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セカンド

 たとえばパソコンを買う。車を買う。家や土地を買う。同じ予算であったら、予算内でできるだけよいもの・自分に合ったものを買いたいというのは誰しも考えることだと思います。

 たとえばパソコンを例に考えてみましょう。予算が20万円あったとします。(余談ですが、私は20万円以上するパソコンを購入したことは、今までの人生において1度しかありません。もう10年以上前になるでしょうか、EPSON PC-286LEというラップトップ機でした。本体重量6.6kgにもめげず、嬉しくていつも背負って歩いていました。それ以後、自慢ではありませんがパソコン予算に10万円以上なんてあったためしがありません。)この20万円で、それなりのスペックのデスクトップ機を購入することもできるでしょう。まあまあのスペックのノートパソコンを購入することもできると思います。でも、私ならばかなり安価な据え置き型1台と、旧型でいいからとにかく安いノート型1台がいいなあと思ってしまうのです。

 たとえば車を例に考えてみましょう。予算が200万円あったとします。(余談ですが、私は自分で新車を購入したことは1度しかないのですが、予算はこの半分以下でした。)この200万円を頭金に、高価な車を購入する方もいるでしょう。あるいは、車両本体価格はもう少し低い車を選択し、さまざまなオプションをつける方もいるでしょう。でも、私ならばリッターカーと安価な軽自動車の2台のほうがいいなあ、と思ってしまうのです。

 たとえば住宅を例に考えてみましょう。予算が2000万円あったとします。(余談ですが、・・・やめましょう。)これを頭金にローンを組んで、マンションを購入したり住宅を建てたりすることができるかもしれません(よく知らない)。でも、私ならその予算を3対1くらいに分割して、小さくていいのでウィークデー用の家と、うんと小さくていいから週末用の小屋が欲しいなあ、と思ってしまうのです。

 まあパソコンくらいならばともかく、車は一度に1台にしか乗れないし、家も一度に1軒にしか滞在できません。同じ予算ならば2つに分けてしまうと無駄も多いし維持費もかかることもわかっているつもりです。(第一もともと予算の見積もりが少なすぎますね。)でも、貧乏性っていうんでしょうか、2つある、ということにとても憧れがあるのです。

 こんな私でも、なんでも2つ欲しいっていうわけではありません。1つなら嬉しいけど2つあったら困りそうなのは

  • 雛人形:会社の人で、双方の実家から7段飾りを貰ってしまった方がおられるそうです。どうするんだろう。
  • 仕 事:根が怠け者の私は、仕事は1つで充分。サイドビジネスなんてごめんです。
  • 配偶者:・・・・・

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    2001.02.26 hhase