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5月2日 比良山地初となる<武奈ケ岳 1,214m>を歩く

はじめに・・・
ホテルを予約して出かけようとした去年の千葉行き、今年の藤原岳、ともに天気が悪くキャンセルした。どうやらうちにとっては予約しない方が良さそうなので、このGWについても泊まることなんかはまったく考えていなかった。が、あまりにも天気が良さそうなので、泊まってみる???って思ったのが5月1日。
ネットで検索するも当然ながら空いていそうなところはなく、がっかりしていたところへ、三島に住むいくちゃんからメールが入り、こっち方面へ来るので会えるかな?って。
現金なものでとたんに日帰り予定で良かったって思え、初めての山+いくちゃん&すずちゃん会えることで、楽しみが倍増した。

歩いたコース 滋賀県高島市
ガリバー村 ⇒ 八淵の滝 ⇒ 比良スキー場跡 ⇒ 北比良峠 ⇒ 前山 ⇒ 金糞峠 ⇒ 八雲ケ原 ⇒ 武奈ケ岳(1,214m) ⇒ 北稜を下り ⇒ 広谷 ⇒ 大摺鉢 ⇒ ガリバー村
 

さて、行き先は日帰りではかつてない遠さの、比良山地で、片道333k。深夜2時半出発。


道の駅 しんあさひ風車村
 琵琶湖畔からちょっと入ったところにある

北陸自動車道の木之本ICで下車し、ガリバー村を目指す。途中、道の駅の風車、チューリップが満開だった。
ガリバー村出発7時半、八淵の滝経由のコースから、この時点では堂満岳に行くつもりだった。目的はシャクナゲの花。

↓赤線に白点線の箇所が危険箇所

魚止(うおどめ)の淵
障子(しょうじ)ヶ淵
唐戸(からと)の淵
大摺鉢(おおすりばち)
小摺鉢(こすりばち)
屏風(びょうぶ)ヶ淵
貴船(きぶね)ヶ淵
七遍返し(しちへんがえし)淵
で八淵の滝

この滝群、八つの滝があることからその名がついていて、危険箇所もあるようだったけれど、行って見ることにした。まずいきなり最初の「魚止めの滝」で川を渡るようになっていて一瞬渡れるかな?って思ってたら、後から来た観光客っぽい男性(ちょっとぽっちゃり系)がさくっと渡ったのを見て、なら私もOKって自信がつき渡ってみた。
案外と簡単だった。次の障子ケ滝手前には「この先通行止め」って標識があって、ここまで来てそれはないよな〜って思ってたところ先ほどの男性が難なく登って行ったので、私も続いた。見た目よりは怖くなく登れた。片手を離しさえしなければ問題なかった。


 障子(しょうじ)ヶ淵


貴船(きぶね)ヶ淵

大摺鉢から先もコースが分かれていて、小摺針、貴船ケ淵経由のコースを取った。危険箇所ありって言うだけのことはあったが、足場はしっかりしていて、それほど大変なことなく登れた。
とはいうものの、この滝コース遭難もあるところらしい。油断は禁物。
滝を過ぎるとシャクナゲの木が現れたが、花はまったくと言っていいほど咲いていなかったのと、(どっちかって言うと蕾もまだないくらい)、滝巡りに時間もかかってしまったので、目的の堂満岳は止めることにして(シャクナゲはどう見ても咲いていそうにないから)、とりあえず、琵琶湖が望める北比良峠まで行ってお昼にした。
新緑にも早そうだし、このまま下山でもいいかな〜〜っって思ったけれど、そうは言ってもせっかく来たので比良山系の最高峰を踏むか・・・ってことで、武奈ケ岳へ行くことに決定。この時間からじゃ、もう誰もいないだろうな〜〜と思いつつ。
ちなみに、琵琶湖は見えてはいたものの、霞んでた。残念。
金糞峠を経て八雲ケ原に向かう途中にイワウチワの群落があった。シャクナゲには早かったけれど、良しとしよう。



山頂到着2時15分、もう誰もいないと思ってたけど、4〜5人いて、更にまだ登って来る人もいた。
休憩後、北稜経由で下山することにした。広々して気持ち良さそうに見えたし、事実その通りでとても歩きやすかった。





下りは八淵の滝の「大摺鉢」のところだけを通った。
登りとは違った光が差していて、ミツバツツジの写真もまぁまぁきれいに撮れた、かな?
滝を通るコースでないと、実に歩きやすい道で、足に負担が来ることもなく、楽にガリバー村まで戻ることが出来た。
ガリバー村はGWだけあってキャンプする人が多く、みんなとっても楽しそうだった。


帰りは、高速に乗っても混んでいることは間違いないので、奥琵琶湖といわれているところの湖畔をのんびり通り夕日を見て、行きと同じ「木之本IC」から乗った。
奥琵琶湖畔にもキャンプ場がたくさんあったので、次に来るときはキャンプでもいいかな〜〜って思った。表と違って静かでいい雰囲気だったし。
高速は予想通り混んでて、関ケ原〜一宮あたりがのろのろだった。夕飯は恵那峡SAで食べたかったけれど、すごい混みように断念して、駒ケ岳まで行ったら、がらがら、恵那峡の混雑との違いは何なんだろう???
自宅到着は11時過ぎ、2時半に出発してから21時間、往復666k長い長い一日だった。さぞかし疲れたかと思いきや、翌日は普通に明るくなると目が覚める習性になってた、とさ。

さいごに
新緑にもシャクナゲにも早かったけれど、初比良山系の山だったし、滝めぐりは面白かった。いつか泊まりで最高の時期に行ってみたいなぁぁ。。。琵琶湖畔に泊まって。

翌、5月3日は予定通り、いくちゃん一家と会った。原村の「八ヶ岳自然文化園」で合流。すずちゃん、ご主人を残して、二人で富士見町にある私のお気に入りのレストランでランチ。
このレストランはシジュウカラさん&カケスさんとも行ったところ。新緑には早かったけれど、食事はおいしく楽しかった。
すずちゃんは自然園でサイクリングしたり、フィールドアスレチック、ラウンドゴルフなどで遊んでて、楽しかったみたい。当然ながら前回会った時よりずいぶんお姉ちゃんになってた。目が印象的だった。

5月4日 ヒカゲツツジ咲く <京ケ倉990m> 長野県生坂村

はじめに
武奈ケ岳はさすがに遠かったので、近場でいい山がないかな〜と検索してたところ、京ケ倉でなんとGW中はボランティアで送迎が出るとのこと。
まだ行ったことないし、ヒカゲツツジもちょうど見ごろを迎えているとのことで、これ最高じゃない?って思っていたところ、新潟の「坂戸山」ではカタクリが見ごろとのこと。
坂戸山はペーターが以前から行きたいと思っていた山。悩んだけど、近い方を選択。私は京ケ倉に行きたかったので良かった。

歩いたコース 
万平先の登山口(こや城跡) ⇒ おおこば見晴台 ⇒ 剣刷山(けんずりやま) ⇒ 京ケ倉(990m) ⇒ 大城(おおじょう) ⇒ はぎの尾峠 ⇒ 眠り峠口 ⇒ 眠り峠登山口 ⇒ 下生坂バス停 ⇒ (送迎) ⇒ 車を置いた地点へ戻る

あまり早いと送迎の申し込みができないみたいだったので、登山口に8時に到着。検索の通り、ボランティアの人たち(京ケ倉・大城を広く世に出す会・生坂村)がいて、送迎を申し込んだ。下生坂バス停1時半〜2時頃とのことだった。立派なパンフレットもいただいた。
見所はおおこば展望台直下から稜線出合いの区間とのこと。(ひらさん by ひらさんのHighトレッキング)

そして現われたヒカゲツツジ おおこば展望台直下だった。

おおこば展望台から on Mouse で 霞んで見えている北アルプス う〜〜ん残念。それでもこの時が一番見えていて、後は更に霞んでほとんど見えなくなっていた。

展望台直下だけでもすごいと思ったけど、その上が凄かった。登山道沿いずっと群落。
それはそれは凄い。以前行った坪山もとってもいいと思ったけど、それ以上かも・・・・(花が小ぶりな分だけ清楚なイメージかも(byひらさん)

いよいよ京ケ倉山頂が間近になって来た。稜線に出てからは尾根道で山頂手前には、馬の背/トドの背岩などがあったりしてけっこう楽しい。

そして山頂。立派な標識。ここは砂っぽくてお昼を食べる気にはならず、大城まで行ってお昼にした。
大半の人がそうしてたようだった。

大城から先は花はもうほとんどなく、非常に歩きやすい道を下り、バス停には12時半頃着いた。ちょっと早かったけれど、10人近い人がいたため送迎を出してくれて、楽に車まで戻ることが出来た。暑い日だったし、歩くとなると2時間近くかかるかな〜。

さいごに
自宅に帰って新聞を見るとちょうど京ケ倉の記事が出ていた。2007年から登山道を整備し始め、今年でほぼ終了したとのことだった。
おかげさまで歩きやすい道だったし、送迎までしていただけて、本当に感謝、感謝です。地元の方の京ケ倉を愛する気持ちがすごく良く伝わって来ました。ありがとうございました。

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