字に激しく反応する

 あはは。 前回の給油からこの走行距離で燃料計の針がこの角度というのはまずいな・・・などと思います。

14.ニュートラルで転がすために下り坂はある

 Q7 に関係しますが、ニュートラルだとアイドリングの燃料消費があるので、エンジンブレーキが基本と思っています。さらに、エンジンブレーキの効きをよくするためにエアコンを併用すると効果的です。

15.本当は下り坂ではエンジンも切りたいが、ハンドルが重くなるので切れず残念だ

 心情的には Yes ですね。でも、単に重くなるだけでなく、ハンドルがロックされてしまう・・・ ブレーキも重くなりますね。 やっぱりハイブリッド車の回生ブレーキが理想でしょうか。

16.下り坂でアクセルを踏むのは犯罪に近い

 Yes. 同様に上り坂でブレーキを踏むのは、冷凍庫で作った氷を電子レンジで加熱して溶かして室温にして飲むような「もったいなさ」を感じます。

17.終点まで一度もブレーキを踏まない運転が理想だ

 Yes.

18.機敏なシフトアップと、鈍重なシフトダウンが信条だ

 Yes. 「燃費にとって適切な」ギア選択ですね。

19.少しでも動いていれば当然、セカンド発進だ

 Yes. 貨物車なので、デフォルトがセカンド発進です。もちろん状況によってサード発進も使います。

20.もう一段、高いギアがあればといつも思う

 Yes. でも最近は「経済速度」に慣れてきました。

21.窓を開けると空気抵抗が増えるので開けない

 おおむね Yes.

22.けれどもちろん、夏でもエアコンは使わない

 ほぼ Yes ですが、下り坂等でエンジンブレーキをかけている状態のときのみエアコンのスイッチを入れます。エンジンブレーキの効きがよくなります。

23.忍耐強いほうだ

 No. 「我慢」は(おそらく)苦手です。 楽しんでやっていることは「我慢」ではありません。

24.AT車はエネルギーロスが多くて嫌いだ

 Yes. 嫌いな理由はエネルギーロスだけではありません。でもMTの4WDの車は、選択肢が少なくて悲しいです。

25.え、ATって互換機じゃなくて自動車のことですか

 ATっていったら少なくとも私はPC-ATだと思います。(古い)

26.通勤中、高確率でエンジンを切る信号が2つ以上ある

 Yes. 通勤距離が片道40km以上もあると、2つだなんてそれっぽっちじゃありません。

27.簡単なアイドリングストップスイッチが欲しい

 No. 機械はシンプルなのが好きです。既存のインタフェースを使いこなすほうを選びます。

28.夜アイドリングストップをするときに、ライトを切るかいつも迷う

 Yes. 信号待ちの列の最後尾のときなど、迷います。

29.しかし結局ライトも落とす

 Yes. (なんでわかるんですか?) 最後尾のときは、後続車が接近してきたときにはフットブレーキを踏んで制動灯を点灯させるようにしています。

30.エンジンオイルの潤滑状況に気を使っている

 Yes. エンジンを高回転で回す軽自動車なので、3000km ごとの交換が基本、と思っています。でもできるだけ回転を上げないように努力はしています。

31.運転中、メーター周辺を常に気にしている

 Yes. といってもトリップメータとスピードメータ、燃料計くらいしか見るものはないのですが。(タコメータがないのが心残り)

32.タイヤの空気圧は、高めに設定している

 Yes. 乗り心地はともかく、転がり抵抗が少なくなって燃費向上に貢献していると信じています。

33.ギアチェンジは1500回転未満でするものだ

 Yes. 低いギアで引っ張る運転はしません。

34.少しずつ、愛車の低速トルクが太くなっている気がする

 Yes. そうかも。ま、たかがしれていますが。

35.論理的な推論から、間違った結論に達することがよくある

 う〜む・・・ ノーコメント。

36.満タンにすると重くなり、燃費が下がると思いながら、燃費計算のため泣く泣く満タンにしている

 Yes. そうなんです、この矛盾。でも燃料消費計なんてつけたくないし。

37.車に荷物を積む、ましてや人を乗せるなど論外である

 Yes. 私の車は貨物車なんですが、最近特に荷物を載せたくないのです。

38.出来れば自分すら乗せたくない

 Yes, いや No. さすがに自分は乗らないと。でも体重は減らすといいかも、と真剣に思ったりします。

39.誤差を少なくするため、ガソリンは常にセルフで給油口ぎりぎりまで入れる

 No. セルフはちょっと・・・

40.給油警告灯が点いてからが燃費向上の本当の勝負だ

 No. 気が小さいので給油警告灯は点灯させないようにしています。

41.実は、ガス欠の経験がある

 No. でも「これはやばい」と思ったことは2度ほど。

42.時々、キャブレターの気持ちになっている自分に気がつく

 Yes.

43.時々、エンジンの気持ちになっている自分をかわいいと思う

 Yes. いつもエンジンの気持ちになっています。

44.燃費を気にしてから、運転中周囲の状況により注意するようになった

 Yes. いかに無駄なブレーキやアクセルを踏まないか、が勝負です。

45.結果的に安全運転をしているような気がする

 Yes. え、だって安全運転ですよね?

46.安全運転の意味を大きく取り違えている

 Yes. まあスピードの出しすぎとかよりずっといいじゃないですか、地球にも優しいし、ねえ。

47.アクセルは「踏む」ではなく「触る」が正しい表現だ

 Yes. 薄皮一枚の感覚ですね。高速道路(うちのあたりは山岳高速なので80km/h制限)で、いかに80km/hを維持しつつ、踏み込みを減らせるかが重要です。非常にデリケートなアクセルワークが要求されます。

48.信号の先頭や、本線への合流は、強めの加速をしなければならないので出来るだけ避けたい

 まあ合流を避けるわけにもいかないので、車間を調整して、いかに手前からゆっくり加速するかを考えて走っています。

49.燃費向上は、ゲームである

 Yes. とても面白いゲームです。

50.何でもゲームにしてしまう、悪い癖がある

 Yes. 「あそびをせんとやうまれけん」 (でも「悪い」癖だとは思っていません。)



 いやー楽しませていただきました。新車のマニュアル車の比率が5%を割ろうかという昨今、こんな話を面白がって下さる方がどのくらいいらっしゃるかわかりませんが、やっぱり車はマニュアルだよね、と思います。

 「燃費向上」というのは、車という道具の性能(のうちの一面)をとことん追求するもので、カタログスペック以上の数値が出せたりすると、とても嬉しいものです。

 特にマニュアル車に乗っていらっしゃる皆さん、「燃費向上」やってみませんか? 赤信号で停車するのも高速道路で追い越されるのもちっとも気にならない(どころかむしろ嬉しい)という、余裕の運転を身に着けることができます。お勧めです。

 (最後に蛇足ですが、「安全第一」です。燃費向上運転をしていると、ほとんどの場合、より安全な運転になっていることが多いですが、それでも安全のために、燃費が悪化するような操作をすべき瞬間というのは当然あるわけで、それを一瞬たりともためらうようでは燃費向上に挑戦しないほうがいいです。)

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2006.06.27 hhase