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5月4日〜7日 <佐渡島 フラワートレッキング>-1

事前準備
◆宿泊予約・・・ドンデン山荘と両津港の湖畔の宿「吉田屋」 ダブルで予約。4/29の天気予報で最終決定し、一部キャンセル
◆虫除けネット購入・・・直前に山百合子さんに虫が多い事を教えてもらう。トクホンを帽子に貼るだけでも効果ある、とのことだったが、トクホンは我が家にはない。虫除けネットを買って持ってった。
◆ドンデンライナー予約
◆路線バスの時刻、料金を調べる・・・今回4回利用
◆2泊目の旅館に荷物を送る・・・今回車は新潟港に置いて行ったため。
◆新潟港の駐車場確認・・・朱鷺メッセの駐車場「E」利用 フェリー利用だと一日1,500円のところ、800円になる。

1日目 5月4日 新潟港〜両津港 ドンデンライナー利用 アオネバ登山口〜〜ドンデン山荘(泊)
2日目 5月5日 ドンデン山荘〜マトネ〜平城畑〜石花(いしげ)登山口〜大佐渡自然歩道入り口 路線バス利用  佐渡加茂湖温泉 湖畔の宿吉田屋(泊)
3日目 5月6日 吉田屋〜タクシー利用  白瀬登山口〜金剛山平手前(770m地点)〜白瀬登山口〜白瀬バス停 路線バス利用   吉田屋(泊)
4日目 5月7日 吉田屋〜(ホテルのバス利用)〜両津港 〜 新潟港 路線バス利用 大野亀〜ニツ亀〜弾崎灯台〜藻浦入り口バス停 路線バス利用〜両津港〜新潟港 帰宅

青字:歩いたところ   :花が咲いていたところ

前日
家を夕方5時に出発。
上信越道で渋滞にはまるものの、、ハイウエイアオシス「あらい」(道の駅あらい)の「きときと寿司」の営業時間に間に合った。
お店の営業時間は9時までで、祝日だったので混んでた。
北陸自動車道の黒崎PAで寝る。

1日目 5月4日 新潟港〜両津港(2,320円/一人) ドンデンライナー利用(500円/一人) アオネバ登山口〜ドンデン山荘(泊)

黒崎PAを5時に出て、新潟港の朱鷺メッセ駐車場到着5時半。
佐渡汽船のカーフェリーに車を乗せると、我が家の車(4m〜5m)は往復で31,000円もするので、今回車では行かない。
一般旅客運賃は2等で片道2,320円、フェリーに乗ってる時間は2時間半。
  (ジェットフォイル利用だと運賃は10,660円とこれまた高いが、乗車時間は約1時間)
新潟港6時発、8時半両津港に到着し、8:50発のドンデンライナーに乗り、「アオネバ登山口」到着9:05、料金は500円。

佐渡には季節により花観賞ライナーバスがあって、「いしげ・雪割草ライナー」、「金北山ライナー」、「カンゾウライナー」などあり、車で行かなくてもこういったバスを利用すれば不自由ない。かえって、車を置いた場所に縛られること無くトレッキングできる利点があると今回思った

今回の楽しみの一つ。
4月に松本のICIで買った「ドイター」の35+10gのおニューのザック。

こだわり その-1
ザックの外にポケットがあること。
  ・・・ここには銀マットを入れて、休憩の際に使用。雪の上や冷たい石の上、ベンチに座る時もこのマットがおおいに役立つ。その都度中から出すのは手間なので、外に入れられるのがベスト。
こだわり その-2
2気室であること。
  ・・・レインウエアやスパッツなどを入れるのはここ。
おまけ
ウエストベルトに携帯電話が入った。
カメラを変えてからウエストポーチに入らなくなってしまっていたため、ウエストベルトに入れられるのはとっても便利。
行きは35gで使用、最終日は、手荷物を減らすためそれまでの着替えを入れ、45gにした。

・・・そして、いよいよフラワートレッキングの開始
あまり早く登っても雪割草がまだ咲いてないかもしれないので、まだ30分くらい時間をつぶすって言ってたペーターを説得し(笑)、9:40に出発。
ちなみに登山口には立派なバイオトイレが二基あり。
トイレに向かって30分も時間つぶすのより、花を見て時間をつぶす方がいいこと間違いなし。

登山口には、キクザキイチゲやすみれが咲いていて、すぐのところからはエンレイソウにニリンソウ、エゾエンゴサクが咲いていた。
新緑の中のつくしもきれいだった。
そして、まだ咲いている山桜に、青空、新緑がパッチワークみたい。

前半に佐渡に来てた矢車草さん(by 山と野と)からレインパンツとスパッツ履いてた方がいいかも、って教えてもらってた。
天気はいいので、スパッツだけ着用した。
ところどころぬかるみはあったので、途中からつけるより、最初から着用してて良かった。
聞いてた通り、長靴履いて登って行く地元らしき人も多かった。
花は遅いと思っていた福寿草はまだ咲いていて、早いと思っていたシラネアオイはすでにたくさん咲いていた。
エンレイソウも多く、ガクが日の光で透き通りきれいだった。


渓谷歩きなので、川の写真を一枚  花はシラネアオイ

とにかく、緑がきれいで、花が多い。時間はたっぷりあるので、思い残すことがないように、見逃すことがないように登る。


今回好きになったエンレイソウ


アマナかな?


キクザキイチゲ ブルーも沢山咲いてた


福寿草


エゾエンゴサク


そして雪割


この花のところが中間地点の「落合」で登山口から0.7kしかないのに、すでに11時。
ここでお昼にした。

それまでも咲いていたけれど、落合から上も花々のオンパレード。


シラネアオイ


雪割草


雪割草


雪割草


雪割草


カタクリ 佐渡のカタクリは葉に黒い斑がない


雪割草


アオネバの由来になっている、青い粘土質の土

落合〜ユブ、そして「アオネバ十字路」に着いたのが14:40で、左は金北山への縦走路、右に折れるとドンデン山荘。
ここから山荘まではずっと雪で、登山道沿いはふきのとう(小さいのから大きいのまで)がたくさん。どんなにか採りたかったけれど、帰るのはまだ先なので断念。
代わりに(?)最終日にわらびを沢山採って帰宅。

ドンデン山荘到着は14:20
標準コースタイム2時間のところ、4時間以上かかっていた。それだけ花を堪能してきたって事なんだな〜。


山荘前の案内板。なんとここから剱岳、白馬岳まで見えるらしい。(驚)

山荘とは言うけれど、中はこんなにもきれいで、備え付けのタオルはないもののお風呂もあれば、浴衣もあった。
部屋の中には二段ベットが2つあるものの、よっぽどのことがない限り相部屋にはならないようだった。
お風呂に入った後、生ビールを飲んで・・・

4時頃外に出たら両津がきれいに見えていた。
左が海(両津湾)、右が加茂湖。中央が両津の街。明日はあの中心に泊まる。
6時から夕食で、この日はおしまい。

2日目 5月5日 ドンデン山荘〜マトネ〜平城畑〜石花(いしげ)登山口〜大佐渡自然歩道入り口 路線バス利用(途中乗り換えあり、1,430円/一人)  
佐渡加茂湖温泉 湖畔の宿吉田屋(泊)

朝食は6時半から。
山荘のすぐ後ろにある尻立山まで登ってみようかと思っていたらガスがかかっていたので、止めて、アオネバ十字路に向かって出発、7時半。
山荘の人の話しによると、雪が多く石花(いしげ)へ下る道がわかりにくいかもとのことだったが、前日お風呂で一緒になった人が石花から登って来たって言ってたので、大丈夫だろう。その方以外にも20人位の団体が登っていたってことだったし。


アオネバ十字路から先はこんな感じ


雪がないところはカタクリの群落、でもまだつぼみ。きっと一斉に咲くだろうから、その時はさぞかしきれいだろう。

ゆっくり歩いてきて、1時間半で今回の山旅の最高峰になる「マトネ」937mに到着。


広々したところだったけれど、新緑にはまだまだ遠い。

マトネから20分ほど下ったところが、金北山と石花への分岐で、そこがまた青粘(アオネバ)になっていた。
そして、分岐から下に花が登場。
咲いている花はもちろんいいけれど、こんなまだ小さい蕾がなんともかわいらしい。

    
カタクリ キクザキイチゲ(白) キクザキイチゲ(青)


踏まれてしまいそうなところに咲いている雪割草


金北山は雲に隠れてた

このあと、平城畑まで、雪割草、福寿草、カタクリ、キクザキイチゲなどが咲いていた。
ザゼンソウも2株ほど発見。


雪割草


雪割草


福寿草とカタクリ

花観賞ライナーバスの中でも「いしげ・雪割草ライナー」は4月ですでに運行を終了しているだけあって、平城畑から石花へ下る道の花はもう終わり。
石花登山口で休憩した後、車道を下り「大佐渡自然歩道入り口」まで行き、この日の歩きはおしまい。
バスが来るまで40分くらいあったので、目の前にあったお店でアイスクリームを買い海岸で食べながら時間をつぶす。
そして路線バスに乗ってまず相川へ。30分くらい乗って、630円/一人(だったと思う)。観光客が5人ほど乗っていた。
相川で20分待って両津行きのバスに乗る。約1時間、800円で、宿泊先のホテル到着5:30。

ホテルはインターネットの口コミで選んだ「湖畔の宿吉田屋」
お風呂は別館の1階が内湯で、屋上に露天風呂。
食事は部屋で、と言うので6:45からお願いしたが、お風呂の時間がちょっと忙しかったので、もうちょっと遅くしておけば良かった。
食事は食べきれないほどの量で、なるほどこれが口コミで評判なわけか〜と感心する。鍋は牡蠣、おそらくカモ湖で養殖されたもの、カニにアジの塩焼き。2時間近くかかって完食し、9時5分からロビーで行われた地元の民謡と踊りを見に行って10時頃就寝。

翌、朝食は7時からと言うので、この時点で7:34のバスに乗ることは断念。
ゆっくり食べて仕度してタクシーを呼ぼう・・・

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